【Goodnotes4】ついにiPad miniが紙になる?! スタイラスペン《Jot pro》との組み合わせが完璧過ぎたーそれでも、紙とペンは有用だー
“iPad miniが紙になった!”
どうも、七色たいよう(@nanairotaiyo)です。
最近、手帳を持ち歩くことを止めた。
営業職ではないということも手伝ってか、自分の手帳はA5サイズの黒いビジネス手帳。以前はB6サイズの手帳を使っていたが、書きたい量を書くには少し小さくて不便だったため、今年はサイズを大きくしたという経緯だ。
携帯性よりも、機能性と書ける文字がたくさん書けるスペースがあることを考慮しての選択。それでも、出先で急にメモをとる必要が出た時に困ることもしばしば。
前回のエントリで、「iPad miniくんにしかできない用途が見つからない」と書いたが、最近本気になってiPad miniを手書きのノートにできないか考えて、アプリ購入を検討し始めた。
「改めてiPad miniの使い方を考えるーあると便利(な気がする)、なくても困らないこの端末の理想と知られざる現実ー」
毎年毎年増えていく手帳の山に辟易していた僕を救ったスケジュール管理の本命は「Google Calendar」だ。
職場のパソコンでGoogle Calendarに入力したスケジュールはWi-Fi接続されたiPad miniとiPhoneに転送される。
これにより、出先ではiPhoneかiPad miniを開けば自動的に最新のスケジュールがいつでも確認することができるようになる。
“でも、紙の手帳が無かったら、メモしたいことが出た時に困らないかな?”
そんな風にぼんやりと考えていた僕の脳裏に「あれ?iPad miniをメモ帳にしたらいいんじゃない?」という発想が浮かんだのがつい数日前の話。
Adnitの「Jot pro」を買ってみた
思い立ったが吉日。
僕は早速、数あるスタイラスペンの中から、「安くて便利」をキーワードに《Jot pro》という円盤型の透明なディスクがペン先についたスタイラスペンを見つけた。
なんだか普通の筆記用具を使い慣れていると、この見慣れない円板型の透明プラスチックディスクに少々違和感を覚える気もする。それでも、ペンそのものは軽く重みがあり、手に取るとずっしりした印象を感じる。
※時を同じくして、iPad Proの発売に合わせるようにApple Pencilなるスタイラスペンが発売されているようだが、価格が10000円を超えているため、購入検討の対象外とした。
Jot proというこのスタイラスペンは他のゴム製のペンや毛筆製のペンと違って、プラスチック製の円板型ディスクの中央部分にiPad miniで書くためのペン先があるタイプのよう。
ペン先はだいぶ細めに設計されていて、かなり書きやすい印象。透明ディスクの上から書くための、iPad miniの画面が必要以上に隠れないのがとても良い。
“さあ、次は手書きメモアプリを探すだけだ!”
そう考えてApple storeを覗くも、手書きアプリが大量に出るわ出るわ。
どのアプリが良いのかわからなかったので、いくつかレビューを参考に、Goodnotes4を購入してみた。
実際に使ってみて率直な感想をまとめてみる。
ノートブックの作成が無制限
Goodnotes4はノートブックの作成が無制限に可能。
「業務用」「雑記用」「日記用」「アイディアメモ用」など、様々な用途で新しいノートを作成し、どんどん書き溜めていくことができる。
作成したノートブックにページを追加するには、二本指で画面を左方向にスワイプするだけ。操作も簡単で、あまり覚えることが多くないのは物覚えの悪い僕にとっては朗報だ。
カバーやページの種類を変えることができるのはもちろんのこと、ページの間に新しいページを差し込んだり、クラウドサービスから写真やPDFを読み込んで、ノートの一部にすることも可能。
ノートに読み込んだ写真やPDFへの書き込みも簡単にできた。
書き味は他の無料アプリよりもずっと良い
当然と言えば当然だが、書き味は他の無料アプリをいくつか試して比較したところ、一番のスムーズにペンを走らせることができた。
こうした手書きアプリにありがちな「ペンを走らせた後にぐにゃぐにゃした線が描かれる」という事態はなく、自然な速さで書いていくことができる。
ただし、本物のペンと鉛筆ではないため、「 一画一画丁寧に書く必要がある」ことは注意したい。走り書きしようとすると、字が変な風につながってしまう部分ではストレスを感じる可能性もある。
・他の手書きアプリよりも使いやすい
・書くためには若干のコツが必要
便利な機能が色々とあったりする
実際に少し使ってみて、便利だと感じた機能は下の4つ。
ズームウィンドウ機能
ズームウィンドウ機能は、ノートの一部分を大きく拡大して書けるようにする機能。
小さい字を書きたいときにはとても便利だと感じた。
図形描写機能
正直なところ、スタイラスペンで綺麗に図形を描くのは少々難しいと感じる。
どうしても少しガタガタしたり、ズレたりしてストレスが溜まるが、Goodnotes4には図形描写機能が常備されている。
図形の種類はマル・サンカク・シカクの三種類。描きたい図形を選択してから、ペンツールに変更してみるとあら不思議。
無駄なく(半強制的に)選択した図形が描けるようになる。
ペンの色をカスタマイズできる
有料アプリだから当然と言えば当然だが、ペンツールで使用する色を比較的自由にカスタマイズ(というより、選択することが)できる。
プリセット右のカスタムタブを選択して、好きなカラーを選ぶことが可能。
同時に、ペンの太さもツールバーでカスタマイズできるので、「太い赤ペン」や「細い青ペン」を作成することも。
選択部分を切り取り、移動等
特定の部分を選択して、切り取り・移動等をすることも可能。
書いた位置が気に入らなかった場合でも、いちいち消しゴムで消さなくても簡単に調整することもできてしまう。
メモ用として考えれば必要十分
“本当にこのアプリ1つで紙もペンも捨てていい!!“
正直言って、そう言い切るにはまだ少し足りない部分が多い。
書くスピード、消しゴムの範囲、筆圧の感知レベルと反映、文字サイズなど、細かい部分を含めて考えると、でできないことは案外多い。
けど、ノートブックの作成無制限、ページの差し込み・並べ替え、PDF・写真読み込みと書き込み、クラウドサービスとの連動といった紙のノートでできないことができるのは、アプリならではの利点だろう。
僕自身、昔から「一度紙に書いたメモを、他のものに書き直したり、写真に撮ってクラウドに保存しなおしたり」と“一度にまとめてできたらいいのになあ“と無駄と思えるこういった昔ながらの作業に文句を言っていたクチだ。
ようやく身につけているデバイスとクラウドサービスの連携が自然な形で導入されてきたお陰で、とても便利になったように思う。
クラウドサービスとの連携が便利
上にも書いたように、各種クラウドサービスと連携して、作成したノートブックをDropbox・Googledrive・Evernoteといった主だったものに転送することができる。
ちなみに、僕の場合は主に下のように使い分けている。
・Dropbox → 友達との遊び写真や自作イラスト保存といったプライベートな用途
・Evernote → 自分の気づきメモや気になる記事クリップ
・Google Drive → Word・Excel・PowerPointといった業務用のデータ保存
例えば、Dropboxと連携すれば、友達と行った旅先での写真をノートの読み込んで、落書きをしたり、日記のように手書きで感想を書き記すことができる。
他にもEvernoteであれば、メモしたテキストに手書きのイメージ図を追加したり、Google Driveに保存した取引業者からのPDF資料を読み込んでおき、打ち合わせの際には直接PDFファイルにメモを書き残すこともできる。
“せっかくiPadを買ったのに、上手く活用できてないなあ”なんて感じている人は、試しにGoodnotes4を入れてみると、使い方の幅が広がるかもしれない。
ただ、書き心地のいい自分にあったスタイラスペンも必須なので、両方合わせて準備することをお勧めしたい。
iPad Pro2 10.5インチも仲間入り
(2017/7/3追記)iPad Pro2 10.5インチも購入!iPad miniよりも書き味が秀逸過ぎる模様
「【レビュー】新型iPad Pro2 10.5インチが届いたから早速感想をまとめてみる!!-趣味でイラスト描く人は必携かも-」