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【こんな職場に気をつけて】「3ない現場」と呼ばれる"ブラック企業"の実態ー入社しなければ分からない「会社の内側」ー | たいようのライフログ

【こんな職場に気をつけて】「3ない現場」と呼ばれる“ブラック企業”の実態ー入社しなければ分からない「会社の内側」ー

“ブラック企業になんて就職したくない!!”

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学生時代、「ブラック企業にだけは就職したくない」と考えてながら、就職活動の際も「企業名 + ブラック企業」と検索して、某大手掲示板サイトや転職会議、みんなの就職活動といったところから情報を得るようにしていました。

 

紆余曲折を経て、世間一般では「ホワイト企業」に分類されがちな大学職員として入職することができましたが、もしも「ブラック企業」と呼ばれる零細中小企業に入社していたら、今頃どうなっていたのかと考えると恐ろしいです。

 

とはいえ、大学業界も今後の少子高齢化の煽りを受ける業界ですので、各学校法人は生き残りをかけて切磋琢磨している最中ですし、その分だけ大学職員も年々求められる人材のレベルが上がっているように感じます。

 

今回は、「暮らしニスタ」さんのブログにてブラック企業に関する興味深い記事を拝見しましたので、紹介したいと思います。

 

【暮らしニスタ】「これがリアルな“地獄の職場”!ブラック企業「3ない現場」の実態とは⁉」

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1.残業代がつきません

・「残業は当たり前の職場なのに、『残業した』と報告すらしてはいけない雰囲気が出ていたため、貰えることは一切なかった」

・「毎日残業しているのに、残業代はゼロ。だから、どれだけ残業しても毎月給料が同じです」

・「時間外手当がつかないうえ、出勤簿に嘘の出勤と退勤の時間を書かされた」

 

2.休憩がとれません

・「パート先に休憩がありませんでした。正しくは、フルタイムで働く人は1時間あるのですが、パートは何時間勤務しても残業しても『人が抜けるとお店がまわらない』という理由で、フルタイムの人の休憩が優先でした。7~8時間ぶっ通しで休憩なしはさすがにツラい…」

・「カラオケ店で働いていたとき、“10時間休憩なし”でシフトを入れられたことがあります。そのときに店長が言ったのが『1時間早く出勤して、休憩してからタイムカード押してね』と。仕事する前に休憩なんて聞いたことありませんし、ブラックすぎてすぐに辞めました」

 

3.お休みがとれません

・「入社日に『うちは有給とかないから』と言われてビックリ。『まさかね』と思ったけど、本当だった」

・「有給をとっている人がそもそもおらず、『夜勤+2時間残業の翌日に2時間早出』もざらで、家に帰って寝て起きてすぐ仕事という状況でした」

・「某ファーストフードでは、バイトの人員が確保できない場合に店長(正社員)が連続でシフトに入っていました。閉店後の清掃をして店で仮眠、翌日は朝から勤務、そしてその日も閉店後の清掃というパターンが月に何回もあり、バイトの私は『店長が過労死しちゃうんじゃないか』と心配になりました。『正社員にならないか?』と誘われましたが、もちろん絶対なるものか!と思った」

※上記は【暮らしニスタ】「これがリアルな“地獄の職場”!ブラック企業「3ない現場」の実態とは⁉」より引用しています。

 

労働基準法違反をしている会社は世の中にどれだけあるのでしょう。特に、業界によって労働基準法を違反している割合も異なってくるはずですが、主にサービス業に多い印象です。

 

それぞれの項目について、問題点等を考えていきたいと思います。

 

「残業代」がつかない問題

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労働者側としては、雇用契約や就業規則に定められた通り働くことを想定して、その会社に就職しているのですが、雇用者側は「いかに人件費を下げて、利益を最大化させるか」という発想であるという構図がよく分かります。

 

特に「同調圧力」の強い日本社会では、「他の人が残っているのに、自分だけ帰るのか」という無言の圧力を感じることが多々有ります。

 

僕も大学職員として入職して、2年目を迎えた時、当時の上司に「基本的に残業をしないように仕事を終わらせることが大前提だ。もしも無申告で残っているのであれば、それは“仕事が趣味”という風に認識するよ」と言われたことがあります。

 

確かに、本当の意味で「仕事ができる人」は、業務にかかる時間のコントロールもしっかりとできていて、残業は必要最低限しかしない人のことを指すというのは理解できます。一方で、一時的な繁忙期や恒常的な人材不足に関しては、「残業せざるを得ない」場合も多いはずですよね。

 

そうした場合に取れる行動は大きく分けて3つ。

 

1.しっかりと残業をしなければ終わらないことを上に告げる

2.事前に時間のかかる業務の準備を進めておく

3.業務量そのものを減らす工夫をする

 

上司に相談した上で、残業を認めない場合はその職場に見切りをつける覚悟を持ちましょう。企業も人が集まって文化が形成されている以上、はっきりと意見を述べた上で改善が見られないのであれば、今後も同じように奴隷のようにこき使われるだけです。

 

また、同じ業務を2年以上担当している場合は、「繁忙期を見越した事前準備」の有無がモノを言います。事務担当やルート営業の場合は、突発的なイベントや行事を除けば、年間の大きな流れはさほど変わらない場合が多いです。

それならば、そこを逆手にとって、「忙しくなる前に、データや資料の元を準備しておこう」と先回りして行動してみましょう。

実際に僕自身、始めのうちは毎年同じような時期に、同じような業務で時間をとられてしまうことが多く、辟易していた時期があります。ある時、「毎年忙しい時期まで先送りしないで、先にできることをやっておけばいいんじゃないか?」と考え、資料の基礎データ作成や関係者への根回し等、少しだけ余裕のある時期に繁忙期に向けてできることを一つ一つ進めてみたところ、前年よりもはるかに少ない時間で繁忙期を乗り越えることができました。

 

ただ、これは複合技として「業務量そのものを減らす工夫をする」を影で進めていたことも関係しています。前任者から渡された業務手順書には、確認・判断・作業を全て一人の担当者が行うように書かれていました。

 

僕はこれに疑問を持って、「毎日深夜近くまで残って作業をしているようですが、定時頃に手の空いている人もいますよね?なぜ業務量を調整しないのですか?」と尋ねたところ、前任者は「わかりません」と答えました。

 

これは大きなチャンスだと感じたのはその時です。

業務量が均等に振り分けられていないのは、「仕事を一人で抱え込んでいるから」と「業務を分担する仕組化ができていないから」の2点だと考え、僕は即座に業務量を均一化し、以前よりも早く、かつ正確に処理が行われる業務フローを検討し、上司に提案をしました。

その上で、他の人でも「作業」であればいつでも簡単にできるよう業務手順書の一新と関連するソフトウェアの使い方をレクチャーしつつ、業務フローを変更していきました。

 

こうすることで、特定の人に偏っていた業務量を全体に均一化することに成功しました。

仕事の量に文句を言うだけなら誰にでもできますが、業務フローの見直しなどはあなたにしかできないことかもしれません。もちろん、「何でもかんでも他の人に仕事を振る」という行為にだけは走らないでくださいね。

「あの人、私たちにばかり仕事をさせて、自分は楽している」と思われたら、その後の仕事もやり辛くなりますから。

 

「休憩時間」がとれない問題

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1日中フルタイムで働いていると、休憩する時間が’欲しくなりますね。

通常であれば、労働基準法に基づいて就業規則等に休憩時間が設定されているはずです。しかし、職種や業種、職場によってはこの「休憩時間」がきちんと取れないケースが散見されているとのこと。確かに、残業時間よりも休憩時間を削って仕事をさせた場合、タイムカードなど「証拠」が残ることも少ないため、雇用者側が積極的に休憩時間を秘密裏にカットしようとするのも頷けます。

 

【ライフハッカー】「作業効率と生産性アップにつながる戦略的休憩タイムの手段とは?」

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仕事をしていると、時にはいくら作業していてもなかなか終わりが見えてこないときがあります。そんな時には食事の時間すら惜しんで、不眠不休で取り組むこともあるかもしれません。
でも、ぶっ続けで仕事をするよりも、むしろ休憩をとることで作業がはかどるという研究結果もあります。休憩により視点が切り替えられ、新たなアイデアが生まれたり、モチベーションが向上することが要因として挙げられます。

かといって、ダラダラと長時間休憩をして過ごしても仕方ありません。短時間でいかに効率よく休憩をとるかが、生産性アップのカギ。手元には、ホッとひと息つくのに相応しい飲みものなどを置いておくのもポイントです。

1.約60%も思考能力がアップする「散歩」

2.午後の眠気をパフォーマンス向上につなげる短時間の「昼寝」

3.定期的な「ストレッチ」で体を伸ばす

4.気だるい昼下がりは「おやつ」で目覚まし

 

休憩時間がない職場は、実際に働いている従業員のことを「奴隷」か何かだと勘違いしている可能性があります。そもそも人間の集中力は90分しか続かないと言われている中、それ以上の時間を延々と労働時間に充当させることは、普通に考えてあり得ない判断としか言いようがありません。

 

ただ、悲しいことにそんな状態が当たり前のようになっている企業も多いのかもしれません。気合いや根性で売り上げが伸びる時代は終わったということが理解できない人が上に立っていると、こうした事態に陥るケースがあるのでしょうか。

 

一時的に忙しいせいで、休憩時間がとれないというケースは別として、恒常的に休憩もできずにぶっ続けで仕事することを強要する企業は、よほどのブランド力がない限り、遅かれ早かれ人材が流出して倒産の憂き目にあうことでしょう。

 

いずれにせよ、「休憩時間」がとれないのは精神衛生上良くない上、業務効率も下がる傾向にあることがわかっているのですから、きちんと休憩時間をとらせることができないような職場で働き続けるようなことはしないようにしたいですね。

 

「お休み」がとれない問題

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毎週金曜日になると、「週末にはどこに遊びに行こうかな、何をしようかな」などと心を弾ませながらお休みを楽しみにしながら、しっかりとお休みを楽しむために仕事に精を出すなんてこともありますよね。

 

一方で、平日は仕事、土日も仕事、お盆休みや年末年始さえ仕事。そんな業種・職種も世の中には多数存在しているようです。僕の場合は、そこまで酷くなかったとはいえ、大学職員の「営業部門」時代には似たような経験が数多くありました。

 

最近の大学は、保護者懇談会やホームカミングデー、子ども大学や学園祭、そしてオープンキャンパスや入試など、ことあるごとに土日にイベント・行事を開催します。その上、人件費削減も兼ねて、これらのイベント・行事に対し、人員も少ない中、結果的に毎週のように出勤して振り替え休日コレクションができるほどお休みが溜まってしまったことがあります。

 

平日は平日で、高校へ赴いては進路ガイダンスや高校教員への挨拶回りといった業務に追われ、事務所に戻ってきたら部署内のメンバーに簡単な報告と会計処理やガイダンス等の日程データ入力といった庶務も待ち受けています。

 

おそらく、この部署にいた時、僕はいわゆる「ブラック企業」を体験したのかもしれません。

 

こういった状況に陥っていると、自分では「ここはブラックだ」と気づいていても、見て見ぬ振りをしてしまうようですね。僕自身、「ああ、これはブラックだ」と気づいていたにも関わらず、それを周りの誰かに相談することなく日々やり過ごしていました。

 

溜まりに溜まったお休みを消化することができないまま、1年半の月日が経過し、現在は事務処理を中心とした部署に異動しましたが、自分で業務の進捗を管理することさえできれば、ある程度は自分の都合でお休みをとることができるようになりました。

 

今にして思えば、やはり「お休みをとり辛い職場」というのは確実に存在していて、そこに属している人たちは「お休みがとれない状況を改善しよう」とは考えないのだということがわかりました。

 

「そんな職場は嫌だ」と感じた方は、職場選びはしっかりと行いましょう。

また、「うちの職場がまさにそれだ!!」と気づいた方は、そっと「異動願い」を上長に提出しましょう。

 

いずれにせよ、人の育ちと同じように、職場環境を身分の低い自分一人が紛糾して改善を促すことは容易ではありません。そうであれば、「自分が別の職場に異動してしまう」のも自分の身を守る手段の一つです。

 

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