「またピントずれてる!」
一眼レフに限らず、スマホやコンデジで写真を撮る時にも必ずファインダー(液晶)覗くと、四角い枠でピントを合わせるように設計されてますね。
ただ、時々どうしてもピントを合わせるのが苦手な方がいるのを見かけます。
そもそも、この「ピント合わせ」とは何か、どのように意識したら良いのかを解説します。
「面で捉える」
ピント合わせ=点で捉えたごく一部の範囲のように見えますが、実は違います。
ピントは、点ではなく面で合わせているのです。
そのため、被写体と同じ面にある他のものにも同じようにピントが合わされます。
一眼レフカメラの場合は、背景のボカしが持ち味ですが、このように「面で合わせる意識」を持っておかないと、集合写真で後ろの人の顔がぼやけてしまったという事態にもつながる恐れがあります。
ピントを合わせたい被写体を揃える
ピントは面に合わせるという考え方が理解できたら、実際に被写体の配置に気をつけてみましょう。
ピントを合わせた面に沿って並んでいる被写体には同じようにピントが合いますが、それよりも手前の被写体または奥の被写体はボカシが効いてぼやけた感じに写ります。
一眼レフカメラで数名から大勢の集合写真を撮影する際はこの奥行きにも気をつけてください。
ピントを合わせた人以外がみんな顔がボケてしまっていたら後で見返した時に怒られてしまうかもしれません、、、
シャッター半押しはピントが合うまで繰り返す
良い意味で最近のデジタルカメラは自動ピント調整等の機能に優れていますが、それに頼りすぎると現像した時に落胆することがあります。
特に、カメラの扱いに慣れていない方はピントを合わせたつもりになってバシバシ撮っても実は全然違うところにピントを合わせていたなんてことも。
ピントを合わせるためには、以下の点に注意しましょう。
1.カメラを構えてシャッターを半押し
2.ピントの点が狙った被写体に合っているか確認
3.被写体以外にピントの点が合ってない場合は1〜2を繰り返し
4.シャッターを押し込み、プレビューモニタで仕上がりを確認
一眼レフカメラに慣れた人なら基本中の基本ですが、初心者にとっては練習しておくべき重要事項なのです。
ピント合わせに慣れないと、せっかくの旅行先等で撮った思い出の写真がとても残念なものになってしまいますよ。
まとめ
「ピントは面に合う」
この言葉はシンプルですが、とても重要な要素を含んでいます。
実際に何度かわざと色んな位置にピントを合わせて撮影をしてみて、仕上がりの違いやピントによる写真の出来栄えの変化を確認してみると面白いですよ。
そして、僕が当時購入したEOS8000Dの後継機であるEOS9000Dが発売されていたことに気づいて少々ショックを受けました。
ただ、カメラそのものは最新のものが出続けますが、写真の撮り方は普遍的なスキルです。
ぜひ色んな撮り方を身につけて楽しいカメラライフを過ごしましょう。