書評『「すぐやる」力で差をつけろ』を読んでみたから感想をまとめてみたよーとりあえず、困ったら「今から始める」を意識しようー

“長期的な幸せを獲得している人たちは全員次の事実を知っている。今すぐやりたいことこそが、自分が幸せになるために必要なことであると。本気で幸せになりたければ、今すぐやりたいことだけをしていられる環境を構築することだ”

(本文より引用)

 

どうも、七色たいよう(@nanairotaiyo)です。

 

最近、Kindle Unlimitedに登録をして、読み放題対象の本の中から、気になった本を片っ端から読むようにしています。

 

そんな中、ふと目に止まったのがこの本『「すぐやる」力で差をつけろ』。

 

30分ほどで読めてしまう本の割に、内容はしっかりと詰まっていて、とても感銘を受けましたので、感想とをまとめを記事にしたいと思います。

 

「仕事が早い人」との違いは何か?

社会人として仕事をしていると、先輩や上司に「あいつは仕事が早い」とか「デキるやつだ」といった評価をされる同僚の噂を耳にしたことはありますよね。

 

「自分だって仕事頑張っているのに、なんであの人だけあんなに評価されているの?」

と首をひねって考えてもわからず終い。

 

そんな疑問を一瞬で払拭する説明がこの本の中に書かれていましたので、重要と感じた部分を引用してみました。

べらぼうに仕事が早い人は別に急いでやっているわけではない。むしろ仕事が遅い人のほうが締め切りに追われて急いでやっているはずだ。べらぼうに仕事が早い人は、余裕を持って淡々と仕事をしてはいないだろうか。では、どうして淡々と仕事をしているのに仕事が早く終わるのだろうか。理由は簡単だ。早くスタートしているからだ。余計な前置きも儀式もなしで、あっさりスタートしているのだ。実は仕事で一番時間がかかるのは、前置きや儀式だ。前置きというのは、どうでもいい質問をしたり、バカ丁寧な計画書を作成したりすることだ。

 

すべてにおいて即時処理を習慣にすると、「あとで」と言わなくてもよくなる。「あとでやらなければならない」仕事がなくなると、心が軽やかになる。心が軽やかになると、必然的に今の仕事に集中できるからスピードアップする。そして、いつも「やらなければならない」ことが何もない状態にしておくと、「やりたいこと」だけで人生を埋め尽くすことができる。

 

長期的な幸せを獲得している人たちは全員次の事実を知っている。今すぐやりたいことこそが、自分が幸せになるために必要なことであると。本気で幸せになりたければ、今すぐやりたいことだけをしていられる環境を構築することだ

 

『「すぐやる」力で差をつけろ』本文より引用

確かに、仕事をお願いした時にレスポンスのとても早い人からとても遅い人まで色んな方が職場にはいたりしますが、大抵の場合、レスポンスの早い人に評価の多くが集中しているように感じます。

 

「その決断は後回しにしよう」

「今、無理して決めなくてもいいじゃないか」

「締め切りまで時間はたっぷりあるから、焦らず行こう」

 

特定の仕事に対して、上のような回答を行う上司や先輩の評価は燦々たるものです。なぜなら、いつまで経っても本人が言う「後で」という日がやってこないのですから。

 

取り組んだことのない仕事でも、前例のない挑戦でも、何が正解かわからない課題でも、とにかく「まずやってみる」というスタンスがなければ、そもそもスタートラインにすら立てていないということになります。

 

なんだっていいんです、まずはやってみる。

失敗してから、軌道修正をして、再出発をする。

 

仕事でも、趣味でも、私生活でも全て共通の賢い生き方のコツは「今すぐやる」ことに集約されていくということです。

 

「仕事が早い人」というのは、常に「決断する度胸」を持っている人なのです。

 

 優先すべきことは何かを知る

いわゆる「デキる人」というのは、常に優先順位の最上位にくるものが何であるか知っています。

 

あなたなら何を思い浮かべますか?

 

お金?

家族?

仕事?

信頼度?

 

残念ながら、全て不正解です。

 

誰にとっても同様に与えられる最大の財産は「時間」です。

泣いても笑っても、1日の中で与えられた時間は誰にとっても24時間です。

この時間をどれだけ無駄なく有効活用できるかを考え、実行し、結果を出せる人のことを「デキる人」と呼ぶのです。

 

「すぐやる」人は、人生で最も大切なものは時間だということを知っている。頭で知っているだけではなく、体で理解している。反対にすぐやらない人は、人生で最も大切なものはお金だと思っている。口ではいくらでも美辞麗句を並べ立てられるが、行動には本音が表れる。すぐやらないことの本質を突き詰めてくと、なるべく働かず仕事を先延ばしにしてお金が欲しいということに他ならない

 

時間をもらうということは、お金で時間を買うということだ。たとえば「すぐやる」人は早寝早起きだ。残業などせずにさっさと帰宅するから睡眠時間もたっぷり確保できるのだ

 

『「すぐやる」力で差をつけろ』本文より引用

特に、残業を繰り返して生活費を稼ぐような生活をしている場合は、この先ずっと「デキる人」にはなれないかもしれません。

 

「残業」というのは、あなたが所有している最大の財産である「時間」を経営者に売っている状態なのです。あなたの時間の単価はアルバイトならせいぜい1000円、正社員ならおおよそ2000円ほどでしょうか。

 

もしも、毎日残業せずに早く帰り、自宅で勉強をしたり、ブログを書いたり、スタンプを作ったり、将来の収益につながる行動をしたら、今まで経営者に売っていた1時間2000円以上の見返りがある可能性も十分に考えられます。

 

「いかに残業代を稼ぐか」ではなく、「いかに稼いでくれる資産を作るか」にフォーカスを当てて、そのための行動を毎日続けていくことの方がよっぽど素晴らしい結果につながるはずです。

 

 無駄な会議は即刻止めよう

予定していた会議が長引いてしまった経験は誰しもがあるはず。

ぐだぐだ結論も出さずに意見だけ述べて、その解決方法を提示しない役職者にイライラしたことはありませんか?

 

そうした人たちは、「ぐだぐだ意見を述べること」が「会議」だと信じているのです。

 

そんなアホな人たちの無駄話に付き合うのは即刻止め、会議で決まったことにすぐとりかかるようにしましょう。

1時間の予定の会議がせっかく30分で終わったのに、最終的に2時間の会議になってしまうのはたいていこのパターンだ。会議で呑気に「ついで」なんてやっている場合ではない。会議では予め定めておいた必要最小限のことを決めたら、さっさと動くことだ。会議のための会議をやるのではなく、動くための手段として会議をやるのだ

 

『「すぐやる」力で差をつけろ』本文より引用

そもそも、必要性がなければ、会議自体無理に開く必要はありません。

最低限共有すべき情報だけを伝え、即刻行動にとりかかるのです。

 

1時間の枠をとっているから、1時間話をしなければいけないなんて言語道断。

本当にデキる人たちは、会議の予定時間いっぱいまで話を引き延ばすなんて無駄なことはしません。

 

 「デキない人」からは嫌われよう

仕事がデキない人ほど不平不満を口にします。

時にはヒソヒソ声で悪口を言っては、無駄な憂さ晴らしをすることに勤しむことが多いよう。

 

こんな人たちから好かれるために、やる必要のない雑用に手を焼き、お土産を買ってご機嫌をとり、思ってもいないお世辞で心を痛めてしまう、、、

 

そんな必要は一切ありません。

 

仕事がデキない人とは、完全に決別しましょう。

いっそ嫌われても構いません。

 

その結果、あなたにとって本当に必要な協力者がようやく現れるのですから。

「夢を叶えるために一番大切なことは何ですか?」10代や20代の読者からそんな質問がよく届く。あなたの夢を笑う人とは、今すぐ決別することだ

 

『「すぐやる」力で差をつけろ』本文より引用

 

まとめ

本書の内容は、「何でもいいから、とにかく今すぐやる」という主張ただ一点でした。

しかし、実際に社会人となった僕の経験からしても、「デキる人たち」というのは、ほとんどの場合「今すぐやる人」ばかりでした。

 

もちろん、遅くまで残って必死こいてやり抜くという意味ではなく、優先順位を意識しながら、無駄なこと、無駄な気迷い、無駄な人付き合いをきっぱりと断ち、本当に重要な「やるべきこと」だけに力を注いだ方が絶対に良いということが改めてわかりました。

 

今でも、仕事をする上では、頼まれごとはその瞬間・その日のうちに対応し終えるように心がけていますが、時には不要な雑用は断るようにもしようと思います。

 

Kindle Unlimited会員の方なら、無料で読めますので、良かったらご一読ください。

 

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