最近は幅広くゲームをプレイするようにしています。
和ゲーだけ無く、洋ゲーも守備範囲に含めているのですが、どうしても洋ゲーに対して、「既視感」というか「作業的」な印象を覚えてしまう瞬間があります。
こうした印象を持ってしまう洋ゲー特有の問題を再認識することと、それでも「面白い」と感じさせてくれる作品についてまとめておきたいと思います。
プレイ内容が単純過ぎる
・拠点の敵を倒せ(倒した数/倒す数)
・痕跡を辿れ
・単調な戦闘
・道端の困っている人を救え
・強化アイテムを拾え
こうしたプレイ内容を何度も繰り返しプレイさせられます。
ボリュームが多いとか、マップが広いとか、そうしたこと以上に単調で同じ行動の繰り返しはゲームへの没入感を阻害してしまいます。
それにも関わらず、往々にして多くの洋ゲーは上記のパターン化されたゲームプレイとなりがちであるため、「退屈」「飽きやすい」「つまらない」という感想に繋がるのだと思います。
サイドクエストが同内容
魅力的なストーリーのメインクエストでプレイするなら、ある程度耐えることができます。
しかし、箱庭的な1つの大きなオープンワールドであるが故に、同じような景観のロケーション内でほとんど同内容のサイドクエストを延々と繰り返すこととなります。
また、サイドクエストに関わる人が魅力的なキャラ設定でない場合、さらに作業感を加速させることになります。
サイドクエスト・サイドケースをゲーム内にうまく組み込んでいる作品の例を挙げながら比較していきましょう。
他ゲームの例
「お使いサイドクエスト」とは異なり、「機能向上サイドクエスト」や「先の見えない展開」とすることで、プレイヤーのモチベーションが幾分か上昇する例です。
最近プレイしたイース9では顕著で、サイドクエストをクリアすることで、「武器強化」「購入アイテム拡充」といった拠点の機能が向上する等のメリットを享受できます。
また、ジャッジアイズやロストジャッジメントでは、拠点の機能向上等は無い一方、サイドクエスト(サイドケース)の話自体が作り込まれていて、「どんな話なのだろう」というワクワク感を呼び起こします。
これらに対し、ある種テンプレート的な洋ゲーは「ああ、メリットも無いし、またあのパターンね」という「結果が予想できてしまう」ことでの「つまらなさ」が見てとれます。
レベルデザインとゲーム性
任天堂で最も有名で安定感のあるIPである「スーパーマリオ」シリーズではステージごとに異なるロケーションが用意されていて、ロケーションごとに異なるアクションが可能です。
段階的なレベルデザインが、ゲーム性と見事にマッチしているからこそ、プレイ中ずっと「面白い」と感じさせてくれるのだと思います。
洋ゲーは「スキル解放」をレベルデザインと認識しているきらいがありますが、単調なゲーム性を見直すところから始めてくれない限り、いわゆる「洋ゲー」というジャンルからの脱却は難しいかもしれません。
それでも楽しめる洋ゲーは?
勧めることができる洋ゲーを選定するのはかなり難しいところです。
僕がこれまでプレイしてきた中で、「これならおすすめできる洋ゲーだな」と言えるゲームは以下のタイトルです。
※FPSは基本的にプレイしないため、選定対象外としています。
ゴーストオブツシマ
最近、ディレクターズカット版が発売された海外製の和風オープンワールドゲームです。
「洋ゲー」への苦手意識を持っている方にも、ぜひプレイしてほしいと思えるほどの作り込みで、対馬の世界観にどっぷりと入り込むことができる作品だと言えます。
ウィッチャー3ワイルドハント
累計100時間を優に超えるボリュームでした。
しかし、飽きることなくプレイし続けた結果、気づけば100時間を超えていたという感じです。
主人公ゲラルトはよく話すタイプのハードボイルドな男性ですが、彼に感情移入ができるようになる頃にはやめ時を失うほど。
PS4版だけでなく、ニンテンドースイッチ版も発売されるほどの人気作ですので、興味があったらプレイしてみることをおすすめします。
スカイリムーThe Elder Scrolls Ⅴー
いつプレイしても満足できるボリューム豊富な洋ゲーと言ったら「スカイリム」を外すことはできません。
僕自身、プレイ開始時は「え、、、なんだろうこの、、、バタ臭い感じ」と困惑したほどですが、実際にプレイし始めたら、毎日ニンテンドースイッチを手放せないくらいにどハマりしたゲームです。
「MOD前提」と揶揄されることもありますが、初見プレイであればバニラでも十分以上に楽しむことができます。
アサシンクリードオデッセイ
もはや「アサシン」と言っていいのか疑問を隠せない作品ですが、普通に良作です。
元々アサクリシリーズは未プレイでしたが、本作の評判の高さを信じて試しに遊んでみた結果、しっかりと全クリアするまで楽しむことができました。
スパイダーマンマイルズモラレス
「移動が楽しいオープンワールド」といったら、スパイダーマンマイルズモラレスを挙げることができます。
どうしてもオープンワールドは移動が退屈になりがちです。
しかし、本作はスパイダーマンというキャラクターの特徴を活かした快適な移動ができるゲームデザインとなっています。
ラストオブアス2(ラストオブアス無印)
かなり賛否両論な作品ですが、個人的には太鼓判を押しておすすめしたいゲームです。
ラストオブアス無印から一転、かなりダークで重いストーリー展開となりますが、心が揺さぶられるほどのドキドキ・ワクワクを体験できる数少ない作品だと言えます。
綺麗事だけではない、現実味のある内容のせいで、プレイ後はしばらく放心状態でした。
まとめ
単調で作業的なプレイ感が強い洋ゲーは多いものの、一定以上の高評価なゲームであれば、プレイした時間分以上の満足感を得ることができます。
ゲーム制作の都合上、効率化できる部分はコピペで省略したい気持ちも十分理解はできます。
ただ、その結果、プレイヤーが「ああ、はい、いつものパターンね」と愛想を尽かしてしまうと意味がありません。
プレイヤーにできることは、ゲームレビューを通して、どこが「つまらない」「面白い」と感じたポイントかを言語化して制作者に伝えることと、他プレイヤー評価を基にプレイするゲームを選定することくらいです。
お金を時間を費やして面白くないゲームをプレイする前に、本サイトを含めて複数のゲームレビューを参考にしてくださいね。