ようやくメトロイドドレッドを全クリアしました。
プレイしている最中、やめ時が見つからず、どんどん先へと進めたくなるほど熱中しました。
全クリアした時点で、本作のおすすめできるポイントなどを含めて評価・感想を書いていきたいと思います。
評価・感想
| ボリューム | ★★★☆☆ |
| ストーリー | ★★★★☆ |
| グラフィック | ★★★★★ |
| 音楽 | ★★★★☆ |
| 操作性 | ★★★★★ |
| 難易度 | ★★★★☆ |
アイテム獲得率100%を達成するために各エリア内を探索し終えて、全クリアした時点でのプレイ時間は11時間でした。
RPG系のゲームと比べて、プレイ時間自体は短いものの、他のゲームでは得られないほどの満足感を得られる不思議なアクションゲームだと感じています。
難易度はどうだったか
道中の難易度はそれほど高くありませんでした。
エリア内のマップ攻略を進めていくほど、サムスのアビリティが拡張していくため、通常の敵に負けることは皆無です。
アビリティ「スクリューアタック」入手後は、ひたすら体当たりだけでエリア内の探索を進めることが可能になります。
反面、E.M.M.I.戦やボス戦は難易度が急上昇します。
E.M.M.I.戦では、捕まるたびにメレーカウンターがうまく決まらずにGAME OVERとなりました。
メレーカウンターが可能なタイミングがとてもシビアなため、最後まで慣れずにリトライする羽目に。
また、ボス戦は相手の行動パターンを掴むまでは何度となく負けることが多かったです。
鳥人兵士は初対峙の際は苦戦しますが、2回戦目以降は戦闘方法がパターン化されているためそれほど苦労しませんでした。
大型ボスの方が見たことのない攻撃方法が多く、回避方法を把握するまで何度か敗北し易い難易度となっています。
アイテム獲得率100%への道
ミサイル、パワーボム、エネルギータンクといった各種アイテムを全て獲得すると、100%という数字がエリアマップ上に表示されます。
アイテム未取得の箇所は白く光って教えてくれる等の工夫のお陰で、探索効率は格段に高くなりました。
アイテムによっては、複数のアビリティを組み合わせて、かなりギリギリの操作によって獲得可能となる場所も複数あるため、アクションゲームのボタン操作が苦手な方は練習が必要になるかもしれません。
特に難しいのは、スピードブースターを駆使して、際どい位置のブロックを破壊していくタイプでした。
ただ、アイテム収集については、ラスボスに向けて、
「できる限りサムスを強化しておきたい」
「本作を遊び尽くしておきたい」
この2点の目的がガッチリと噛み合った良い要素となっているように感じられました。
QTE必須な演出
一部のボス戦では、メレーカウンターを使ったQTEが勝利条件となるパターンがあります。
最初は、QTEであることに気づかず、ショートムービーを観終えてから何度もミサイルを飛ばしていましたが、ボスを倒せずに不思議に思っていました。
派手な動きを簡易的な操作で引き出すための演出としては悪くないのですが、QTEを成功させないとボスを倒せないというのは少しだけモヤモヤした部分です。
QTEに失敗しても即座にGAME OVERとはならないものの、再度ボスのHPを削り直す必要があります。
ギリギリの戦いを制したプレイヤーがQTEに失敗後にボスの攻撃でGAME OVERとなったら悲しい気持ちになることを想像すると、なんとも言えない気持ちに。。。
前作未プレイでも楽しめる
メトロイドドレッドは、過去作を未プレイでも十分に楽しめるゲーム設計となっています。
実際、僕自身のメトロイドプレイ経験としても、ゲームボーイ版の「メトロイド2 リターンオブサムス」であるため、もはや完全初心者と言っても過言では無いほどです。
獲得できるアビリティは、過去作をプレイしていると「懐かしい」と思えるものから、「これはどんな技だろう」と思うものまで幅広く用意されています。
ストーリーに関しては、これまでのサムスを知っていればより深く楽しめる内容であるものの、あまり意識せずに本作単体で語られる範囲だけでもしっかりと理解できました。
まとめ
「食わず嫌いせずに、まずはやってごらん」
メトロイドシリーズ未プレイのニンテンドースイッチユーザーに対しては、ただただ一言そう伝えたいと思います。
「今どき、2D探索型横スクロールアクションなんて古臭い」などと思う勿れ。
ムービー演出やサムスの軽快なアクション等、プレイしているとハイクオリティな現代ゲームの一角を担うハイクオリティなゲームとして仕上がっています。
ある程度、「お約束」な面も否めません。
しかし、総じて「プレイしないと損する仕上がり」であることも間違いありません。
この機会に、「メトロイドドレッド」をプレイしてみるのも良いものです。
