新作ボードゲームが気になり始めた頃、ちょこちょこ見かけていたアークライトパブリッシャーのフォグサイト(FOGSITE)。
良いタイミングで、行きつけのボードゲームショップで本作をプレイできるようになっていたので、試しに遊んでみました。
<ゲーム説明:フォグサイトってどんなゲーム?>
「視界が遮られるほどの深い深い霧の中、不思議な遺跡に迷い込んだ探検家チーム。脱出を試みる彼らと、それを阻止する遺跡の衛兵・守護神との戦い」
上で書いたような説明とプレイルールに関して、店員さんからのインストを受けて、僕が遺跡側になってプレイ開始。
本作は、プレイヤー人数目安2〜4名となっており、1人が遺跡役・残りのプレイヤーが探検家役としてゲームをプレイする設計だそうです。
コンポーネント類の紹介
探検家側のコンポーネント
探検家は2名〜3名でチームを組む形式。
※2名でプレイする場合は1名が遺跡側・もう1名がプレイヤーコマを2名分操作することとなります。
プレイ開始時に、各プレイヤーには職業を割り当てます。
例えば、地理学者の場合は「隣接する2つの空きマスが部屋か壁かを確認できる」という強力なスキルを使用可能。
全てのプレイヤーコマのターンが終了した時に選択する「休憩」「警戒」のカード。
遺跡側のコンポーネント
こちらはターンコマ兼マップタイル。
最後にこれが遺跡側のコンポーネント一式。
プレイヤーコマがどの位置にいるかは遺跡側から丸見えの状態です。
初期配置では魔法陣の上に遺跡の衛兵を置きます。
ざっくりゲームプレイ
各コンポーネントの確認・配置が完了したので、実際にゲームをプレイしてみました。
プレイヤーターンにできること
プレイヤーコマを動かす方は「黄色コマを(東西南北いずれか)に1マス動きます」と宣言。
遺跡側は「(壁の場合は)壁です」「(部屋の場合は)部屋です」と返答します。
壁の場合:該当プレイヤーコマのターン終了
部屋の場合:互いに該当プレイヤーコマを同じ位置に移動し、該当プレイヤーコマのターン継続
全てのプレイヤーコマが壁にぶつかるまでこれを繰り返します。
全てのプレイヤーが同じマスに集まったと合意が得られたら、1ゲームに1回だけ「脱出」を宣言することができ、「成功すればプレイヤーの勝ち」「失敗すれば遺跡の勝ち」です。
まだ同じマスに集まっていないと思ったら「休憩」か「警戒」を選択して、遺跡側のターンに切り替わります。
遺跡ターンにできること
全てのプレイヤーコマが行動を終了したら遺跡側のターン開始です。
遺跡側ができることはかなり少なく、
「移動トークンを1つ消費して衛兵を1マス動かす」
「プレイヤーコマと同じマスにいる場合<攻撃>を行う:成功時にタイル3枚破棄」
「パス」
ここで厄介なのが、「移動トークンは消費したら回復しない」というルール。これのせいで遺跡側は序盤だとパスを選択せざるを得ないパターンが多くなります。
そして、その間に探検家チームはどんどん遺跡内を探索していき、早々に「脱出成功」となるケースが発生しました。
評価・感想
遺跡側を3回ほど担当しましたが、プレイヤー2人だと完全に探検家チームが有利なゲーム設計だと感じました。
3回のうち2回は遺跡側がパスをした次のターンには、探検家チームが同じコマに集まって「脱出成功」となり、遺跡側が何もしないままゲーム終了となりました。
残り1回も衛兵が移動してプレイヤーコマを攻撃したら警戒されてノーダメージ終了。
このボードゲームをプレイする場合は、最低でも3人〜4人揃えるべきだと感じました。多人数でプレイすれば、もう少し遺跡側が楽しむこともできるのかもしれません。