ニンテンドーダイレクトで3Dフルリメイクが発表されたロマンシングサガ2。
正式なタイトルは「ロマンシングサガ2 リベンジブザセブン」。
実はちょうど、忙しい仕事の隙間を縫ってリマスター版をプレイしていたのですが、まさかの発表に驚きを隠せない事態となりました。
現在、浮遊城のワグナスを倒して新たな皇帝が残る七英雄を倒す旅路を急いでいるところです。
アバロン帝国、万歳
帝国暦1000年。
吟遊詩人の詩と共に、「偉大な帝国」と「麗しきアバロン」の歴史が語られ始めます。
北バレンヌ地方にあるバレンヌ帝国の首都アバロンでは、皇帝レオンが息子ジェラールを引き連れて封印の地の封印へ。
※なお、ダンジョンから出るだけで良い模様。
懐かしの初期陣形「インペリアルクロス」
これには先頭のベアさんもニッコリご満悦。
流し斬りが完全に入ったのに
首都アバロンは七英雄クジンシーの襲撃に遭い、ジェラールの兄「ヴィクトール」は辞世の句として有名な言葉
「流し斬りが完全に入ったのに」
という一言を残し、この世を去ることに。
往年のロマンシングサ2ファンの間で愛され、語り継がれる「流し斬り」のシーンがフルリメイク版ではどのように表現されているか、注目のしがいがありそうです。
伝承法と弔い合戦
息子を奪われた弔い合戦のために、皇帝レオンはソーモンのクジンシーの元へ向かいますが、かの有名な「ソウルスティール」によりあえなく撃沈。
占い師を称するオアイーブから教えてもらった「伝承法」により、クジンシーから見切った「ソウルスティール」を息子ジェラールに引き継ぐレオン。
そんなことはつゆ知らず。
クジンシーはノコノコやってきたジェラールを返り討ちにすべく戦いますが、頼みのソウルスティールが効かないことで、今度はクジンシーが撃沈。
先代の皇帝が培った「技」「術」「見切り」などの戦闘技術に加え、仲間たちやアバロン内の周辺施設の強化を通して、数千年にもわたって打倒七英雄を達成するための準備を進めるゲーム性こそ本作の醍醐味と言えるかもしれません。
ディープワン等の閃き道場
ストーリーを進める前に、技を閃くためディープワン道場に籠る新皇帝ジェラール御一行。
ここでできる限り強力な技を閃いておき、ストーリー攻略を楽にするプレイヤーも数多くいたようです。
他にも、技術点稼ぎポイントであるメルー砂漠のサンドバイター狩り、タームソルジャーやラッフルツリーでの閃き道場といった有名な育成方法が多数あるのも「ロマンシングサガ2」ならでは。
運河要塞を超えて
その後は、龍の穴関連イベントや運河要塞攻略を進め、皇帝ジェラール時代は終わりを迎えます。
ここからようやく、ロマンシングサ2の醍醐味である「フリーシナリオ」システムが息づいてきます。
新皇帝は術師
この術強化のため、JPが多い「術師」を皇帝にすることで、JP切れの心配をすることなくガンガン戦闘回数を重ねていくことが可能に。
皇帝の能力値は新皇帝に継承されていきますので、様々な系統の皇帝に継承していくことで、成長度合いにも変化が表れます。
フリーシナリオを楽しむ
イベントのフラグ管理に充分注意を払いながら、フリーシナリオを最大限楽しんでプレイしていくことができます。
【主なフリーシナリオ】
- カンバーランド平定
- コムルーン火山イベント
- 武装商船団との和解
- 「アリだーー!!!」
他にも数々のイベントがありますが、皇帝の世代交代の別の地域への移動によりイベントフラグが折れてしまうシナリオも多数あります。
特に「男性皇帝」でなければ先へイベント進行が止まってしまう「人魚イベント」などもありますので、ゲームを進める上で注意が必要なことも多々。
ジェラール以降から最終皇帝までの間は、年代ジャンプ又は全滅いずれかのタイミングで新たな皇帝に世代交代していくため、愛着が湧き始めた頃には既にパーティを一新する時期となります。
反面、様々なクラスを試しながら、プレイヤーの好みに合ったパーティを定期的に組むことができるため、パーティ編成が好きな方にとってはとても良いゲームシステムとも言えます。
術の重要性と合成術、時々術研究所
他のRPGでは脳筋ゴリ押しスタイルに押し負け、倦厭されがちな「魔法」(本作では「術」)。
本作ではむしろ「最強の一角」、もとい「強化しておかないとラストバトルで詰む」といっても過言では無いほど重要な育成要素となっています。
おそらく、フルリメイクされるロマンシングサ2ニンテンドースイッチ版においても、術の重要度は変わらないと考えて良いでしょう。
乱れ雪月花、そして無明剣
本作では多数の隠しパラメータが設定されていて、特に「閃き特性」というパラメータはプレイヤー泣かせといっても過言ではないほど、過酷な仕様となっています。
具体的に言うと、
「キャラクターにより閃く技が決まっている」
という仕様です。
特に大剣技最強候補を誇る「無明剣」は、「無無剣」から派生して閃く技となっていますが、この技を覚えることができるキャラクターはごく僅か。
「閃きは運ではなく、キャラに由来」
この点について、ゲーム本編では一切の説明が無いため、大剣が得意なクラスに「無無剣」を使わせても、延々と「無無剣」で敵を攻撃するだけという鬼畜仕様。
七英雄戦には事前準備を
往年のファンで誰しもが経験したことのある“やらかし”と言えば…
「ラストダンジョンでのセーブ」
そのため、事前に七英雄ごとに対策を練ってから戦闘に臨む必要があります。
ロックブーケ戦では1人を残し、他全員が「霧隠れ」することで、安全にテンプテーションを見切ったり、
ワグナス戦では、火と土の合成術「炎の壁」を開発しておくと、だいぶ戦いやすくなります。
ちなみに、唯一とっても良いほど、事前準備が不要な七英雄といったら「ボクオーン」さんを差し置いて他にはいません。
この他にも、「ソードバリア」で完封できるノエルや「炎の壁」で「メイルシュトロム」を完封できるスービエさんなど、強力な七英雄に対抗する手段がゲーム内に散りばめられているのが良いところ。
まとめ
ニンテンドースイッチで蘇る往年の名作「ロマンシングサ2」。
2Dで過去作のリマスター版が販売されているため、流石に予想外過ぎました。
当時リアルタイムでプレイしていた方々は、過去のトラウマを克服するべく、再び七英雄と相見えるのも良いかもしれません。