意識高い系の自己啓発本や怪しいウェブサイト・ブログに「成功するためには睡眠時間を削って努力しなさい」なんて書いてあるのをよく見かけます。
「睡眠時間は3時間もあれば十分」
「朝は4時に起きましょう」
「夜型人間こそ成功の鍵」
どれもこれもハッキリ言って「嘘」です。
少なくとも20代後半から30代にかけて仕事が忙しい社会人はこういった言葉を真に受けて実践すると、確実に仕事や休日に悪影響が出ます。
実際僕も試しに3時間睡眠を1週間続けてみましたが、、、
日中襲いかかる猛烈な眠気
スッキリしない思考
活動したい気持ちが削がれる
休日は寝溜めで丸一日潰れる 等
挙げればキリがないほどの悪影響しか発生しませんでした。肝心の「朝早く起きて勉強する」というのも、猛烈な眠気とスッキリしない思考の中では非効率的でしかありません。
結局のところ、効率的に時間を活用したいのであれば、
①通勤時間を短くする 又は 通勤時間を活用する
②仕事時間を短くする(残業しない、年休使う)
③家に帰る前に勉強できる広いカフェや自習室へ寄る
④休日は毎週誰かと遊ぶのではなく自分の日を作る
上に挙げた4点を実際にやってみるのが一番です。
国家をあげて「働き方改革」を標榜しているようですが、そもそも「仕事を減らす思考での仕事」ができない組織体に対して、
「時間通り帰らせなさい、年休も取得させなさい」
といっても、シワ寄せが働き手である我々のところへとやって来るだけなのですから、いかに「仕事時間そのものを減らす取り組み」を考案・実現し、さっさと帰路につけるかが大事です。
「朝活」だとか「短時間睡眠」だとか、無駄な流行り言葉に乗せられず、そもそも「仕事をさっさと切り上げて、残った時間にやりたいことを楽しむ!」だけで良いのです。