結局我慢できずに単焦点レンズ「EF50mm f1.8 STM」を買ってきたからダンボーと共に散歩に出た話ー単焦点レンズは面白いけど、撮影距離が難しいみたいー
“単焦点レンズは「良い」って聞いたもんで”
先日購入したEOS 8000Dはダブルズームキットなので、レンズを交換すれば広角〜ズームまで幅広く対応できます。
それなのに、なぜズームもできない「単焦点レンズ」が良いのか?
とにかく試してみないことにはわからないだろうということで、早速買ってきました。
今回購入したレンズは「Canon 単焦点レンズ EF50mm f1.8 STM」というものです。
このレンズを使って実際に撮った写真を交えてレビューしたいと思います。
とにかく良く「ボケ」る
いえ、物忘れが増えたわけではありません。
一眼レフカメラを使っている人にとっては当たり前のことかもしれませんが、初めて使い始めた僕にとっては、被写体以外の背景がぼんやりと「ボケ」た写真を撮れることに驚き慄きました。
単焦点レンズの場合は、レンズサイズが短いお陰で、光量を多く集めることができるため、他のズームレンズよりも明るい写真が撮れるそうです。
実際に撮ってきた写真がこちら。
【道端のバルーンショップ店頭】
【電車のある眼科(ほしあい眼科)】
【す通の街の普通のサイクリングロードに立ち並ぶ木々】
【散歩で疲れた時に立ち寄ったスターバックスのキャラメルマキアート】
上の写真はすべて今回の単焦点レンズで撮影をしました。
F値が1.8まで絞れるため、被写体以外の要素も大きくボケてくれます。
とはいえ、僕の撮影技術がないせいか、自宅周辺の街中をぶらぶら散歩していても、「撮りたい!」と感じる被写体を上手に見つけるのがとても困難でした。
一眼レフなら、おそらく何を撮ってもある程度キレイで見栄えの良い仕上がりにしてくれるのでしょうが、パシャパシャと撮るほどピンとくる被写体を街中で見つけるのは相当熟練した目と腕がないと難しいものだということがよくわかりました。
被写体がなければ、ダンボーを撮ればいいじゃない!
“パンが無ければ、お菓子をお食べ!”と言ったとされる某マリーアントワネットよろしく、撮るべき被写体が見つからないのであれば、「自分で用意すれば良い!」という発想で自宅からリボルテック・ダンボーミニを連れ出してありました。
【道端の猫じゃらしに興味津々のダンボー】
【キャラメルマキアートを飲もうとするも、背が足りないダンボー】
【丸太の上で手を取り合う2体の零戦ダンボー】
「被写体がない!」という理由で所持している一眼レフカメラを活用できていない方は、ぜひダンボーを1体買ってみてください。
何もないような普通の景色に、ポンっと置いて撮るだけで、撮影の幅がぐーんと広がります。
でも、良いことばかりじゃないですよ
これはよく調べなかった僕が悪いのですが、50mmの単焦点レンズは「1人〜2人」までのポートレート撮影や屋外のオブジェ等にはとても効果的ですが、狭い室内で複数名の人を撮影する場合や、被写体と撮影者の距離をとれない場所での撮影には不向きであることが分かりました。
【木陰から見た鉄塔】
光量をしっかり確保できる単焦点レンズは、明るさとボカしを生かした写真を撮るときには最良のパートナーとなりますが、一方でズームができない分、自分が動き回る事になるという短所もあります。
標準ズームレンズの汎用性に対して、ボカしを生かした描写力を期待して単焦点レンズを装備して持ち歩くかの選択を迫られたら、迷わず両方持って行くくらいの気合は必要なのかもしれませんね。
とはいえ、外出先でレンズの付け替えをするのはシャッターチャンスを逃してしまう可能性だったり、同伴者を待たせてしまう可能性があるという点ではあまりお勧めはし辛いところでもあります。
「今日撮るものはコレ!」と心に強く誓ってから、メインレンズを選択して持ち歩くのも一つの楽しみ方とも言えそうです。