テイルズオブアライズを全クリアしました。
秘奥義の発動方法を終盤になって理解したり、各スキルパネル解放によるボーナスにラスボス直前に気付いたりと、システム周りの理解がだいぶ遅かったのですが、結果として1ヶ月弱で全クリできました。
数年ぶりの「テイルズ」シリーズ最新作である「テイルズオブアライズ」の評価・感想について、再度まとめておきたいと思います。
<前回のレビューはこちら>
評価・感想
ボリューム | ★★★★★※エンドコンテンツ含む |
ストーリー | ★★★★☆ |
グラフィック | ★★★★☆ |
音楽 | ★★★☆☆ |
操作性 | ★★★★☆ |
難易度 | ★★★★☆ |
フクロウたちのこの表情にきゅんきゅんくるのは僕だけでしょうか。
なんとも形容し難い可愛らしさというか、ぶさ可愛さを感じます。
ボリュームはどうだったか
メインストーリーおよびサブイベントほぼ全回収を行った上でのクリア時間は55時間でした。
プレイ時間からボリュームの観点では、かなり満足度の高い内容だと言えます。サブクエストはサクサク進められる内容のものが中心でしたので、ストレスなく受注・達成が可能でした。
本レビュー記事執筆時点では、裏ボスへの挑戦は行っていませんが、どうやらレベル99まで育ててようやく倒せるほどの強さであるとの噂は耳にしています。
こうしたエンドコンテンツまで含めて考えると、本作のボリュームは数年ぶりの大型タイトルに相応しいものであると言えます。
ちなみに、ワールドマップ内ではBGMも効果的に流れるため、アイテム・宝箱収集目的の散策も楽しく進めることができます。
とにかくテンポの良さが心地いい
戦闘時にカットインされる秘奥義やブーストストライクなどはかなり短い時間で表示されるように意識して制作されていることが良くわかります。
無駄に長いムービーが何度もカットインされると知らず知らずの内にストレスが溜まってしまうため、短く・インパクトもある絵でプレイヤーの印象に残る映像としていることで、複数回見ても嫌な気分になることはありませんでした。
むしろ、気持ちいいくらいにスピーディーなカットインのおかげで、激しい戦闘中でも積極的に秘奥義やブーストストライクの発動を狙いたくなるほど。
プレイ中に気になった点
少し気になったのは、ダンジョン内での敵シンボル配置。
ある程度レベル上げが済んだ状態でストーリーダンジョンを進めていく際に、敵シンボルを避けることができない位置に配置されていることが多々ありました。
製作者サイドの視点を考えると、「この敵シンボルを倒せないようなら、この先のボスは難しいよ」という意図があるのかもしれません。
しかし、今作では雑魚敵であっても大型モンスター(ズーグル)の場合は、HPが多いことも合間って、「うわぁ、めんどくさ、、、」という印象の方が大きかったです。
ストーリーはかなり楽しい
ストーリー展開としては、大きい起承転結の中に、小さな起承転結を上手に織り交ぜられていることから、終始飽きずに進めることができました。
ネタバレを避けるため、ストーリー内容の記述はしませんが、ダナ・レナの問題を解決する主人公たちに対して、良いタイミングで世界の真実を知るきっかけに到達する流れはとてもスムーズでした。
加えて、アルフェンとシオン、リンウェルとロウ、キサラとテュオハリムのカップリングを眺めるイベントがちょこちょこ挟まれています。
これらのカップリングに関する恋愛要素が幾分か含まれるため、各キャラクター同士の掛け合いを楽しめる方は、本編に加えて楽しめる要素が増加する要因の1つにもなります。
なお、スキット会話イベントはテキスト量と喋りのテンポから、冗長さを感じる部分がありました。
しかし、あくまで本編を進めるにあたっての箸休め的な位置付けであると思えば悪くない要素だと思います。
まとめ
今作は長い開発期間を経てリリースされた作品だけあって、とても丁寧に作り込まれている印象です。
全クリアまでのプレイ時間・エンドコンテンツの難易度までを鑑みると、ボリュームも申し分ありません。
敵シンボルは全て回避できる配置にしてほしかった等の細かい修正希望箇所はありますが、戦闘自体は楽しめるゲームシステムだったためストレスなく進めることができる。
本編のストーリーも本作だけで完結しているため、「テイルズ」シリーズ未プレイの方でも十分楽しむことができる良作でした。
購入に悩んでいる方へのアドバイスとしては、「心配せずに買ってみてください!」の一言です。
おまけ
パーティメンバーの(ほぼ)ソロスクショです。