最近再販された名作ボードゲーム「Clank!(クランク)」をプレイしてきました。
「Clank!」について
購入するか真剣に悩んでいたボードゲームなのですが、完全未プレイだったこともあって、インストをお願いすることも含めてボードゲームショップでプレイすることに。一時期はプレミア価格がつくほどの人気っぷりでしたが、再販されたおかげで価格高騰が一旦落ち着いた模様です。
本ゲームはデッキ構築型ゲームとなっており、「ドミニオン」や「イーオンズエンド」などのボードゲームをプレイした経験がある場合はスムーズにゲームシステムを理解することが可能です。特徴としては、プレイヤーが立てた音(クランク)をクランクプールに貯めていき、ドラゴンが動き出した際にドラゴン巾着から取り出された各プレイヤーのクランクトークン数に応じたダメージを受けてしまうという点。
「宝を取って、地上へ脱出する」という一点で考えると、子どもから大人まで幅広い年齢でプレイできるゲームといった印象でした。このゲームは、複数人でプレイする方が間違いなく盛り上がる内容だと思います。
実際にプレイした感想・評価
実際に「Clank!(クランク)」プレイした感想・評価を本エントリにまとめておきたいと思います。
コンポーネントが豊富
コンポーネントの種類はそこそこあり、ゲームボードのほかに、プレイヤー手札、ダンジョンカード、基本サプライ、クランクトークン、各種財宝・アーティファクト・ドラゴントークンなど盛りだくさんです。
コンポーネントをたくさん使うゲームが好きな方や、多くの友人・家族でプレイする場合は盛り上がりやすいゲーム設計になっていました。
なお、ダンジョン内の各部屋に設置される「?マーク」は基本的に獲得した方がお得です。
未プレイから全て理解するのは少し時間がかかりますが、一度理解するとサクサクプレイできるのは良い部分だと感じました。
ダンジョンデッキからカードを獲得
ダンジョンデッキはかなり大量ですが、初回プレイではあまりドラゴンカードを引くことなく、ダンジョンの最奥付近へとズカズカ進んでいくことになりました。
序盤から中盤にかけてはあまり怖がらずに移動マークのカードを獲得してどんどん奥へ進んでいく方が高得点を獲得することができました。
獲得するカードに悩む場合は、移動マークを含むものを選ぶといいと思います。
獲得したカードは一旦捨て山へ置き、手札補充時に山札が切れたら捨て山をシャッフルして引き直すことで、手札に含めることができるようになっていきます。以前ご紹介したイーオンズエンドとは反対に、捨て山カードはシャッフルするので、ランダム性はこちらのゲームの方が大きくなります。
また、デッキを圧縮する手段がほとんど無いため、後半に向けてデッキ枚数が増加しすぎてしまい、狙っていたカードを引くことが難しいです。できれば、もう少しデッキ圧縮するカードが含まれていたら、戦略性が高いゲームになるのに、、、と思った本ゲームの少し惜しいと感じたポイントです。
本ゲームでは、引いた手札は自分の手番中に必ず全て使い切らないといけません。クランクを発生させるカードも必ず使用することになるので、デッキ構築の際にはカード効果をしっかりと見比べておく必要があります。
クランクシステムが特徴的
とはいえ、本ゲームの一番の特徴である「クランク」システムは、ダイスゲームと違った程よいランダム性を演出してくれるため、戦略性・駆け引き・他プレイヤーの動向チェックといった複数の要素がバランスよく織り交ぜられているかなり良質なボードゲームであることは間違いありません。
貯まったクランク(各プレイヤーが立てた音)トークンは、ダンジョンデッキからドラゴンマークが描かれたカードが登場した際、上の画像左下にある「ドラゴン巾着」へと放り込まれます。
ドラゴン巾着に放り込まれたクランクトークンがプレイヤーのものであった場合、そのプレイヤーは1トークンにつき1ダメージを受けることに。この対策として、ダンジョンデッキからクランクマイナス効果を持つカードを獲得しておくと被ダメージのリスクを軽減できたりします。
壮大なチキンレースを制する
こちらが「Clank!」のゲーム盤です。
いずれかのプレイヤーがアーティファクトを獲得してダンジョンから脱出した場合、そこから4ターン以内に他のプレイヤーも脱出しないと、ダンジョン内のドラゴンに殲滅させられてしまいます。
しかも、毎ターンドラゴンが暴れてしまうため、ドラゴン巾着からクランクトークンをどんどん増加させながら取り出していくため、ダンジョン内のプレイヤーは戦々恐々状態。
本ゲームを楽しくプレイするために
本ゲームを楽しんでプレイするための留意点として、早い段階でアーティファクトを獲得して脱出しようとするプレイヤーがいた場合、ゲームの面白さが半減してしまう部分。この対策として、「特定の階層より下のアーティファクトのみ脱出可能対象とする」といったハウスルールを設定しておくような工夫をすることをオススメします。
まとめ
僕個人としては、一度ルールを覚えてしまえば、何度もリプレイして楽しく遊ぶことできるように設計されていることから、おうちに1つ買っておくと良いと感じました。ふとした時に、ちょっと「Clank!」プレイしよ!と気軽に言える手軽さは中々素晴らしいものがあります。
再販分が売り切れたら多分またプレミア価格に値上がりしてしまう可能性があります。
興味がある方は忘れずに在庫があるうちに買っておいた方が良いですよ。
※「Clank!(クランク)」は、基本セットの他にも拡張版がリリースされています。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] […]