「毎年100万円貯金する」
言うだけなら簡単ですが、実際に始めてみると中々簡単ではありません。
突発的な出費や、生活の質の見直し、時には大して仲良くない人の結婚式を断るくらいの割り切りが必要です。
それでも、将来のために貯蓄を作っておくことは自分の選択肢を広げると言う意味でも必須でしょう。
何度も貯金に失敗しては挑戦し、現在では毎年最低100万円貯金を作れるようになった僕がそのコツを紹介します!
可処分所得を知る
そもそも1年間に稼ぐ給与のうち可処分所得(実際に手元に残り、使えるお金)がいくらあるか計算したことはありますか?
ここが全ての入り口です。
例えば、年収600万円の場合、可処分所得はおよそ468万円となります。
※各種天引き等を合計22%として算出
ここから1年間で100万円貯めるためには、先に100万円を可処分所得から抜いてしまいます。
残った金額を12ヶ月で割ると、1ヶ月あたりに使うことができる可処分所得が出てきます。
今回は年収600万円の場合で試算します。
468万円ー100万円(積立貯金)ー100万円(ボーナス)=268万円(1年あたりの可処分所得)
268万円/12ヶ月=22.33万円(1ヶ月あたりの可処分所得)
ここから家賃・光熱水費・携帯代・各種保険料等の固定費を出し、残ったお金が本当の可処分所得となります。
こういう風に、自分の年収から本当に自由に使える金額がいくらなのか知ることが大切なのです。
いらないものを切り捨てる
真剣に貯金をしたいと思うなら、「いらないものを切り捨てる覚悟」が必要になります。
・職場で毎週、毎月のように開かれる飲み会
・必要もないのに何となく足を運ぶ外食全般
・大して仲良くなかった旧友の結婚式
・利用していないオンライン有料サービス
・最初の1週間以降足を運んでないジム
・惰性で買って積んでる未消化の書籍、ゲーム、DVD・ブルーレイ
・無駄に容量の多い契約の携帯利用料
・毎日自販機で購入する缶コーヒー
・100均で「安いから」という理由で買った雑貨
他にも挙げればきりのないほどの「無駄な出費」が溢れています。
これらは全ていりません。
全部カットしてください。
固定費も変動費も一気に見直しをすることが可能ですし、普段無意識に垂れ流していたお金をしっかりと手元に残すことができるようになります。
身の丈に合わせる
バブル経済真っ只中と言われた高度成長期の日本はどこへやら。
いまでは入社した会社、足を踏み込んだ業界で定められている給与水準から大きく上昇することはまず望めません。
賃金は上がらず、ボーナスはカットされ、挙句には基礎控除見直しや消費税率10%といった追い討ちまで用意されています。
そんな中にあって、本体価格10万円近いスマホを家族分ローンで購入し、ネットサーフィンしかないのに高価なノートパソコンを買い、維持費がかかるのに週末にしか乗らない車を持ち、背伸びした価格の一軒家・マンションを買う、、、
それではお金が残るわけがありません。
収入が少ないなら、少ないなりに身の丈にあったものだけを所有するという選択をすればいいのです。
「他の人が持っているから」とか、「一般家庭ではこれくらいは必要」なんて基準は「買わなければならない理由」にはなり得ません。
自分の収入基準に合った選択を適切にする。
それだけなのです。
他の人とあなたの生活水準を比べる必要はありません。
積立貯金にしてしまう
新卒頃の僕は「残ったお金を貯金に回そう!」という安易な考えで日々を過ごしていました。
3年ほどして振り返ると貯金額が30万円未満、、、
このままではまずい!と思っていたところで、先輩から「積立貯金が一番良いよ!」というアドバイスをもらい、即座に実行会社。
1年あたりの積立額を30万→60万→100万円と引き上げていき、今では給与からの天引き貯金だけで年間100万円の貯金を作れるようになりました。
今では、月額3.5万円、ボーナスで58万円の積立貯金を行い、毎年100万円の貯金を作ることに成功しています。
口座にお金があるとついつい使ってしまうタイプの人は、積立貯金で強制的に貯金するシステムにした方が良いですよ。
まとめ
ただし、年間100万円貯金を実現するためには、重要なポイントが3つあります。
①上で述べた項目を実践して「貯金体質」を作る
②積立貯金のお金は「無かったもの」として考える
③貯めるだけでなく、資産運用も検討する
出口を閉め、手元に入るだけのお金で生活し、貯まったら上手に運用する。
「〜〜だから自分にはできない」と言っているうちはこのエントリを読むには少し早いかもしれません。
『本気で、真剣に、何が何でも貯金したい!』と思い始めているけど、何からしたら良いのかわからないで困っている方は、上で述べた項目を1つずつ実践してみてください。
段々とお金が貯まっていき、貯まると今度は使いたくなくなり、さらに貯まるループを実感できるようになります。