新型コロナウイルスに罹患して2週間ほど経過した現在、ようやく日常らしい日常を取り戻しました。
今回、職場と家の往復しかしない僕自身がコロナ陽性になったことと、実際の症状・対策について記録として書き記しておきます。
主な症状
僕が新型コロナウイルスに罹患して、発症した症状は下記の通りです。特に辛かったのが発熱・喉の激しい痛み・酸素濃度の薄い呼吸でした。
【発症した症状】
発熱(39.5度〜40.5度)
喉の激しい痛み(飲み込む動作で激痛)
酸素濃度の薄い呼吸(深呼吸不可)
胸の痛み・浅い呼吸
嗅覚異常による臭い・味覚の違和感
熱による倦怠感・怠さ
ざっくり時系列で症状の進行具合等をまとめておきました。
8月1日(発症1日目)
体調に違和感を感じる。
移動中に激しい悪寒、脂汗のような気持ち悪さ。
帰宅後、熱を測ると38度を超えた体温表示。
8月2日(発症2日目)
喉の激しい痛みで目が覚める。
朝に体温を測ると39.5度にまで上昇。
家の中を歩くと左胸に痛みを感じ、呼吸も深くできない状態になっている。
意を決して、近隣病院でPCR検査を受ける。
結果は翌日早朝に判明するとのことなので、1日家で過ごす。
食欲は一切無いが、病院の処方箋(解熱剤・咳止め)を飲むために喉の激痛に耐えてウイダーinゼリーを流し込む。
解熱剤はほぼ効かず、38.5度〜40.5度を行き来。
夜中に何度も目が覚めては喉の激痛と熱による倦怠感で寝苦しい夜を乗り越える。
8月3日(発症3日目)
早朝に病院から電話。
PCR検査の結果、「新型コロナウイルス陽性」の通知。
改めて保健所から連絡が来るとのことで、保健所からの連絡を待つ。
その間も熱は下がる気配が無く、処方箋(解熱剤=カロナール)を諦めて、常備薬(解熱剤=ロキソニン)を試す。
ロキソニン効果により、一時的に熱が37.7度まで落ち着き、少しだけ意識がハッキリとしてきた。
この日は結局保健所からの電話は無く、前日同様に熱と喉の激痛、胸の痛みに苦しみながら一晩を乗り越える。
8月4日(発症4日目)
喉の激痛は緩和すること無く、引き続き飲み込む動作だけで異様な苦しみを与えてくる。
(ネットで調べてみたところ、「菌を殺すために該当部位に炎症を起こす体の防衛反応」とありましたが、喉の激痛で、免疫力が本来守るべき本人が死にそうです)
流石に熱も下がっているだろうと思い、熱を測ると、無事39.7度をマーク。
一向に下がる気配を見せない脅威的かつ経験したことのない発熱に苦しみ、家の中でのたうち回る。
ネットスーパーで最低限の必要食材等を注文。
夕方頃、保健所から電話があり、症状の説明や発熱日等を事細かに説明。症状から「入院対象外」と回答を受け、「自宅療養」となることを伝えられた。
8月5日(発症5日目)
夜中に何度も目が覚める。
熱は下がる気配が無く、6時間ごとにロキソニンを飲んで強制的に解熱するも、効き目が切れている間は呼吸もまともにできず、動くこともままならない状態。
喉の痛みがほんの少し落ち着き、飲み込む動作で痛みを感じる部位が減少してきた。
呼吸しても酸素が取り込めないような状態は変わらず、深呼吸を試すと肺が動きを止めて咳が出るようになっている。
8月6日(発症6日目)
ロキソニンによる薬疹が出てきた。
体の四肢に多数の発疹が現れ、やんわりとした痒みを感じる。ここで解熱剤をカロナールに戻し薬疹の回復に努める。
カロナールによる解熱はそこそこ効くようになっていて、飲んだ後は37.8度ほどに落ち着く。
喉の激痛がやや緩和し、食べ物を食べれそうだったので、試しに蕎麦を作って食べた。「あれ、味がしない?」ここで嗅覚異常が発症していたことに気づく。
保健所から「パルスオキシメーター」の貸出品が届く。
血中酸素濃度は93〜95、心拍数は110〜120。
8月7日(発症7日目)
発熱は38.2度〜38.9度を行き来する程度に落ち着き始めるが、治る気配は感じない。
食欲はやや復活し始め、喉の痛みに耐えつつ、消化に良いものを中心に摂取。それでも1日1食が限界。
呼吸は相変わらず苦しく、酸素不足を感じつつ、深い呼吸ができないため何度も浅い呼吸を繰り返して酸素を取り込む。
嗅覚は異常発生したままで、柔軟剤の匂いさえ嗅いでもわからないほど。
薬疹はまだ治らず、足全体と腕の一部に発疹が大量発生(コロナではなくロキソニンの副作用)
8月8日(発症8日目)
夜になるたび熱が上がり、夜中に何度も目が覚める。
飲み物を飲んで少しでも体を冷まそうとしつつ、解熱剤を飲むか、再び眠くなるまで耐えるか悩む。
咳が出るようになり、痰が絡むたび菌を排出するため痰を吐き捨てる。
8日経過したにも関わらず、38.5度前後を行ったり来たり。
呼吸が苦しい状態も変わらず、臭いも感じることができない。
一日中ほぼ寝て過ごす。
8月9日(発症9日目)
この辺りでようやく喉の痛みがほぼ解消。
熱は解熱剤を飲んで37.5度前後が基準となる。
夜になると熱が上昇する傾向は変わらず。
呼吸は引き続き苦しいが、痰を絡む咳で適度に菌を排出していく。
8月10日(発症10日目)
朝の時点でほぼ平熱。
呼吸も発症当初に比べたらだいぶマシになる。
食事は普通に摂れるようになってきたが、嗅覚異常が後遺症として残っているため味が分からない。
以前よりも少し深い呼吸ができるようになってきた。
8月11日(発症11日目)
嗅覚異常はやや改善。
熱も1日を通して平熱をキープ。
食欲も戻り、大きな呼吸をしても肺にダメージを与えるような感覚が無くなった。
保健所からはこの時点で自宅待機解除の判断。
8月12日(発症12日目)
ようやく通常通りに近い状態まで快復。
一方でやや嗅覚異常と咳、微熱の後遺症が残っており段階的な快復に向けて仕事ご飯安静に努める。
食事自体はできるようになる。
ロキソニンを飲むことを控えたことで、四肢に発症した薬疹も解消。
生き残った感想
新型コロナウイルス感染拡大していますが、デルタ株の空気感染は想像以上に危険だと感じました。
病院でPCR検査をした際にもらった処方箋も新型コロナウイルスの症状を緩和するに至らないと感じたところです。
常備薬の準備や、非常用食料・飲み物の確保。本当に症状が悪化した場合の緊急連絡など、事前にできることは確認して準備をしておかないと命の危険があります。
周りに新型コロナウイルス罹患者がいない場合もあるかと思いますが、僕の実体験等を参考にしていただけると幸いです。