引き続き、メトロイドドレッドをプレイしています。
アビリティの獲得数や撃破したボスの数から見て、概ね中盤まで進んだ時点でのレビューをしたいと思います。
評価・感想
ボリューム | ★★★★☆ |
ストーリー | ★★★★☆ |
グラフィック | ★★★★★ |
音楽 | ★★★★☆ |
操作性 | ★★★★★ |
難易度 | ★★★★☆ |
プレイ中にストーリー要素が垣間見れたため、前回の評価よりもポイントを1つ上げました。
また、ボリューム面に関して、実プレイ時間はそれほど長くないにも関わらず、「やめ時が無くなるほど夢中になる」という感覚を味わえているため、プレイの質的な高さを考慮してポイントを1つ上げています。
特に、何度E.M.M.I.にやられたか分からないくらい、ストーリー中盤以降のヤツは強敵です。
特に、オメガストリーム・オメガブラスターが手に入るまでは、ひたすら逃げ回らないといけないのが歯痒さを助長します。
ストーリー解説が丁寧
メトロイドシリーズはあまり話すシーンを見るイメージは無かったのですが、今作では鳥人族の科学者が登場して敵勢力の目的をわかりやすく解説してくれます。
と言っても、上記以外は通信設備を経由したアダムとの通信に終始しますが、何とも珍しい印象です。
ボイスチェンジして聞き取りづらくなっていますが、よく聞くと話している言葉は、「英語」が採用されています。
ストーリーを進めていくと、エジプトにありそうな壁画が描かれているシーンに遭遇します。
ちなみに、左上に見えるのがサムスの敵である「レイヴンビーク」です。
ボタン操作が気持ち良い
ボタンを押した瞬間、サムスが即座に対応したアクションを返してくれる。
ゲームの基本ですが、その基本に忠実であることが素晴らしい。なおかつ、サムスの動きに違和感も感じません。
色々なゲームをプレイしていて、「ボタンを押した際のレスポンス」はとても気になる要素です。
最近だと、コードヴェインはボタンレスポンスが悪い部類でした。ボタンを押してからアクションを実行するまでのラグを感じてしまうのです。
それに比べて、任天堂製のアクションゲームは、こうした「プレイヤーが気になってしまうストレス要素」に向き合い、きちんと取り除いているところが設計上のこだわりとして感じられます。
アビリティ獲得と探索エリア拡張
ストーリー攻略を進めるほど、新しいアビリティを獲得していき、探索エリアが広がっていきます。
HPゲージ上昇アイテムやミサイル数増加アイテムなど、戦闘で重要となる要素を拡張できるため、
「前に通れなかったあの場所へ行ってみよう!」
という好奇心もくすぐられます。
エリア内の移動もシームレスなため、サクサクと目的のエリアへ進んでいくことができるのも高評価ポイントです。
エリア間の移動はやや面倒だったのが気になるところですが、「エリアごとに1箇所だけでもファストトラベル要素があったらなぁ」と思いながら走り回っていました。
ボスは何度も再チャレンジ
ボスは、普通に強いです。
避けれる攻撃を見極めるまで、何度サムスの装甲が弾け飛んだことか。
ソウルシリーズと比べるタイプのゲームではありませんが、ボスの攻撃力から見ても、大人が本気でプレイして丁度いいくらいの強さです。
頻繁に攻撃してこない大型ボスは比較的戦いやすいのですが、鳥人兵士2体同時に相手したときは、「部の悪いスマブラ」のような感覚に陥りました。
それでも、複数回プレイすることで、活路を見出すことが可能となり、最後には難敵だったボスもパターン化して撃破することが可能です。
エリア間移動の面倒臭さ
新しく入手したアビリティを使いたくてうずうずしているのに、エリア間の移動が遠すぎて「面倒」と感じてしまうのは仕方ない側面もあります。
ファストトラベルできるようにしてしまうと、それはそれでプレイ時間が短くなってしまうリスクに繋がります。
メトロイドヴァニアなゲームは「不自由さもゲームのうち」と割り切って、探索を行うのが良いのでしょう。
美麗なゲームビジュアル
本作を語る上で「美麗なゲームビジュアル」の視点は欠かすことができません。
どのステージも統一された世界観の中で、しっかりと確立したビジュアルで表現されています。
新しいステージに着いて、知らない道を一歩ずつ進むドキドキとワクワク。
ステージごとに見たことのないマップを開拓していくことで得られる高揚感、初めて遭遇した敵にコテンパンにされて逃げ帰る焦燥感。
本作をプレイしていると、ゲーム性とビジュアルが見事にマッチしているからこそ得られる唯一無二の仕上がりだと感じられます。
まとめ
少なくとも、ニンテンドースイッチユーザーならプレイして損をしないほどの高クオリティアクションゲームに仕上がっています。
短時間で全クリアを目指せるので、忙しい社会人にもオススメできます。
僕のように子どもの頃自分でクリアできなかった「メトロイド」に再チャレンジしても面白いかもしれませんね!