【レビュー】(ドラゴンズドグマダークアリズン )モンスターハンターライズ製作会社CAPCOMが送る早すぎた和製オープンワールドをクリアした評価と感想について

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ンスターハンターライズで賑わっている中、未クリアだったニンテンドースイッチ版ドラゴンズドグマ ダークアリズンを駆け足でプレイして全クリアしました。

 

本作は高評価のコメントを良く見かけるのですが、「マップスカスカ問題」「草原ダッシュゲーム」「半島内のいざこざ」といった多様な意見も書かれていることも理解していました。

ニンテンドースイッチ版が発売されているのを良い機会と捉え、僕が実際にプレイした結果、【CAPCOMによる出す時期が早すぎた和製オープンワールドアクションゲーム】といった感想に落ち着きました。

 

 

目次

2022/6/17追記

 

いずれ来るであろうと思われていた「ドラゴンズドグマ2」が遂に制作発表となりました。

ドラゴンズドグマダークアリズンはマップがスカスカという大きな問題を抱えていましたが、この点がクリアされると伸び代が期待できるシリーズとなることが予想されます。

ここ最近、CAPCOMは多くのヒット作をリリースしてきましたので、ドラゴンズドグマ続編も期待したいと思います。

 

 

評価・感想

 

ボリューム ★★★☆☆ 
ストーリー ★★★☆☆
グラフィック ★★★☆☆
音楽 ★★★★☆
操作性 ★★☆☆☆
難易度 ★★★☆☆

 

本編メインでプレイしたのですが、草原の移動中にイベントやサブクエストに遭遇することもなく、淡々と拠点(実質1箇所)と目的地(クエストエリア)を走って往復する行為に終始していました。

敵と戦ったり、ストーリーを見たりする時間よりも、草原を駆け抜けていた時間の方が長かったかもしれないと錯覚するほどです。

 

戦闘の作り込みはとても丁寧で、ジョブレベルを上げることで覚えられる新しい技や魔法を上手に使って、ボスキャラを倒すのはとても楽しいと思えます。

メインポーンも鍛えればしっかりと戦闘の補助をしてくれますので、主人公同様一緒に強くなっていく感覚は、単独キャラ中心である他の洋ゲーオープンワールドと違った楽しみだと思います。サブポーン2人を含めて合計4人でフィールドを駆け回っていくワクワク感は他のゲームで味わえない、本作の独自性であることは否めません。

 

本格的にパーティを組んでボスを倒すゲームをプレイしたいなら、「ファイナルファンタジー14」や「ドラゴンクエスト10」の方が良いですが、手軽にオンライン風中世ファンタジーを楽しむには「ドラゴンズドグマ」くらいの方が気楽でしょう。

 

草原マラソンとファストトラベル

 

ダークアリズン版では「刹那の永久石」が最初から入手できるおかげで、遠くのエリアを探索した後に「戻りの礎」を適宜設置しておくことで、「草原マラソン」から幾分か解放されるのが個人的に良かったポイントです。
(半島の端まで行き来した後、同じ場所へ再度送り込まれるクエストとかありました)

 

しかし、ただただ広いだけの草原を駆け抜けてクエスト目的地に到着し、イベント終了後に再び草原を駆け抜けて拠点に戻る作業を繰り返していると、やはり単調というか飽き易くなります。

 

できれば「道中に発生するフリーイベント」や「隠しダンジョンで強い武器・防具を入手できる」などの要素を盛り込んで欲しかったという思いが強く残りました。最初の方は探索要素としてフィールドマップを入念に歩き回っていましたが、敵が中途半端に強いこともあって、走り抜けた後に「戻りの礎」を置いて拠点に戻って回復後に再度草原ダッシュという「ラグビー」っぽいが一番効率的だったのが勿体無いポイントですね。

 

あと、道中は時折「見るからにヤバい敵」がちょこちょこ配置されています。

冒険序盤に相手するとパーティ全滅という事態に遭遇(実際に遭遇済み)することにもなりますので、戦うかスルーするかは冷静に判断しましょう。オートセーブしてくれますが、せっかく先へ進んだのに、大きく戻されるとそれだけでやる気が削がれることにもつながる恐れがあります。

 

戦闘面はかなり良い感じ

 

ややもっさりアクションですが、戦闘面は和製だけあって丁寧に作り込まれていると感じられました。巨大なモンスターに掴みかかって、ガシガシ攻撃を加えていくことでHPを大きく削る感覚はプレイしていて心地よさを感じることができます。

ドラゴンズドグマの戦闘システムこそ、スカイリムに足りなかった戦闘面の不満を解消できる要素の一つ足り得たのかと思うほど、丁寧に作り込まれていることがわかります。

 

主な行動は「弱攻撃」「強攻撃」「ガード」に加え、「スキル技(3スロット分)」をメイン・サブで組み合わせて合計6スロット分の技または魔法を使うことができます。

このスキル枠により、戦闘の幅が広がることから、ボス戦をとても楽しくプレイできます。一方、道中では雑魚敵が中々強く、数も結構まとめて出てくるのがストレスでした。

 

攻略サイト等で主人公キャラやメインポーンの育成論等を見比べて、育成方針を決めておくとスムーズなプレイができるのかもしれませんが、一周全クリアでお腹いっぱいになってしまいました。

周回プレイする際には、「戻りの礎」を効率よく配置するこで、1時間程度での全クリアも可能です。

本作にハマった方の場合は、複数回周回プレイして無双しながらプチRTAを目指すのもまた面白そうですね。

 

ちょっと面白写真

 

ドラゴンズドグマ登場キャラの中には、なかなか個性的な人たちが数多くいます。

ここではちょっとシュールな一瞬の写真や、トンデモ娘の横暴写真などをご紹介します。

 

メイソンなアレ

 

 

後に重要人物と判明する彼ですが、出立ちのシュールさがなんともアレ。

 

道化師フェステの心遣い

 

 

 

 

心遣いという名の面白帽子。

 

はしたないトンデモ娘

 

 

 

 

 

このトンデモ娘に関しては言いたいことが山積みですが、これ以降関わることがなかったので諦めました。

 

 

まとめ

 

色々と言いたいことはありますが、本作を全クリアした僕が評価するとしたら、

 

【戦闘面、ポーンシステムを考慮して良ゲー】
※ただしボリュームや没入感を求める場合はスカイリムをプレイすべき

 

という結論に至りました。

 

決して、【つまらないゲーム】とか【クソゲー】と評されるゲームでは無いと言えます。
一方で、【神ゲー】であるかと聞かれたら、首を捻ってしまう、、、そんな立ち位置です。

 

恐らく、ドラゴンズドグマで実現したかったのは「戦闘が楽しい和製スカイリム」だったのかもしれません。しかし、開発期間や人手不足が祟って、中途半端な出来に仕上がったのかと感じる惜しい作品となったのでしょう。

 

素直にリソースを使い回して「ドラゴンズドグマ2」をリリース出来ていれば、【今のゲーム市場における相応のポジショニングを確立できていたのでは?】と言えるほどの素養があったゲームだと思います。

 

今の時代にプレイするなら、UIや各種システム全般が洗練されたモンスターハンターライズの方が良いと思います。

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