久しぶりに「真・女神転生Ⅴ」のプレイを再開しました!
完全に他のゲームプレイラッシュに巻き込まれて、クリアする前に一旦お蔵入りとなっていたことに気づき、この機会に全クリアを目指そうと思います。
ストーリー攻略の進捗としては、概ね50%ほどのところまで進んでいます。
ただ、敵の攻撃であっという間に全滅してしまうほどの高難度ゲームである事実から、思うように先へと進めないことに憤りを覚えます。
評価・感想
ボリューム | ★★★★☆ |
ストーリー | ★★★☆☆ |
グラフィック | ★★★☆☆ |
音楽 | ★★★★☆ |
操作性 | ★★★★☆ |
難易度 | ★★★★★ |
総合評価 | A(85点) |
他のゲームをプレイしている間に、起動する機会を逸した「真・女神転生Ⅴ」。
PS4やPS5のゲームに加え、他のニンテンドースイッチのゲームを一通りプレイしてから本作を再度プレイしてみると、色々と粗が目立つように感じてきました。
そのため、項目ごとの評価点を見直し、上の内容に修正しています。
グラフィックの見直し
大きくポイントを落としたのが「グラフィック」です。この点については、他のゲームと比較してどうにも擁護しづらいように思いました。
具体的には
「画質が荒い」
「画面がボケボケ」
「処理落ちする」
といったところです。
元々ハイエンド機用に開発していたのか、Switch専用だったが画質圧縮を想定していなかったのかは不明です。
しかし、携帯モード・テレビモードのいずれであっても画質の荒さはかなり目立ちます。
Switchで真・女神転生のナンバリング最新作をリリースしてくれたことは嬉しい一方、アトラスが思い描くグラフィック描写の最適化には今ひとつ及ばず、といった結果に。
改めて、戦闘の難易度
プレイ再開してすぐにボス「八雲ショウヘイ」との戦いが待っていました。
ナホビノのレベルは42まで上がっていたのと、仲魔キャラも悪魔合体でレベル40帯を増やしていたことで、楽に勝てるかなと考えていたのですが、、、
「完敗」
物理攻撃・雷攻撃の威力が半端なく、一撃で仲魔が溶けてジリ貧になってからのナホビノが力尽きるパターン。
八雲ショウヘイを倒すため、時間をかけて以下の準備を進めました。
・レベルを「45〜46」に上げる
・ナホビノに「物理耐性」を付加
・「アリス/ベルフェゴール/パールバティ」編成
・「マガツヒ」を集め出したら「雷障石」
・アタッカーはナホビノ/アリス/ベルフェゴール
・回復・デバフ役はパールバティ
・マガツヒは溜まり次第「会心」
・「ムドオン/死んでくれる?」を連打
ここまでガチガチに強化・編成して、ようやく倒せるほどの強ボスでした。
戦闘の難易度に関して言うと、
【他のRPG感覚でボス戦に突入すると間違いなく秒殺されるほどの鬼畜難易度】
と明言できるレベルです。
初見殺しの良し悪し
冷静に考えると、「初見殺し」が多いことに気づきます。
相手の行動パターンが分からないうちに、初見の攻撃ラッシュを受けて開幕2ターンで全滅ということが珍しくない作品ですが、敵の行動を見てから対応することが許されないのがキツイと思います。
プレイヤーにヒントを与え過ぎるとゲームとしても面白さが損なわれるため、バランスを整えるのはかなり難しいところです。
良い意味で「2戦目から対策しやすい」
悪い意味で「初戦は理不尽に蹂躙される」
プレスターンバトルにより、弱点属性を喰らうと敵からの猛ラッシュが続き、負けてしまいがちです。
特に、属性の相性次第では道中の通常悪魔にさえ瞬殺されるほどの難易度ですが、ソウルシリーズのように「死んで覚える」に近いゲーム性なのだと思っておかないと心が折れるかもしれません。
フィールドマップが単調
序盤こそ見たこともないような世界に飛ばされ、悪魔たちを仲魔にしながら先へと進むドキドキ感を楽しむことができました。
しかし、先へと進めるにつれてフィールドマップの単調さが少し目につく気がしました。
ダアト内は荒れ果てた荒野・荒廃したビル群がどこまでも続きます。「崩壊したトウキョウ」が真・女神転生シリーズのお約束であるため、それ自体は何の問題もありません。
ただ、何処へ行っても景色そのものに変化がないのは少し物足りなさを感じました。
フィールドマップ自体は変化を加えようと、オブジェクト種類や配置の工夫、倒壊したビルを使った高低差の演出が見て取れましたが、もっとロケーションごとに特徴的な変化を付けるべきだったのかと思われます。
でも、高水準の面白さ
【「真・女神転生Ⅴ」は「神ゲー」足りえるか】
この問いを真剣に考えたときに、上述の不満点が脳裏を過ぎるため、二つ返事で「YES」と答えるには厳しいものがあります。
ただ、荒廃したトウキョウを駆け巡り、(理不尽とも言える)初見殺しの強ワザを連発してくるボスや道端の敵にワクワクを感じられる人にとっては、「神ゲー寄りの作品」と言えるかもしれません。
作品単体で考えると、
「不満点はあるものの、確立したゲームシステムを強化して無難に仕上げられた硬派な高水準ゲーム」
と評するのが適切だと思います。
まとめ
作品をリリースするペースはゆったりなアトラスですが、シリーズごとのお約束は守りつつ、面白さを強化しようとする心意気はしっかりと感じることができます。
中盤のボスを倒した時点で、30時間ほど経過していることを考えると、ストーリー攻略のみを目標にしても、クリア時間は50時間以上となる可能性が高そうです。
真・女神転生Ⅲの主人公「人修羅」がfigmaで発売するのに合わせて、「ナホビノ」も可動フィギュアで発売されたら面白そうです。