未だに喫煙席があるカフェやファミレスが散在する中、混み合う店内を見渡すと、満員で順番待ちの禁煙席とガラガラの喫煙席。
店員さんに「喫煙席でも宜しいですか?」と問われると、大抵の場合は「禁煙席空くの待ちます」とやんわり伝えるようにしています。
食事の間に隣席からの副流煙が飛んでこようものなら食事どころではありません。
意識的に自ら喫煙者との距離を置くようにしないと、お店によってはタバコ被害に会う確率も高くなる点に注意が必要です。
そもそもタバコを吸う理由って
大抵の場合は、とても些細なきっかけでしょう。
・親が吸っていたから
・悪友に誘われて
・バイト先の先輩に憧れて
・恋人が吸っていたから
・マンガやゲームのキャラの真似
他人に流されて、自分の人生に大きな枷を嵌める行為を行う前に、「何のためにタバコを吸うんだ?」と本人は自問自答すべきでしょう。
別にかっこよくないです
「タバコを吸っている人はカッコいい」なんて、これから令和を迎えるにあたって、昭和時代のハードボイルド像にいつまでも思考が囚われすぎです。
葉っぱに火をつけて煙を吸い込む行為のどこがカッコいいのでしょう。
そんな誰でもできる行為より、スポーツで自身の技術を高めるための練習をすることや資格の勉強をして知識を深める方がよっぽど「カッコいい」と言える行為です。
そして、大きな勘違いをしている喫煙者が身近にいたら、ぜひこう言って気づかせてあげてください。
「タバコを吸っている人がカッコいいんじゃなくて、カッコいい人がタバコを吸っているからそう見えるだけだよ」と。
時間の無駄とお金の無駄
タバコ1本吸うのに約5分かかるとします。
1パック20本入りですので、1パックあたり100分の時間がかかります。
タバコを吸っている間、ボーッとしていれば丸ごと時間の無駄。そうでなくてもタバコを吸っている間は片手が塞がっていて、作業効率は格段に下がります。
そして、年々値上がりしているタバコをこれからも後生大事に買い続ける場合、1パック500円、毎日購入すると
【1年あたり】500円 × 365日 = 182,500円
【10年あたり】10年 × 182,500円 = 1,825,000円
【50年あたり】50年 × 182,500円 = 9,125,000円
20歳から70歳まで吸い続けると、最終的に1000万円近い浪費をする計算になります。
なお、同時に浪費する時間は約3万時間(1250日)となる計算です。
要するに、タバコにかける時間もお金は総じて無駄なのです。
その匂いで迷惑かけてますよ
仕事でお会いする方の中には、出会い頭から鼻につくほどタバコの匂いが体や服に染み付いてしまっている人がいます。
他の方も含め、窓口では笑顔で対応するも、その方が帰られた後はオフィス内の匂い消しに四苦八苦させられます。
また、電車内では運悪く同様の方の隣に遭遇した場合、マスクが無いととてもその場に座り続けることができなくなるほど気分が悪くなってきます。
「タバコの匂い」は、本人が思っている以上に周りの人に迷惑をかけています。
本人は笑顔で対応する相手を見て、「気づかれてない」と思っているかもしれません。
しかし、本当のところ、周りの人は「配慮」を持って対応しているだけなのです。
なぜ自らの手で不健康になるの
電子タバコを含め、「タバコ」という健康を害する物体で自分の大切な体を痛めつける必要があるのでしょう。
しかもお金まで支払って。
発ガン性物質が多量に含まれていることも各種の研究で発覚している上、副流煙で家族や恋人、友人にさえその影響を与える可能性を考えようとは思わないのでしょうか。
病気を治療するためにお金を払ってお医者さんに行く一方で、病気になるためにタバコを吸い続けるという世の中の不思議な矛盾について疑問しか浮かびません。
まとめ
「タバコ止めたいけど、止められないんだよね」
そう言って自らの禁煙に課すハードルを下げるのではなく、さっさとスッパリ止めて別の趣味を持つようにしてみた方が早いでしょう。
「できない」を正当化するための言い訳に無駄な時間をかけるより、すぐに行動に起こす方がよっぽど楽で無駄もないものです。