【初心者必見!】一眼レフカメラのレンズ使い分け方法がわかってきたからまとめてみたよ!-「標準ダブルズームキット」と「単焦点レンズ」の特徴と使い分け-
“一眼レフカメラは面白い”
(沖縄県 美ら海水族館にて撮影した 「ナンヨウハギ」)
どうも、七色たいよう(@nanairotaiyo)です。
先日購入したCanon EOS 8000Dダブルズームキットですが、できる限り周辺の散策や旅行などに持ち歩くようにしています。
その辺りで気になった被写体を構図を意識しながらパシャパシャと撮影しながらようやく理解した各レンズの特性とシーン別の使い分けについて、まとめてみました。
“一眼レフ楽しいけど、レンズ交換が面倒だから標準ズームしか使ってないや”という方もいらっしゃると思います。
せっかくなので他にもレンズを持っているのであれば、この記事を参考に、他のレンズも持ち歩いて色々な撮影を楽しんでほしいと思います。
標準ズームレンズ(18-55mm)
この標準ズームレンズは、「標準」と冠するだけあって、いわゆる「無難なレンズ」です。
近距離から中距離まで対応できますが、一眼レフ特有の「ボケ」を表現するにはややパワー不足です。
とはいえ、撮影をするには一番無難なレンズであることは疑いようもなく、次のようなシーンでとても役に立ちます。
外出中に家族や友人、お店の中で人や食べ物を撮影をするシーン
人の多い観光地スポットで撮影をするシーン
大きな被写体や広大な景色を撮影するシーン
標準ズームレンズ解説
実際のところ、多くの撮影シーンは上の①〜③に集約されるように感じます。
広角側の18mmから、望遠側の55mmに加え、自分の足を使って前後左右に移動すればおおよそのシーンで思い通りの撮影をすることが可能になります。
無難かつ安定した撮影をしたい時には、標準レンズを選択しておけば間違いはありません。
事実、周りに人や障害物が多くてカメラマン自身が移動することが困難な場合には、広角側で撮影することができるという選択肢を持つことはかなり大きなアドバンテージとなります。
「もっと後ろに下がりたいけど、スペースがないぞ」とか「人通りが多すぎて被写体の前を横切られてしまう」などなど、現場の状況や人の流れを意識しながら自由に調整できる面で標準ズームはとても重宝しました。
望遠ズームレンズ(55-250mm)
一方、望遠ズームレンズはどういった時に使うのでしょうか。
実際に複数のレンズを持ち歩きながら、望遠ズームレンズが本当に役に立ったパターンを紹介します。
ディズニーランド・ディズニーシーなどのパレード(遠い席からでも対応する場合)
標準ズームレンズしか持ってきていなかった時の東京ディズニーシーパレードの様子。
苦肉の策として、できる限りトリミングしてみましたが、最初から望遠ズームレンズがあれば問題はなかった模様。
水族館でのイルカショー(沖縄美ら海水族館のオキちゃん劇場での風景)
上のディズニーシーで学んだ通り、ショー関係では席が遠いことを想定して望遠ズームレンズにて撮影。
自然な表情や笑顔で遊ぶ子どもや動物などを撮影するシーン
望遠ズームレンズ解説
上のように望遠ズームレンズを使って撮影をするときは、明らかに「遠い場所から撮影するシーン」の時に役立つことが多いことがわかりました。水族館のイルカショーや動物園などで、「被写体に近づく術がない」というときに大きな力を発揮してくれます。
反対に言えば、街ブラや河原でのバーベキューといった人と身近に接する遊びの時などにはほぼ確実に無用の長物になりやすいのもこのレンズの特徴。
先日行った沖縄旅行でも、望遠ズームレンズを使ったのは美ら海水族館併設のオキちゃん劇場で、後方からイルカたちをアップで撮影しようとした時のみで、それ以外はずっと標準ズームレンズを使用していました。
望遠ズームを装着して撮影をする場合は、「被写体に近づく術が無いと考えられるシーン」に遭遇する可能性があるかどうかで考えてみてもいいかもしれません。
なお、一眼レフらしい「被写体以外の要素をボカした写真を撮りたい」という場合にもこの望遠ズームを使って撮影した方が良い写真を撮ることができたりします。
これは後述の「単焦点レンズ」との兼ね合いもあるので、合わせて説明しますね。
単焦点レンズ(50mm)
単焦点レンズは軽さ、短さの面で、持ち歩きにはうってつけのレンズです。
他のズームレンズに比べて、仰々しさが減少するため、「一眼レフを持ちあるていますよ」という重苦しさからは解放されます。
とはいえ、僕が購入した単焦点レンズは焦点距離50mmのレンズであったため、常に「やや望遠気味」でした。
常に上述の望遠ズームレンズの広角側が画角となっているのですが、人物のポートレートを撮るにしてもおおよそ2mほどの距離をとってようやく画面いっぱいのバストアップが撮れるほどです。
そんなデメリットもある一方で、単焦点レンズの大きなメリットである「F値の自由度」によるボカしは一眼レフカメラらしい楽しさを提供してくれます。
このタイプのレンズで撮影をするのに向いているのは、以下の通りです。
公園や街中での人物ポートレートを撮影するシーン
バーベキュー会場やビーチサイドで友人や家族を撮影するシーン
暗い室内パーティ会場や夜に屋外の被写体を撮影するシーン
単焦点レンズ解説
上の参考写真でわかるように単焦点レンズでF値を大きくしぼることによって、かなりしっかりと背景をボカした写真を撮ることができますので、一眼レフカメラ初心者でも簡単に「それっぽい写真」に仕上げることが可能です。
また、明るさをしっかりと確保できるため、暗い室内や屋外での撮影であっても、標準ズームレンズや望遠ズームレンズよりも明るい写真を撮影できました。
僕の場合、カメラが得意ではない友人に自前の一眼レフで撮影してもらうときには標準ズームレンズから単焦点レンズに付け替えてから渡すことが多いです。
カメラ初心者に説明することが難しいISO感度やホワイトバランス、露出などの調整をすることなく、「半押し→シャッターを切る」という動作だけで割と明るめの綺麗な写真になることが多いのでそういった用途でも重宝しています。
それと、カメラを持ったまま移動せずに撮影する人であっても、やや望遠寄りの単焦点レンズを渡されると画角が狭いため、被写体をフレーム内に収めるために否が応でもカメラマンが動くことになりますので、おすすめです。
まとめ
以上の通り、「標準ズームレンズ」「望遠ズームレンズ」「単焦点レンズ」それぞれの特徴と撮影シーンについて解説いたしました。
簡単にまとめると、下の表の通りです。
レンズ種類 | 特徴・強み | 撮影シーン |
---|---|---|
「標準ズームレンズ」 ※常に装着又は携帯しておきたいレンズ | 幅広いシーンに対応可能 被写体との距離を調整しやすい 画角が広く移動の手間が少ない | 初めて行く旅行先全般 被写体を決めず、気になった時に撮影する場合 人も撮るし景色も撮る場合 |
「望遠ズームレンズ」 | 被写体との距離が遠い時に重宝 テレ端撮影で背景をボカせる 子どもや動物などの自然な表情を撮れる(警戒されない) | 写真撮影可能なショー(ディズニーランドやディズニーシーのパレード等)で遠い席の場合 ※子どもの運動会や学園祭の演劇などにも応用できますが、標準ズームレンズと併用して撮影した方が良いです。 カメラ撮影を被写体に悟られず、自然な表情を収めたい時 |
「単焦点レンズ」 | F値を大きく絞れるため、明るい写真を撮りやすい 人に写真を頼む時に重宝(ズーム調整ではなく、カメラマンに動いてもらえる) ボカしの調整が容易で、「一眼レフらしい写真」を簡単に撮れる | 暗い室内や照明の少ない夜の屋外で撮影をする場合 カメラ初心者に写真を撮ってもらう時 手軽に背景をボカした写真を撮影したい場合 |
おおよそ上に書いたレンズごとの特徴を把握しておけば、出かける先ごとに携帯すべきレンズが何かわかると思いますので、もし「一眼レフ持って出かけたいけど、どのレンズを持って行こうかな」と悩んだ時には見返していただけると嬉しいです。
※ちなみに、密かに欲しいと思っているのは上の標準ズームレンズ18-135です。
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