「やばいっっ!間違えて大事なデータ消しちゃった!!」
先日、一眼レフカメラで撮影した沖縄旅行の写真データを整理していたところ、誤って残すべき写真を削除したままゴミ箱を空にしてしまいました、、、
探しても探しても、ゴミ箱の中には写真データが入っておらず。
一縷の望みをかけて、Mac用のデータ復元アプリを探し回ったところ、「EaseUS Data Recovery Wizard for Mac」という便利なアプリを見つけて実際に使ってみました。
このデータ復元アプリの使用方法と感想・評価をご紹介いたします。
「EaseUS Data Recovery Wizard for Mac」をDL
EaseUS公式サイトより「EaseUS Data Recovery Wizard for Mac」の無料ダウンロードをクリックします。
ファイルサイズは約40MB程度ですので、あっと言う間にダウンロードが完了します。
Macbookにインストール
一眼レフカメラの写真データを取り込んで管理しているMacbookにインストールしてみました。
先ほどダウンロードしたアプリが「mac_data_recovery_free.dmg」という名称でダウンロードフォルダに保存されていたら、ダブルクリックを押して、インストールウィザードを立ち上げます。
App Store経由でないアプリをインストールする場合は、上のようなポップアップが表示されます。
その後、左側表示されるアプリアイコンを右のアプリケーションフォルダへドラッグ&ドロップするとアプリがアプリケーションフォルダへ保存されますので、LaunchpadかアプリケーションフォルダからEaseUS Data Recovery Wizardを立ち上げます。
今回は早く写真データの復旧をしたかったので、アプリケーションフォルダからアプリを立ち上げました。
言語切り替えも可能
アプリ内の表示言語は上のメニューバーから切り替えがです。
アプリ立ち上げ後、メニューバー>Languagesへ進み、日本語を選択すると再起動後に言語が切り替わります。
英語表記が苦手な人は、アプリ起動後にまず言語の切り替えをしておきましょう!
英語を読める方はそのまま次の作業に移ってもらっても問題ありません。
切り替えたい言語選択後、アプリケーション再起動の注意喚起がポップアップされます。
「はい」を選んでクリック後、アプリを再起動すると日本語表示に変更されます。
上のは日本語化した結果のアプリトップ画面です。
とても見やすくなりましたね!
データ復元アプリを立ち上げてデバイスをスキャン
アプリを立ち上げたら、無料版と有料版の利用可能範囲に関する案内がポップアップされますので、内容を確認して用途に合う方で使用を開始します。
無料版はデータ復元が2GBまでですので、大量の写真データや動画データなどを削除してしまっている場合には、有料版「Professional」を使った方が良さそうです。
早速、復元したいデータを扱っていたデバイスを選択して、スキャンボタンをクリックします。
デバイス内のファイルをサルベージ。
Macbook 256GBのスキャンで約3時間ほどかかるので、その間に別の作業をしながら待ちます。
復旧したいデータを発見!そして確認!
そして、デバイス内のスキャン開始から3時間が経過。
ずらずらーっと中のファイルが出てきました!
このアプリの便利な機能として、左側のタブを「Type」に切り替えることで、ファイルの拡張子別にスキャン結果がまとめて表示されるというものがあります。
今回のように、写真データの復元をしたい場合、jpgやjpeg(またはPNG)といった拡張子から探し出すことができるので、とても助かりました。
そして、サルベージ結果の一覧を眺めること数分。
ありました!!
間違えて消してしまった写真データが!!
ファイル名をダブルクリックすることで、そのデータの中身が何か確認することができますので、復元対象のファイルと思われるものを見つけたらダブルクリックしてみましょう。
ファイル種類によっては確認できないものもありましたので、日頃からファイル名には統一性を持たせて管理した方が良さそうです。
迷うことなく即保存!!
探していた写真に加えて、さらに半年以上前にも消してしまって諦めていた写真データまで復元されていましたので、忘れないうちにチェックを入れて保存先を指定。
復元したいデータを見つけたら、ファイル名左にあるチェックボックスにチェックを入れ、右上の「Recover Now」ボタンをクリックします。
保存先はLocalでもCloudでも好きな方を選択することが可能です。
復元したいデータの保存先を指定する際、Localフォルダに保存先を指定する時に注意が必要です。
データの保存先は復旧元デバイスと異なる場所を選択しないと、データファイルは保存されません。
そのため、今回は復元したい写真データをUSBメモリに保存するようにしました。
無事にファイルが保存されると、下のような表示がポップアップされます。
上でお伝えした通り、ファイルの保存先として復旧元デバイスと同じ場所を選択するとエラーとなる旨のポップアップが表示されます。実際に試してみた結果、復元したい写真データは指定の場所に保存されていなかったことを確認しました。
USBメモリに保存した際、フォルダが細分化されていることを確認。
復旧したデータファイルごとにフォルダが作成されますので、きちんと復旧されているかチェックします。
使用後の感想・評価
Macbookで作業中に消してしまった写真データを無事に復旧することができました。
操作自体に迷うことはなく、概ね下の流れで目的のデータにたどり着くことができました。
1.スキャン
↓
2.タブをTypeに切り替え
↓
3.ファイル種類を選択
↓
4.日付やファイル名を手がかりに見つける
↓
5.復旧先を選択して保存
感想としては、直感的に操作ができ、かつ目的のファイル復旧ができたことから、大変満足いく高性能なアプリであると言えます。
個人的にアプリの評価をつけるとしたら、星4.5くらいの満足度です。
注意事項
このアプリを使用する際に、こういったポップアップが表示される場合は、以下の流れでSIP(System Integrity Protection)を一時的に無効にしないとスキャンができません。
実際に僕も表示されましたので、EaseUS公式サイトのビデオチュートリアルを参考にSIPを一時的に無効にしてからスキャンをしています。
【SIP無効化の手順】
Macを再起動して、Appleアイコン表示まで「Command」+「R」を押し続ける
リカバリーモードが表示されたら、画面上のユーティリティ>ターミナルを起動
ターミナル画面で次のコマンドを打ちます。
csrutil disable
再起動するとSIP機能が無効になりますので、アプリによるデバイスのスキャンが可能になります。
SIP機能を再度有効にしたい時には、再びリカバリーモードを立ち上げて、ターミナル画面で下のコマンドを打ちます。
csrutil enable
「アプリのダウンロードしたのに、全然動かないんだけど!!」
そういう場合は、上で紹介したSIP機能の無効化処理を忘れずに行うようにしましょう。
ついでに参考情報
EaseUS Data Recovery Wizard for Macに対応するファイル種類とデバイスや下の通り。
いわゆるドキュメント・画像・ビデオ・音楽等が復旧対象のファイル種類で、対応デバイスはHDD・SSDいずれも可能なため、Mac本体・SDカードやUSBメモリ・外付けHDDといったものもデータ復旧が可能なようです。
エディション間で制限されている機能の幅が異なるようです。
数件のデータファイル復旧であれば、無料版でもサルベージ可能ですが、ファイルサイズが大きいデータの復元・復旧やサポートが必要な場合には有料版も検討した方がいいかもしれません。
まとめ
今回は無事に目的の写真データにたどり着くことができて助かりました!
データ復旧・復元を業者に依頼すると数十万円の費用がかかることが多い中、自宅でのアプリ操作だけでこれだけできるなら充分以上の成果です。
同じように大事なデータファイルを削除してしまって困っている方は、試しにこちらのアプリでサルベージしてみてください!