冒頭から結論を述べますが、「マスクは感染症予防の効果が無い」と謳うメディアは全て信用対象から除外しても良いと断言します。
そもそも感染症拡大の原因の多くは、飛沫感染や濃厚接触によるものです。
電車などの公共交通機関や、スーパーマーケットや街中散策において、知らない人と濃厚接触する可能性はだいぶ低く、せいぜい一瞬すれ違うか短時間近くにいる程度に過ぎません。
※通勤電車の場合は、行き先が同じ場合長時間近くの空間にいる場合もあるので注意。
一方で、飛沫感染はどうでしょうか。
知らない人が目の前でマスク無し状態の大きな咳・大きなくしゃみをしていたら?
咳の飛散距離は1〜2m程
くしゃみの飛散距離は2〜3m程
半径2〜3mの人々が、見知らぬ人から感染症を移されるリスクが発生するのです。
「その人自身がマスクを着用すること」で、こうした2次被害のリスクを大きく低減することができるのに、一部のメディアは「マスクには感染症予防の効果は無い」と的違いな指摘をしているケースが散見されます。
重要なのは、自分自身や家族が感染症の感染源とならない様に「感染拡大防止のため」にマスクを着用する意識を持つことであって、こうした行動(マスク着用による感染拡大防止の努力)を多くの人が徹底することで感染症拡大を防止することに繋がります。
影響力のあるメディアにも関わらず、「マスク着用は意味がない」ような言い方で混乱を招く行為には耳を貸さないように注意しましょう!