【映画】「トイ・ストーリー4」の感想と評価-“誰のために生きるか”、心の声に従え!!-

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トイ・ストーリー4を鑑賞してきました。

ネタバレを避けるために、物語の核心部分には触れないよう僕の感想と評価を書いてみたいと思います。

 

 

事前情報を全く仕入れずに観たいという方は、映画を観終わった後にこの記事をご覧ください。

 

 

総合評価  ☆★★★★(星4.5)

 

 

目次

シリーズ最後の「トイ・ストーリー」

トイ・ストーリーシリーズ4作目となる今作で、長きに渡る「トイ・ストーリー」の物語が1つの終わりを迎えます。

人によっては「これで終わりなんだね」と感じる一方で、「これから始まるんだね」と感じる方もいるかおしれません。

 

それほど今作のエンディングはファンにとって感慨深い内容でした。

少なくとも、ウッディとバズ・ライトイヤーの2人が織り成す面白おかしいステキな物語はこれで最後になります。

 

「おもちゃの役目」と「子どもの成長」

「おもちゃの役割」とは何でしょう。

一番の役割は「子どもと共に在ること」でしょうか。

 

時に心の支えになったり、時に友達代わりになったりと、求める子どもの想いに合わせて小さな役割の変化はあるにしても、根底には「共に在り、成長を見守る」という存在意義があります。

 

特に、ウッディはアンディの一番のお気に入りでしたが、彼の大学入学と共に、ボニーへと引き継がれます。

 

この時点でウッディは「アンディのおもちゃ」としての役目を果たしたことになるのです。

 

責任感も大切だけど、「心の声」も大切

今作では19年ぶりにヒロイン「ボー・ピープ」が作品に登場します。

 

ウッディ達と離れ離れになった彼女は、「持ち主のいない迷子のおもちゃ」として力強い女性となってウッディを助けるのですが、周りを冷静に見ることができないウッディに呆れてしまうシーンに心が痛くなりました。

 

傷ついたおもちゃ達に目もくれず、「俺にはこれしか無いんだ!!」と悲しげな目で訴えるウッディに対し、ボー・ピープは「落ち着いて!ウッディ、今のあなたには誰も付いていかないわ!」とたしなめます。

 

今の持ち主であるボニーにとって大切なのは幼稚園のゴミ箱に捨てられていた素材で作ったしたフォーキーなのであって、彼をボニーのそばに居させることにウッディ自身の存在意義を重ねることで安心感を得ていたようです。

 

ですが、ウッディにとって本当の持ち主は「アンディ」であり、それはボニーに引き継がれた今となっても変わらない強い特別な想いであることが作品を通して感じ取ることができました。

 

まとめ

「トイ・ストーリー4」は1つの映画作品としても、シリーズ最後の作品としてもきちんと完結していて、気持ちの良いエンディングを迎えたステキな作品であると言えます。

 

もちろんトイ・ストーリーシリーズを観たことがない人でも楽しむことができますが、ピクサーがこの作品を通して訴えたかった「おもちゃの一生」と「子どもの成長」に想いを馳せるには、過去の3作品は必見です。

 

家族と、恋人と、友達と、なんなら1人で観ても感動できるほど内容がしっかりと詰まったオススメの映画ですので、ぜひ過去作を観た上で鑑賞してみてくださいね!

 

 

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