ようやく真・女神転生Ⅴ全クリアしました。
1週目クリア時間は65時間ほどでした。
・ミマン200体発見済み
・ナホビノレベル99到達済み
本編の全クリアに向けたラスボス撃破よりも、本作屈指の隠しボス「シヴァ」を倒すため、レベル上げとクシミタマ探しに時間を費やしました。
最終的なルート選択肢は「LAW(ロウ)」ルートとなりましたので、2週目以降プレイする場合は「CHAOS(カオス)」ルートで進めたいと思います。
今回は、真・女神転生Ⅴを全クリアした時点での忖度なし本音レビューを書いていきたいと思います。
合わせて、隠しボス「シヴァ」を撃破するための準備・対策・倒し方等についても紹介しておきます。
評価・感想
ボリューム | ★★★★☆ |
ストーリー | ★★★☆☆ |
グラフィック | ★★★☆☆ |
音楽 | ★★★★☆ |
操作性 | ★★★★☆ |
難易度 | ★★★★★ |
総合評価 | A(85点) |
一通りプレイしてみて、
「やっぱり硬派なゲームだな」
という感想に落ち着きました。
学園青春ジュブナイル型のペルソナシリーズと異なり、真・女神転生シリーズは荒廃したトウキョウを舞台とした世界観であることから、陰鬱とした雰囲気が漂うストーリーです。
本作も過去作同様、重めのストーリーが展開されていき、道中に発生する数々の選択肢により上述の通り「LAW(秩序)」又は「CHAOS(混沌)」のいずれかへエンディングルートが分岐していきます。
その上、隠しエンディング到達条件に「シヴァ」等のラスボスより強力なサイドクエストボスを倒さないといけないので、ナホビノ・仲魔たちの育成方針はしっかりと決めておいた方が良いと思います。
本作に対する本音レビュー
これまで様々なゲームをプレイしてきましたが、本作「真・女神転生Ⅴ」は、シリーズ特有の完成された世界観とそこに漂う何とも言えない哀愁のような物を感じることができます。
少し残念だと感じたのは、崩壊前トウキョウを探索する要素が皆無だった点。
ひたすらダアト内の散策に終始していたため、ゲームプレイ中に面白さの起伏を感じづらい部分があったことは事実です。
一方で、悪魔たちのデザインとキャラクター性には大きな安定感を感じるため、もはや悪魔合体が主体のゲーム性とっても差し支えないほど熱中できる要素です。
合体させたい悪魔のために、ナホビノのレベルを上げる。
レベルを上げるために、ストーリーを進める。
このように、相互作用的なゲームプレイへのモチベーションと捉えると中々面白いものがあるように感じました。
ストーリー面の評価を考えると、もう少し各キャラクターの事情等を深堀してもらいたかったという印象が拭いきれません。
最終局面において、主人公・ナホビノの同級生がそれぞれの思惑に基づき、各々が思い描く世界の在り方を実現するために行動するのですが、そこに至るまでの過程がすっぽ抜けていたように思いました。
上で述べた通り、本作の本質は「仲魔の育成」と言い切れるほど、悪魔合体が面白いゲームです。
ポケモンやドラゴンクエストモンスターズのように、「モンスター育成」が好きな方にはおすすめできる内容でした。
最強ボス「シヴァ」戦の準備
ラスボスよりも強い「シヴァ」を倒すため、万古の神殿で魔王シュウ狩りをするも、レベル87ほどで頭打ちに。
そこで、ナホビノのレベルを1上げる「福音書」と仲魔のレベルを1上げる「魔導書」狩りに勤しむことにしました。
DLC「ミタマ大量発生」を購入すれば、難なくこれらのレベル上げアイテムを入手することができますが、無課金バニラプレイヤーとしては「ダアト」内を駆けずり回って入手することを最優先としました。
苦労の甲斐あって、復活したクシミタマ・アラミタマを狩り尽くし、ナホビノ・仲魔共にレベル90台後半へとアップし終えた達成感はなんとも言えない満足感を与えてくれます。
ラストダンジョン内にも福音書を入手できる機会がありましたので、シヴァ戦に向けたレベル上げ作業を少しでも楽にしたい場合、そこまで進めてからでも良かったように思います。
仲魔やナホビノの耐性・技を再確認
サイドクエストの隠しボス「シヴァ」は油断すると一撃で全滅するほどの強さでした。
そのため、本気で倒すためにはレベル上げ以外にも綿密に準備をする必要があります。
仲魔のパーティ構成
シヴァ戦での最終パーティメンバーは以下の通りです。
氷属性が弱点のため、「アイスエイジ+9」をメインウェポンとして編成しています。
また、防御力低下を付与するターンタヴァ対策として、「秩序の光」を使用可能なタオを組み入れました。
・ベルゼブブ
・ガブリエル
・タオ
ナホビノの耐性・技構成
サンダルフォンの写せ身で「物理無効」「雷無効」を付与し、ひたすら「天叢雲剣」を打ち込む超絶アタッカーとしています。
シヴァ戦
シヴァの攻撃で最も注意したいのが「ターンタヴァ」です。
万能属性で回避方法が無い上に、攻撃を受けると防御力が最低まで引き下げられてしまいます。
対策として、「デクンダ」や「秩序の光」などでステータス低下を打ち消す技を持った仲魔をパーティに加えておく必要があります。
加えて、シヴァは定期的に本体以外に悪魔を2〜3体召喚してきます。
召喚された悪魔を優先して倒していかないとジリ貧になりGAME OVERとなりますので、全体攻撃でまとめて倒せるようにしておく等の対策も必須です。
アナンタを召喚してきた場合は最優先で撃破しましょう。アナンタはシヴァを回復する技を使ってきますので、戦闘が長引いてしまい、HPやMPが尽きる可能性が増加します。
ターンタヴァ対策、召喚悪魔対策が完了したら、あとはひたすら「アイスエイジ+9」と「天叢雲剣+9」を叩き込んでいきます。
マガツヒゲージが溜まっていたら「マガツヒ:会心」を使うのを忘れないように気をつけましょう。
「マガツヒ:神の大盾」も強力で、シヴァがマガツヒを溜め始めたら迷わず使用できるようにしておくと安心です。
最終ステージは撮影不可
アトラス作品ではお馴染みの「最終章・最終ステージでのゲーム画面撮影不可」が適用されており、万古の神殿以降はスクリーンショットが撮れませんでした。
これまで歩んできた過程で出会った同級生たち・ベテル日本支部の面々・多くの悪魔たちとの関わりが一本の道筋にまとまっていく様は、見事と思えるほどでした。
ただし、全体を俯瞰してみると、掘り下げ不足感は否めません。
また、ダアト内を走り回る時間の方が多く、同級生との絡みが薄かったことが難点として挙げられます。
こうした要因を統合した結果、ストーリーキャラクターへの感情移入がイマイチとなったように感じられます。
オープンワールド風にしたかった製作陣の思いをヒシヒシと感じつつ、RPGらしくストーリー性をもう少し強く押し出した方が良いと思う完成度と言えるでしょう。
まとめ
ニンテンドースイッチのスペック問題のせいか、どうしても画質の荒さは目立ちますが、長らくプレイしていると気にならなくなってきます。
本作は「悪魔合体」を繰り返すことで、より強力な仲魔をパーティに加えていくことができるシステムのお陰で、序盤から後半にかけて飽きることなく楽しめる最高のプレイ体験を与えてくれています。