パッケージのイラストに惹かれて、イーオンズエンドを購入。
事前にボードゲームカフェで、店員さんからプレイイングのインストを受けたお陰で無事にルールを理解できました。僕の個人的な評価・感想を踏まえながら、このゲームの特徴などを紹介したいと思います。
【2021/6/29】
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評価・感想
コンポーネント | ★★★★☆ |
重さ(★5)・軽さ(☆1) | ★★★★☆ |
相互性・介入要素 | ★★★★★ |
戦略要素 | ★★★★★ |
運要素 | ★★★☆☆ |
リプレイ性 | ★★★★ |
総合評価 | S+(100点) |
個人的には最高峰のボードゲームだと感じています。
コンポーネントは種類が多く、プレイするまでの準備が大変なのですが、一度プレイすると病みつきになります。
また、ボードゲームは「対戦型」が多い中、本作は「協力プレイ」で強力なボスと戦うというシステムも最高にハマるポイントでした。
イーオンズエンドが刺さるタイプ
「イーオンズエンド」は、パッケージイラストといい、ゲームルールと言い、MTG(マジック・ザ・ギャザリング)が好きな方はどハマりする設計となっています。
かく言う僕も、MTGシリーズが好きで、こちらのイーオンズエンドにも案の定どハマりしました。
今回購入できたのも、アークライト公式通販で再販分の在庫がギリギリ残っていたからというラッキーなタイミングだったからで、店頭在庫はだいぶ尽きているようです。
本ゲームの特徴
このゲームは、対戦型ボードゲームではなく、強大なボスを他のプレイヤーと協働して倒す(または拠点(街)を死守する)ことを目的としています。
ただし、最弱の部類と言われるネメシス「レイジボーン」ですら、モブ兵の召喚や拠点(街)へのダイレクトアタックなど、嫌らしい攻撃が多く、かなりの消耗戦を余儀なくされます。
「激怒トークン」が4個揃った時点で発動する「ストライク」という攻撃も厄介でした。
「ドミニオン系」と呼ばれるデッキ構築型系統のゲーム設計ですので、事前にドミニオンをプレイしていると導入はスムーズですが、本作初心者でもゆっくりインストを聞けば問題なく楽しめます。
上述の通り、僕はボードゲームカフェで店員さんからの丁寧な解説のおかげで、ドミニオン未プレイですが、無事に本ゲームを楽しむことができました。
スリーブ関係はこちら
「イーオンズエンド」の各種カードに最適なサイズのスリーブがこちら。
イーオンズエンドのカードサイズは63.5cm × 89cmなので「CAC-SL59」がぴったりサイズでした。
318枚のカードを収納する必要があるため、4パック購入して1枚ずつ入れていたら日が暮れました。
上のスリーブは人気のようで、時期によっては売り切れの場合があります。その場合は、下記のスリーブがサイズぴったりなので候補に挙げることが可能です。
カードを種類ごとに分けて管理するために、ダイソーでモビロンバンドを購入。よく伸びてよく留めてくれるのでとても便利です。ボードゲーム好きな人は常備しても良いと思います。
プレイヤーマット・ネメシスマットに最適なサイズのスリーブがこちら。このサイズのスリーブがあるとは思っていなかったのですが、期待通りジャストサイズだったので、ワクワクしながら収納作業をしていました。
ついでに、トークン類を収納するための収納袋もダイソーで購入していましたので、種類ごとに小分けに袋へ入れて管理することにします。
一通りスリーブや収納袋にカードやトークンを入れた結果がこちら。
恐ろしいほど綺麗にまとまりました。
ゲームの進行や基本ルール
「イーオンズエンド」のゲーム盤面がこちら。
プレイヤーカード・基本手札、9種類のカードサプライ、敵軍のカードや数々のトークンを用いてゲームを進行していきます。
多数のカード・トークンを使用しますが、基本的なルールを覚えていけば、それほど難しくありません。
【事前準備】
プレイヤー選択(各プレイヤー1名ずつ)
破孔タイル準備
※左側の真四角タイルです。
ボスキャラ選択(1種類)
カードサプライ選択(9種類)
宝石3種類、遺物2種類、呪文4種類は固定ですが、好きなカードを選んで9種類のサプライを準備します。
ネメシスデッキ準備(3層構造+1種類)
基本カードと選択したボスネメシスのカードを準備します。
各種トークンを準備
体力ダイヤル(拠点・ネメシス)各1個
基本的なゲームの流れ
基本的な流れは以下の通り。
①ターン順カードで当該ターンのプレイヤー決定
(行動ターンが敵軍の場合もあります)
②プレイヤー/敵軍ごとの行動手番に沿って進行
(それぞれの行動手番は下に記述します)
③以下いずれかのゲーム終了条件まで②を繰り返す
〔勝利〕敵のライフが0にする、またはネメシスデッキ(敵の山札)が尽きる
〔敗北〕拠点(街)のライフが0になる
<プレイヤーターンの行動>
【呪文フェイズ】
・(前のターンに)セットしておいた呪文を発動する
※破孔タイルが表面(開放状態)の場合は「発動しない」を選択可能、裏面(閉鎖状態)の場合は「必ず発動する」
※呪文を発動する順番はプレイヤーが任意で決定できる。
【メインフェイズ】
※いずれも任意の数・任意の回数可能
・呪文を1枚セットする(破孔タイル:開放済タイルまたはそのターンに強化したタイルにセット可)
・宝石カード1枚の効果発動(エーテル獲得)
・【要エーテル】サプライからカード1枚を獲得(捨て山の上へ置く)
・【要エーテル】特殊能力ゲージ1つをチャージする(プレイヤーマットにトークンを設置)
・【要エーテル】破孔タイル1枚を強化する(最終強化前であれば、破孔タイルを解放する)
・【要エーテル】破孔タイル1枚を解放する
・セット中の効果を発動する(破孔タイルに設置した呪文の中でメインフェイズに発動可能なもの)
・破棄効果1つのコスト支払い
※ネメシスの破棄効果を持つパワーカードを破棄することが可能
【手札補充フェイズ】
メインフェイズで使用したカードを任意の順番で捨て山の上に配置します。
(先程エーテル獲得のために使用した宝石カード等)
※重要※
このゲームでは山札・捨て札はシャッフルをしません。
その後、山札から手札が5枚になるよう引きます。
この時山札が尽きたら、捨て山カードをひっくり返して山札とし、上から順にカードを引いていきます。
★POINT★
後半戦になる程、レベルの低い宝石カードが不要になるため、ゲームから除外する効果を持つカードを駆使してデッキ圧縮を上手に行わないと苦戦します
<敵軍ターンの行動>
①メインフェイズ
(盤面に出ている場合)「継続」効果を持つミニオンカードの効果を処理
(盤面に出ている場合)パワーカード上のトークンを1つ取り除き、効果を処理
※トークンが尽きたパワーカードはネメシスの捨て山へ移動する
②ネメシスカード公開フェイズ
・「ミニオンカード」の場合は、次のターンから「継続」効果発動(即時効果がある場合はその場で効果を処理)
・「アタックカード」の場合は、その場で効果を処理
・「パワーカード」の場合は、「パワー:X」と書かれた数のトークンを置き、次のターンから1つずつ取り除く
※パワーカード上のトークンが全て取り除かれたら、そのパワーカードに書かれた効果を処理し、そのカードをネメシスの捨て山へ移動させる。
③ネメシスターンの行動終了
ボスネメシスカード固有アビリティ「追加ルール」の発動条件を満たした場合は、その効果を処理する
勝利条件
ボスネメシスのライフを0にする、またはネメシスデッキが尽きるとプレイヤー側の勝利となります。
ターン順カードを引き、上で書いたプレイヤーターン・ネメシスターンと交互にプレイしていき、ゲーム終了条に達するまで続けていきます。
注意する点としては、ネメシスの攻撃等によりプレイヤーのライフが尽きた場合は、以下の処理が必要となります。
プレイヤーの疲弊状態
プレイヤーのライフが0になった場合、即座に疲弊状態となり、以下の効果を上から順に処理していきます。
①ネメシスの暴走効果を2回発動
②破孔タイルを1枚選んでゲームから取り除く
※この時、既にセットされている呪文があるなら、捨て山へ移動
※②により取り除かれた破孔タイルはゲーム終了まで除外されたまま
③チャージトークンを全て取り除く
※注意※疲弊状態のプレイヤーは、以下の影響を受けます。
・ライフを獲得できなくなる
・「ライフが最も少ないプレイヤー」を対象にする効果が適用されない
※「疲弊状態ではない、体力が最も少ないプレイヤー」に読み替えとなる。
・ダメージを受けることになった場合、その代わりにその点数の2倍のダメージがグレイヴホールドに与えられます。
※この処理は、疲弊状態にしたダメージの余剰分も含む
プレイヤーが「疲弊状態」となっても、そのままネメシスと戦うことは可能です。とはいえ、疲弊状態のプレイヤーがダメージ対象となった場合に、拠点へのダメージが倍増する点がとても厄介なので、適切にライフ回復などの対応を適宜行うことが重要となります。
評価・感想まとめ
イーオンズエンドを実際にプレイした感想として、他プレイヤーと声をかけ合いながら、手に汗握る白熱したバトルを楽しめるのがとても素晴らしいと感じられました。
事前の準備物が多いのと、1戦あたりの時間が45〜60分ほどかかるのが少々ネックですが、一度プレイし始めると「もう1戦!」となる不思議な楽しさ・心地よさを与えてくれる最高のボードゲームです。
狙っていた呪文のコンボが上手に決まった時は、他のボードゲームでは感じられない爽快感や達成感を与えてくれます。
対戦型のボードゲームに飽きてしまった方は、ぜひイーオンズエンドで遊んでみてもらえると嬉しいです。
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