【レビュー】(ロストジャッジメント)メインストーリーとユースドラマを全クリ攻略したので評価・感想

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3週間かけてようやく全クリアを達成したロストジャッジメント。

 

率直に言って、プレイ後の感想は「最高に考えさせられるストーリーだった」というものでした。

途中で土日出勤の仕事が無ければもう1週間は早く終わってた見込みのため、何とも歯痒さを感じていました。

 

 

目次

評価・感想

 

ボリューム ★★★★☆
ストーリー ★★★★★
グラフィック ★★★★★
音楽 ★★★★★
操作性 ★★★☆☆
難易度 ★★★☆☆

メインストーリーだけプレイして20時間、ユースドラマを加えて更に20時間と大ボリュームの作品でした。

あとは神室町・異人町内でのサイドケース消化や散策で8時間ほど。

 

クリア時点のプレイ時間は約48時間。

 

本作「ロストジャッジメント」を全クリアした今、改めてこの作品のポイントについて振り返ってみたいと思います。

 

 

メインストーリー

 

メインストーリー進行中の会話は自動送り・フルボイスのため、途中でコントローラーを置いて休憩することができるほど余裕があります。

 

反対に、ユースドラマは一部だけフルボイスですが、ほぼ全編テキストのみで進行するため、ボタン操作が必要になるのがやや面倒でした。

※R3ボタン押し込みで自動送りにできますが、都度行う必要があります。

 

ただ、ストーリーとしてはどちらも中々面白く、特にメインストーリーは後半にかけて加速していく流れが秀逸でした。

 

今作では名探偵コナンスタイルの「犯人探し」ではなく、古畑任三郎スタイルの「トリック探し」に焦点が当てられています。

 

その上で、黒幕に関する秘密を解明するという複雑な構造で構成されていて、ストーリーを進めるたびに先が気になっていく展開が続いていきます。

 

 

ユースドラマ

 

モノによっては無駄に長いと思わせてくれたユースドラマ。

これだけでソフト1本分のボリュームがあるのは間違いありません。実際にユースドラマクリアだけで20時間以上かかっているため、本編に引けをとらない物量だと思います。

 

あと、ユースドラマごとに作られたミニゲームの数々を思い返すと、「よくひとつのゲーム作品内にこれだけのミニゲームを用意してくれたなぁ」と感じます。

メインストーリーに比べ、フルボイスではないことと物語展開に起伏が少ないことはやむを得ないところではあるものの、十分楽しむことができるサイドケースです。

 

実質、「準本編」と呼んでも差し支えありません。

 

 

「いじめ」と「法」

 

いじめ加害者と法の機能不全を主題として、ひとつのゲーム作品に仕上げられた本作ロストジャッジメント。

 

実際に「いじめ被害」に遭った被害者の親族の心境を考えると、やるせ無いものがあります。

 

「いじめ被害に遭った子が最期を迎えたとしても、加害者は法に守られながら生きていくことができる」

 

日本の法律上、故人に人権は無くなるため、日本全国に名前が知れ渡るのは最期を迎えた被害者の方であり、加害者は誰にも分からないように別の場所で再起を図ることができます。

 

これの是非を問うことは本ブログの趣旨ではありませんので、割愛しますが、この大きな矛盾をひとつのゲーム作品に落とし込んだ手腕は賞賛すべきものがあると言えるでしょう。

 

 

「探偵」と「何でも屋」

 

今作では「探偵」八神隆之に対し、「何でも屋」を自称する桑名仁が登場します。

八神と桑名は主義主張こそ違えど、どこか似た部分があるキャラクター同士であり、当人たちもそれを感じとっている様子が見受けられます。

 

もう少し八神と桑名の共闘機会を増やして、関係性を深めてくれるとラストの展開が最高に熱いものになったかと思うと心惜しい気もします。

 

ただ、それでもしっかりとロストジャッジメントという作品において、似た2人が異なる主義主張・正義をぶつけ合う姿は心を揺さぶられました。

 

 

もっと上からの指示

 

サスペンス系ドラマなどで、意外性を追求するとどうしてもここに到達しがちな「もっと上からの指示」。

 

どうしても「リアルな世界観での意外な敵」を出そうとすると行き着きがちではあるのですが、前作に似たものを感じてしまい、ややテンションダウン。

ジャッジアイズ未プレイで、本作が初プレイであれば、黒幕〜ラスボスの流れにはかなり驚愕すると思います。

 

まだ良いのは、ストーリーの中で語られるキャラクター以外から突然黒幕・ラスボスが登場する展開では無かった点。

どこぞの「FF9ラスボス(ペプシマン)」や「DQ5ラスボス(ミルドラース)」に比べれば、経過を追って登場シーンが確認できることに安心します。

 

 

まとめ

 

総合的に見ると、78点の神ゲー寄り良作でした。

 

前作に比べるとストレスを感じるポイントが削られていたものの、アスレチックやスティールなどの新しいストレス要素が追加されてしまったのが悔やまれます。

(しかも、ラスボス手前で、思い出したかのようにこれらの新要素が盛り込まれていて、更にストレスを感じさせられたのも事実です。)

ストーリー面は相変わらず高クオリティで、メインストーリーだけプレイしてもかなりの満足度を約束してくれる作品です。

 

もちろん、時間に余裕があれば、ユースドラマ全クリアまでプレイしてみることをオススメします。

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