電車の中を見渡すと、スマホとにらめっこしている人を多く見かけるようになった気がします。
みなさんアプリでゲームをしたり、ニュースサイトを閲覧したり、メールやLINEをチェックしたりと忙しいようです。
一方で、少なくなったとはいえ、小説を読む人もいれば、資格・検定・語学の参考書を開いて勉強している人も見かけます。
このスマホVS書籍についての僕の実体験を踏まえて意見をまとめたいと思います。
七色たいようさんの場合
僕は、一時期はスマホ閲覧組でした。
ですが、毎日とりとめのないやりとりをして、勝手に準備された記事をありがたく読んで、同じような内容を検索していることに気づいてしまったのです。
この時から、「これを続けても何も成長できない」と考えるようになり、スマホの閲覧時間を極端に減らしました。
電車通勤の時間は情報を取り込む時間に切り替えて、英語の参考書・FPの参考書・ビジネス書を時間(と体力)がある限り積極的に読むことにしました。
徒歩での移動時間は英語のリスニングにあてることで、ぼーっとする時間を極端に減らしています。
本を読むことのメリットについて
スマホのゲームに熱中する時間、メディアが選択したニュース記事を無駄にありがたがって読む時間、強迫観念に狩られたメールやLINEの返信を大幅に削減。
そして、興味・関心のある分野に関する本を読む。
それによって得られた大きなメリットは、言うまでもなく体系化された知識を身に付けることができるようになったことです。
知識や知性の源泉は、「語彙力」と「論理的な思考力」なのです。
物事を深く考え、答えを出すための思考法を身に付けることは、勉強においても、仕事においても大きく役立ちます。
ただ本を読むという行為が、スマホをぼーっと眺めるよりもはるかに大きなメリットを与えてくれるのです。
他人の経験を1000円前後で追体験できる
何よりも、一番大きなメリットはこれだと思います。
実用書などの本は、作者がこれまで経験したことの中で、最も重要なエッセンスが凝縮されています。
言うなれば、作者の人生を追体験しながらも人生訓を自分のものにすることができるのです。
他の人が歩んできた人生の中で気づいた重要なポイントを、たった千数百円、たった2時間足らずで追体験できるなら、読まない理由はありませんよね。
久しぶりに読書する人におすすめの本
ここ最近本を読んでなかったけど、久しぶりに読んでみようかなと思った人にオススメの本をまとめておきます。
難解な小説や、興味のない分野の本に手を出すよりも、実用的ですぐに実践できることが書かれている本や、考え方を根本から改めてくれる本を読んだ方がいいですよ。
・人生がときめく片づけの魔法
部屋が余計なモノで溢れかえっている時に読むと、目からウロコの連続です。
使わなくなったものを捨てるための考え方と実践方法、そして不要なモノを買わないコツまで身につけられます。
・明日死んでもいい片付け
これも断捨離推奨系の本です。
ただ、生活空間を確保するためというよりは、明日死んでも家族や身近な人に迷惑をかけないためにできる準備やモノの管理などが中心です。
・思考は現実化する
言わずと知れた古典的な自己啓発本です。
現代のビジネス書や自己啓発本は、全てこの本を元にした内容と言っても過言ではありません。
いちいち新しく発売されるそういう類の本よりも、これを一冊読めば考え方が一気に変化します。
・ビジョナリーカンパニーシリーズ
将来的に会社を経営したいと考えている人は読むべきシリーズ。
企業が永続的に発展するためには、確固たる「ビジョン」が必要であることを様々な実例を用いて描かれています。
脱サラしてカフェを経営するでも、世の中にない新しいサービスを興すために起業するでも、その根底にどんな「ビジョン」を描くべきか。それを考えさせれくれるシリーズです。
・嫌われる勇気、幸せになる勇気
ベストセラーになったので、タイトルを耳にしたことがある人も多いかと思います。
人が悩みを持つことは、いつの時代も変わらないもの。
悩みとはどこからくるか、それは全て「対人関係」からくるのだそう。
では、他の人と接する上で相性の良く無い人がいた時はどうしたらいいか。そうした悩みを抱えた時に本書を読むことで、「嫌われる勇気」を持って臨むことの大切さが理解できるはずです。
・人生を変える言葉2000
AmazonのKindleストアを散歩していた時に見つけたこの本。
じっくりと本を読む時間がない方も、電車の移動時間やちょっとした隙間時間にパラパラとめくりながら読むことができます。
過去の偉人が残した「人間とは」「人生とは」についての重要な格言がまとめられています。
・自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと
他の自己啓発本にも似たような内容が書かれています。
それでも、20代を賢く無駄なくカッコよく生き抜くために捨てるべきものは何かをしっかりとまとめてくれている本書はさらっと読むには最適な内容でした。
まとめ
僕は小学校低学年の時から本の虫でした。
図書室で常に3〜4冊の本を借りては読んで、借りては読んで。
ページをめくるたびに広がる新しい世界。
知らない言葉があって、知らない物語が語られて、どんどん新しい知識が流れ込んでくる楽しさ。
これは、本というパッケージ化された知の宝箱だからこそ得られるメリットなのだと感じています。