Switch版ダークソウルリマスタードを4周目までクリアするほどどハマりした僕です。
最初は「ダークソウル」というシリーズは
「玄人向け」
「ホラーゲームみたいなもの」
「クリアできない」
といった前評判を聞いていたので、幼少期にSFC高難度アクションゲーム「超魔界村」で受けたトラウマが脳裏に蘇り、プレイしようと思うこともありませんでした。
自分用のニンテンドースイッチを購入してから、大人向けの面白いオススメゲームを探している時に「ダークソウル リマスタードがめちゃくちゃ面白い!」という記事を読んで、そこまで言うなら試しにプレイしてみよう。
そんな感じでプレイ開始。
「敵強い!!」
「亡者怖い!!
「初見ゴロシ!!!」
「病み村辛い!!!!!」
「このボス倒せねぇぇぇぇ!!!!」
「、、、でも次は上手くいく気がする!!」
そんな試行錯誤を繰り返しながら、一歩、また一歩と先へ進めていくうちに気づけば1周目を全クリアしていた自分に気づきました。
失敗して成功する、ゲームの基本に立ち返る
トライ&エラー。
ゲームをプレイしていて、いつからこうした「挑戦する心」を失っていたのでしょうか。
スーパーファミコン全盛期の頃は、スーパマリオブラザーズや超魔界村、ドンキーコングといった横スクロールアクションが猛威を奮っていました。
今にして思えば、敵に1度〜2度ほどぶつかる(またはダメージを受ける)と即座にこちらの負けで、ステージ最初の方からやり直しというゲーム設計でしたが、心を折らずに繰り返し挑戦することで活路を見出すことができていました。
ダークソウルリマスタードはこうした「ゲームの根幹」である「挑戦することの面白さ」を強く意識して丁寧に製作されていることを実感させてくれる不思議な面白さがあります。
突入前にシミュレーションを
見知らぬ土地で闇雲に前進したらYOU DIED、、、
それはそうです。
地の利は敵側にあるのですから。
序盤で「これは無双系爽快アクションではなく、戦略吟味型アクションなのだ」と気づくと、楽しみ方は突然花開くかのように咲き乱れました。
周囲を観察し、
どこから敵が仕掛けてくるか想定し、
回復薬(エスト瓶)の残量に気を配り、
時に1体ずつ弓矢で釣って撃破し、
時にステージ奥まで駆け抜ける。
事前に自分が選択できる最適な行動を想定しておくことで、突発的な事態に即座に対応することができて道中の安心感が格段に変化します。
(それでも初見のステージでは敵の配置やステージ形状などを覚えるまで何度かやり直すことにはなりますが)
敵の動きは暗記するまで観察を
ダークソウルシリーズで「敵に勝てないパターン」は大きく分けて3種類。
【ダークソウル シリーズ勝てない敵あるある】
①奥へ突っ込みすぎて数の暴力に屈する
②敵の行動パターンを読まないで脳筋ゴリ押し
③適切なレベル・最適な装備などの準備不足
基本的に道中の攻略では、敵は1匹ずつ釣ってから各個撃破していくのが基本戦略です。
弓矢で倒し切れるならどんどん射る。
火炎瓶で燃えてくれるなら気にせず投げ続ける。
誘いがい骨で陽動できるならぶん投げる。
こうした自分が持ちうる手段を総動員して敵との真剣勝負に臨むことで、気づいた時には周りでまともに立っている者は誰もいない状況を作り出すことが可能です。
また、敵の行動パターンはつぶさに観察することでだんだんと頭と体に染みついてきます。敵が攻撃した後の硬直・隙のタイミングを見計らって、すかさず1撃を入れる。
正面で斬り合うのではなく、ロックしたら敵の背後に回り込むようにグルグル移動、硬直・隙を見つけた瞬間にバックスタブで大ダメージ。
これだけで敵は溶ける。
基本的には盾を構えながら、敵が行動した後に反撃するか避けるかスタミナ回復するかを判断し、実践するだけで、正面から闇雲に斬り合うよりも格段に戦いやすくなります。
それでもダメなら、フルハベル(または仮面+ハベル)装備でレベル上げ(ソウルマラソン)をひたすら行って、一気にボスたちを蹂躙してしまうことも可能です。
竜の時代、神の時代、そして人の時代
太陽の神グウィン
墓王ニト
白竜シース
イザリスの魔女(混沌の苗床)
四人の公王
物語後半の重要キャラである彼ら。
竜の時代(灰の時代)の終焉をもたらした彼らが「神」と呼ばれ、神話の時代を紡ぎ出すも、ダークソウルリマスタードの開始時点では彼らが見出した「はじまりの火」が消えかかっているというところから主人公の物語が動き出していきます。
物語終盤、主人公は世界蛇と呼ばれるフラムト・カアスの助言に従って「火を継ぐ」「火を継がない」を選択することとなります。
(考察ではありませんが、「火継ぎ」「火注ぎ」「棺」と一言で複数の意味が込められている可能性もありそうです)
こうしたダークソウルリマスタードの物語における竜・神・人の、それぞれの思惑や目的が交錯していく中で最後に自分が何を選択するのか考えてプレイすると面白さが大きく変化します。
ゲーム本編で語られていない本作の世界観に関する考察は多数のウェブサイトで紹介されていますので、参考にすると楽しいですよ。
加えて、周回を重ねるたびにオーンスタイン&スモウ(オンスモ)、混沌のクラーグ、鐘のガーゴイルといった序盤から中盤を華々しく演出するステージボスたちもダークソウル無印の面白さに大きく貢献してくれているのだなと実感できます。
まとめ
ダークソウルリマスタード評価
★★★★★(星5つ)
僕個人としてのダークソウルリマスタードの評価・感想としては「星5つ」です。その後に発売されたBloodborne・ダークソウル3・隻狼の軽快さに比べたら、確かに動作はもっさりで、重量制限に厳しく、敵やマップがやや理不尽です。
それでも、マップからマップの繋がりが芸術的であることや、神話の時代を基点としたまとまりのある物語によって、最高の没入感を味わうことができる最高のゲームでした。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 【レビュー】(ダークソウルR)Switch版ダークソウルリマスタードを4周目まで… […]