メインクエストを中心にガンガン進めてHorizon Forbidden Westをプレイ中です。
本作はメインクエストを中心にプレイすれば、「20時間」ほどでエンディングまで到達できるそうです。
効率よく進めれば15時間以下でもクリアできそうな印象ですが、途中途中で発生するサイドクエスト/サブクエストに捕まるとプレイ時間が伸びやすくなります。
サイドクエスト/サブクエストを本気で遊び尽くそうとした場合、60〜80時間以上はかかりそうなボリュームがありました。
評価・感想
ボリューム | ★★★☆☆ |
ストーリー | ★★★☆☆ |
グラフィック | ★★★★★ |
音楽 | ★★★☆☆ |
操作性 | ★★★★☆ |
難易度 | ★★★☆☆ |
総合評価 | A-(80点) |
全体的に丁寧なレベルデザインであると感じられます。
メインクエスト・サブクエストを進めていくと、ガンガンレベルが上がっていくため、レベリングが好きなプレイヤーには特に相性が良いと思います。
他のオープンワールド作品に比べて、積極的にサイドクエスト/サブクエストをプレイするほどの報酬がありません。
そのため、メインクエストにおけるストーリー攻略中、目的地の近くにサイドクエスト/サブクエストがある場合にちょこっと行ってクリアするくらいの立ち位置でした。
ストーリーは「SF」そのもの。
自律稼働するようになった機械獣と人との戦い。
コテコテのSFものである以上、どうしても既視感やB級映画っぽさは拭えませんが、ゲーム体験においては上手に一役買っている印象です。
複数戦の安心感
今作では序盤から複数戦となる機会が多数見受けられます。
通常のオープンワールドゲームでは「1体1」「1体多」でメインクエストやサイドクエストの攻略を進めることが多いのですが、本作では「多対多」となる戦闘がありました。
複数人でプレイするモンスターハンターのように、敵のヘイトが自分に向いていない間に回復や攻撃が可能となるため、戦闘面のストレスが幾分か軽減されます。
なお、ボス戦では敵に見つかった状態で「1対1」となることが多いので、エルデンリングやダークソウル系の戦闘が苦手な方には少々厳しいものがあります。
ボスを倒すのが難しい場合は、難易度を「イージー」や「ストーリー」にすると、ストレスが軽減されますので、忙しい社会人ゲーマー等は選択肢のひとつに入れることをオススメします。
ストーリー中の会話はクドい
エルデンリングのようなフロムゲーと異なり、ストーリー会話が頻繁に挿入されるホライゾンシリーズ。
ウィッチャー 3やスカイリム 等に似た会話展開のため、テキストボリュームは多いものの「会話内容が中々頭に入ってこない」のが難点です。
造語やホライゾン世界独自の地名をふんだんに盛り込みつつ、横文字カタカナがテキスト内にがっつり登場するため、結局何が言いたかったか理解するのに時間がかかります。
(その上、理解したところで、目的地についてやることは「機械獣か人を倒すこと」だけ)
正直、従前の豊富なテキストにより世界観に奥行きを保たせる仕組みは、旧時代オープンワールド系ゲームの手法だと感じます。
ギミック解除は「答え探し」
ダンジョン内では頻繁にギミック解除の操作が必要になります。
決められた箇所で決められた手順の操作を行うことで、ギミックを解除して先へと進むことができるのですが、「これがまた面倒い!!」のです。
「ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド」の場合は、遺跡内のギミックを解除する方法が山ほどあり、プレイヤーごとに知恵を絞ってクリアすることができます。
しかし、本作では手順通りに進めないと先へと進むことができないため、微妙なストレスを感じながらプレイしていました。
本来はシューティングアクション
敵に見つかった際、どうしても近接戦とならざるを得ないのですが、かなり苦戦します。
イージーモードにしても、敵からの攻撃を数回受けるとあっという間にGAME OVERとなるため、ステルスからのサイレントアタックか弓攻撃のいずれかが選択肢として正しい戦い方の模様。
弓を構えて機械銃を射抜く操作をしていると、
「あぁそういえばこのゲーム、シューティングアクションRPGだったのか」
と気付かされます。
とはいえ、ボス戦は手応え十分な面白さがありますので、プレイ中はしっかりと楽しめます。
道中で拾った各種の調合/合成用アイテムをふんだんに使って、トラップを張り巡らせながらボス戦エリアを駆け回るアーロイさんには敬意を表します。
軽く楽しむにはもってこい
本作「ホライゾン2」は背景グラフィックまで緻密なため、長時間画面を注視しながらプレイすると目が疲れやすくなります。
前回の記事で書いた通り、「酔い」対策として設定画面から「モーションブラー」をOFFにすることで大分プレイしやすくなりますが、連続して1時間ほどプレイし続けると休憩が必要になるほど。
プレイパートはしっかりとアーロイを操作するために全神経を集中させ、ムービーパードはスマホ片手に話を聞くくらいの気軽なプレイスタイルがちょうど良いように思います。
「ムービー中はコントローラーを置いて手を休める時間」と割り切ると、楽しくプレイできます。
まとめ
メインクエスト後半に突入した「Horizon Forbidden West」。
序盤はやや退屈でしたが、中盤を超えてからようやく面白さに拍車がかかってきました。
できれば中盤の盛り上がりを序盤に持ってきて欲しかったところですが、多くのプレイヤー層に理解しやすいように丁寧なストーリー展開とする方向に舵を切ったのでしょう。
本作を実際にプレイしてみて、間違いなく「楽しい」と思えるプレイ体験を与えてくれる良い作品だと実感しています。
続編が駄作になるパターンのゲームは多いですが、Horizon Forbidden Westに関しては間違いなく「良ゲー」以上の評価ですので、安心してプレイしてみてください。