ニーアレプリカントVer.1.22で新たに追加されたストーリー「人魚姫」について、周回ごとの変化をまとめておきました。
こちらの追加ストーリーは最大で3周分差分を含めて物語の変化を楽しむことができます。
1周目「巨大なマモノ」
郵便配達員が難破船の中で出会った幼い女の子。
「どうにかして心を開いてもらいたい」
「お日様の元に出てきて欲しい」
そんな小さな願いを抱きながら、何度も女の子の元へ足を運ぶ郵便配達員。
しかし、彼女は巨大なマモノへと姿を変えた。
ヒトのフリをして、あどけないフリをして、か弱いふりをして、人間を食べることが目的だったのかもしれない。
その理由はわからないが、人魚姫ルイーゼは巨大なマモノと化してニーアたちに牙を向ける。
カイネが突然、郵便配達員の首に刃を添え「こいつはお前の大事な人、なんだろう?」と言った。
食べるつもりは無いのか、
殺すつもりは無いのか、
騙すつもりは無いのか、、、
多くの疑問が浮かぶ中、動きを止めたルイーゼを最強兵器エミールがとどめの一撃を放つ。
空を見つめ、崩壊する体。
哀しげなルイーゼの心が見えないまま、人魚姫は海へと消えていった。
2周目「あのヒトの為に…」
テュランを通してマモノの声が聞こえる。
「あのヒトの為に、、、!」
人魚姫ルイーゼは陽の光を浴びても消滅しないほど巨大化し、ニーアたちへ襲いかかる。
「モウスグ ワタシ、、、ニンゲン ニ ナルカラ、、、」
苦しそうな声と共に、必死に郵便配達員へ想いを伝えようとするルイーゼ。カイネは彼女の声を聞き、この場を乗り切る為に剣を手に取った。
しかし、刃を向ける先はルイーゼではない。
その刃は、郵便配達員の首元だ。
カイネの意図が通じる。
ルイーゼにとって「大事な人」である、郵便配達員の命を盾に、形勢逆転を狙う。
ルイーゼの脳裏には、大事な人と過ごした思い出が駆け巡り、攻撃の手が止んだ。
「ダッテ アナタガ ウタ ヲ歌オウって、、、」
この隙を逃さず、ニーアは魔法弾をルイーゼに打ち込む。
崩壊する体を留める手立ては無い。
ルイーゼは自身の最期を受け入れながら、「大事な人」「世界の綺麗さ」に想いを馳せる。
ルイーゼが郵便配達員へ宛てた手紙を持つカイネ。
渡すべきか、いや、やめておこう。
カイネはそっとルイーゼの手紙を破り捨て、テュランと共にニーアの後を追った。
3周目「世界ハ綺麗ナノニ」
ニーアたちに向けた、ルイーゼの一撃が放たれる前に魔法弾により動きを止めることに成功する。
マモノ化したルイーゼの体を上り、本体に剣を振り下ろす。
「アノ人 ト 一緒二 イタイ ダケナノニ、、、!!」
響き渡る哀しげな声と共に、ルイーゼは海へ消えていく。
「コンナ体にナッて、、、ワタシ、、、ハ、、、」
郵便配達員はルイーゼをどう思っていたのだろうか。
ルイーゼと同じように、彼女を「大事な人」と思っていたのか。
カイネは、ルイーゼが郵便配達員に宛てた手紙を手にしていた。
「これは彼に渡すべきだろう」
そう考えたカイネは、郵便配達員へ手紙を届ける。
「どうして、あいつの笑顔が頭から離れないんだ、、、」
手紙を読んで、涙声混じりに想いを口にする郵便配達員。
カイネはそんな彼を、ただ見つめていた。