【レビュー】(アーマードコア6)まじで発売されたフロムソフトウェア渾身のロボット3Dアクションゲーム

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アーマードコアシリーズ最新作である「アーマードコアⅥ」。

ようやく全クリアしました。

前作「アーマードコアⅤ」が発売されたのが2013年。

10年越しに発売された最新作ですね。

本作の開発元はダークソウルシリーズ、Bloodborne、SEKIROやエルデンリングといった数々の良質なアクションRPGを手掛けてきたフロムソフトウェア。

最近のフロムソフトウェアゲームの大ヒット傾向から、

「本作が面白く無いわけがない!」

と心の底から信じることとし、購入に踏み切りました。

実際に、1周目の全クリアまでプレイしてみた率直な感想を書いていきたいと思います。

目次

評価・レビュー

ボリューム★★★☆☆
ストーリー★★★★☆
グラフィック★★★★★
音楽★★★☆☆
操作性★★★★☆
難易度★★★★☆
総合評価B+(80点)

決して万人受けするゲームであると言えないものの、プレイ感としてはかなり良好です。

過去作よりも操作しやすく、難易度は全体的に易化傾向で、本作以前と比べてかなり敷居が下がったように思います。

なお、アーマードコアⅥが発売されないことで、業を煮やして製作されたと噂されるロボット3Dアクションゲーム「デモンエクスマキナ 」の評価についてはこちら。

こちらはNintendo Switchのみでプレイ可能なゲームですが、ゲーム好きな人はどちらの本体も持っているかと思いますので、参考にご覧くださいね!!

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特に、本作のレビューにあたり、アーマードコア未プレイの初心者が遊ぶ場合の視点も含めながら解説していきたいと思います。

難易度について

アーマードコアシリーズの新作とはいえ、前作アーマードコアⅤから10年も経過している以上、新規プレイヤーの獲得を要することとなります。

大多数のプレイヤーにとっては、フロムソフトウェア=硬派アクションRPGゲームメーカーという認識が強いことから、「ロボット3Dアクション」をリリースされても「とりあえず様子見してみるか」となってしまいます。

その上、あまりにコアなプレイヤーに向けて難易度を必要以上に高めてしまうと、その分だけ本作初プレイの初心者層を取りこぼすことになりかねません。

そうした思惑から類推すると「やや易化傾向」は正しい判断とも言えそうです。

グラフィックスの進化と没入感

さすがPlaystation 5と言うべきでしょうか。

映像美には文句のつけようがありません。

本作をプレイして最初に驚いたのは、とにかく緻密な映像描写でした。

【物語冒頭のあらすじ】

強化人間(C4-621)である主人公を載せた宇宙船が、本作の舞台である「ルビコン3」に降り立つところから物語は始まります。この「ルビコン3」は、かつて希少な新物質「コーラル」が確認されていたが、星系規模の大火災「アイビスの火」により焼き尽くされたといういわくつきの惑星。

このルビコン3において、強化人間C4-621は「コーラル」の利権を巡る数多くの組織間の思惑が絡み合う中、独立傭兵「レイヴン」として戦場へ降り立つこととなります。

とにかく、冒頭から没入感が半端ない!!

初代PSやPS2頃のまではムービーのみ高画質で、プレイ映像では画質が低下するというゲームが大多数を占めていました。

現代では、ゲーム本編中でも、ムービーと遜色のないクオリティが担保されているため、高い没入感を得ることができると共に、ゲームプレイのモチベーション維持にも一役買っています。

その上、PS5はロード速度が異常に速いため、ボス戦で負けた際のリトライも(ロード時間に関しては)ストレス無く再戦可能であるのがとても助かりました。

最序盤の最難関

ただ、最序盤のチュートリアルエリアボス「武装ヘリ(惑星封鎖機構大型武装ヘリ)」は、多くの初心者にとってかなりの難易度を誇ると思います。

事実、ボク自身もアーマードコア6の操作に慣れる前であったこともあり、武装ヘリ戦は20回近くリトライしてようやく倒すことができました。

フロムソフトウェアのゲームでは良くある「最序盤の最難関」として耳にするのがこちら。

  • Bloodborneでの「ガスコイン神父」
  • ダークソウルでの「犬のデーモン」
  • SEKIROでの「火牛」又は「葦名弦一郎」
  • エルデンリングでの「マルギット」

上記の名だたる凶悪なボス達を「フロムの壁」と称するならば、アーマードコア6における「フロムの壁」は間違いなくこの「武装ヘリ」と言えるでしょう。

テンポの良いミッション別ステージ制

アーマードコアシリーズと言えば、「ミッション別ステージ制」というゲームデザインが思い浮かびます。

今作でも、この仕様は継続採用されていて、ステージごとに装備を変えながらクリアを目指して進めていくこととなります。

これは、「忙しくて時間がない社会人」にはうってつけの仕様とも言えます。

ステージごとの所要時間は、ミッション内容次第で変わりますが、長くてもおよそ10分前後で終えられる内容にまとまっています。

【寝る前の30分、1ステージだけクリアする】

そんなプレイスタイルが許されるのが、何気に最も嬉しい配慮でしょう。

(ステージボスが強すぎて、結果として「倒した頃には深夜1時だった」なんてことも無いことは無い)

ステージ制のメリットとしては、上述の通り「短時間で濃いプレイ体験が可能」という点が挙げられます。

しかし同時に、ステージ制には一定のデメリットもあることを忘れてはいけません。

フロムソフトウェアの他作品は、「箱庭系オープンワールド」となっていて、倒せない敵や進めない場所に遭遇した際、一旦別エリアへ避難することが可能です。

一方で、アーマードコア6では、一部選択制ミッションがあるものの、ミッション順は固定です。

クリアできないステージに遭遇したら、クリア済みミッションでお金稼ぎをして、パーツショップから編成用に各種の装備を買い足してアセンブルを繰り返し、ステージクリアを目指します。

実質、この作業がアーマードコア6における「レベル上げ」といっても差し支えないでしょう。

アセンブル(機体構成)が楽しい

主人公機体の装備は、プレイヤーの好みを色濃く反映することができます。

両腕・両肩への武器選択、頭部・腕部・コア(胴体部)・脚部選択、ブースター、FCS、ジェネレータまで様々なパーツを自由に組み合わせてステージ内を駆け抜けることができます。
※文字通り「アーマード・コア」

ステージの特性に合わせて、アセンブルを上手く行うことで、苦労していたミッションをあっという間にクリアできてしまう場合も多々あります。

その上、ステージも1ミッションあたり10分前後(ミッションによっては5分以内)で遊ぶことができるので、タイムパフォーマンスにも優れています。

なお、プレイヤーの好みに合わせて、機体カラーやデカールの貼り付けなどの細かいカスタマイズも可能です。

この辺りは機体そのものの性能に変化を与えるものではありませんので、好みで好きな様に組み合わせて遊べるのがちょうどいい感じです。

まとめ

アーマードコアシリーズは、プレイヤーによって好みが分かれます。

その最新作である本作「アーマードコア6」もご多分に漏れず、「ハマる人にはハマる」という、文字通り「コア」なゲームであることには変わりありません。
※それでも、難易度の易化により敷居は下がってる。

最近だと、エルデンリングやSEKIROからフロムソフトウェアのゲームにハマったプレイヤーも多いかと思います。

続けて、Bloodborneやダークソウルシリーズなどの「死にゲー」を全てクリアして、次にプレイするゲームを探しているなら、間違いなく「買い一択」と言っても差し支えない出来栄えです。

「死にゲー(ソウルシリーズ)」もプレイしてみたいけど、何からプレイしたら良いか悩んでる

という方は、下の記事も参考になるかと思います。

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