【年間約1000時間の無駄?】通勤時間の生産性と時間の浪費について考えるー通勤時間にできることは限られているよねー
“通勤時間って、ほんっと時間の無駄”
現在、関東圏にすべてのキャンパスが所在している学校法人に勤めている僕ですが、一度広域異動した際に引越しをしました。引越ししたことで、新しい部門への通勤時間はおよそ1時間かからない程度でした。
そこから2年と経たずに急遽改めて広域異動をして、現在は通勤に片道2時間、往復で約4時間かかる部門へやってきました。
朝は6時半に電車に乗り、8時半に職場へ到着。
夜は20時過ぎに職場を出発して、22時頃に帰宅。
単純に計算しても1日あたり往復で約4時間もの時間を通勤に充てている計算。
実際に計算してみると、1週間で20時間、1ヶ月で80時間、1年で960時間とおよそ【1000時間】も通勤に時間を費やしていることがわかります。これを1日24時間で割ると丸々40日に相当します。
ということは、1年365日のうち40日は仕事のための移動時間に使っているということになります。
この事実に気づいて(見て見ぬ振りを止めて)から、この通勤時間の使い道を考え始めるようになりました。
「スマホゲーム」で無駄な時間をより無駄に
初めのうちは、この通勤時間を少しでも楽しく過ごすために、「スマホソーシャルゲームの掛け持ち」と「SNS」に時間を費やしてきました。
パズドラ、モンスト、KHUχ、デジモンといった有名どころのスマホソーシャルゲームをスタミナが回復した順にどんどん消費してクエストを進めていました。しかしある時、「ゲームの中のレベルは上がるけど、これって、何も自分の身になってないよな」と気づいてから、馬鹿らしくなって必死になるのを止め、自分のやりたい時にだけほんの少し楽しむ程度に変えたことで、ゲームに費やしていた無駄な時間がなくなりました。
またある時は「SNS」に大きな比重を置いていた時期もありました。
Twitterでは朝の「おはよう」から始まり、頭に浮かんだことをどんどん呟いては飛んできたリプライに即座に返信。仕事が終わってからもたくさん呟きつつ、Facebookで同級生や友人の動向をチェックしつつ、「イイね」ボタンを押す作業で、時間を潰す。
それなりに楽しく過ごしていたある時、Twitterのタイムラインに「いかにツイッターで無駄な時間を過ごしてきたかを総ツイート文字数を文庫本換算することで残酷に示すアプリ」という挑戦的なチェッカーが流れてきて、“なんならやってみようじゃないか”と何の気なしに試しでやってみたところ、長時間の調査結果により約14冊分の書籍に換算できますという結果に。
【アプリメーカー】「いかにツイッターで無駄な時間を過ごしてきたかを総ツイート文字数を文庫本換算することで残酷に示すアプリ」
ここ最近の平均ツイート文字数×総ツイート数で総ツイート文字数を推定し、
10万字の文庫本何冊分かを計算します。
この表示を見た瞬間、Twitterに必要以上に呟くことで時間を浪費するよりも、いっそブログでも書いた方がよっぽど時間を有効活用できるのかなと思い、ブログ「たいようのライフログ」を書き始めることに。
皆さんもお時間があれば、是非一度試してみてください。
本当に想像以上に残酷な結果を見ることになるかもしれませんよ、、、
※ちなみに、この記事執筆時点で約3年近く使ってきたメインのアカウントを再計測してみたら、なんと「43.1冊分」という結果になりました。代表的な無駄な時間の使い方と言えますね。
電子書籍で本を読む
電車の中でやることがないとぼーっと広告を仰ぎ見るくらいしか目線の向けどころがなく、ある意味広告主の思惑通りになるのに悔しいので、持っていたiPad miniにKindleアプリを入れて、電子書籍を読むことにしました。
割引やセールもそれなりにやってはいるものの、少し古い本になると実物の中古本を買った方が安くつくのはもったいない気がしましたが、処分する手間や保管スペース代と割り切るようにしています。
ミニマリストという段階まで断捨離を目指しているわけではないのですが、部屋の中が散らかっていると注意が散漫になってしまって、いろんな作業に支障をきたしてしまうことが経験的にわかってきたので、最近では余計なモノは持たないように意識。
読みたい本の多くを電子書籍に置き換えたことで、iPad miniひとつでビジネス書や自己啓発本、漫画やイラストの描き方といったハウツー本まで幅広い種類の本を好きな時に読むことができるようになってとても便利になりました。
ブログを書くにしても、イラストを描くにしても、インプット作業を怠ると新しい知見が広がず、手持ちの財産でなんとかしようとしても伸び悩みという壁にぶつかってしまうため、本は積極的に読むよう習慣付け。
それほど高度な専門書を読むわけではないので、概ね往復4時間もあれば1冊程度読み終えることができてしまいます。
ブログを書く時間に充てる
始めのうちは、最初に買ったMacBook Proをビジネスバッグに突っ込んで、ヒイコラいいながら通勤をするも、パソコン本体のサイズが大きいこともあってよほど空いている時でないと鞄から出すこともままならず。
さながら、「1.5kgの鉄アレイを持って通勤」しているような毎日を過ごしていました。
何度かスマホからWordpressの更新をするために、「Press Sync」を使って更新用の下書きを作成したりもしていましたが、やはり入力スピードと全体のレイアウト確認をするにはMacBookのブラウザから行う方が効率的なため、先日購入したMacBookをフル活用するようにしました。
大体1日の通勤時間で記事一本書ききれますので、「ボーッとする」「ゲームに時間を費やす」「広告を眺める」といった無駄な時間から多少自由になったように思います。
それでも「通勤しない」場合の生産性には追いつかない
「通勤時間」という自宅と離れた職場で仕事をする上での制約に対して、「無駄な時間の見直し」を行って、「読書」「ブログ執筆」といったインプット・アウトプット作業に置き換えたことで、一定の成果物を作り上げることができるようになったのは大きな進歩であるとは感じています。
しかし、先日読んだイケダハヤトさんのブログを読んでさらに考えさせられました。
【まだ東京で消耗してるの?】「残念な人の法則:仕事ができない人は「移動時間の無駄」に無頓着である」
あなたが満員電車に揺られている間、ぼくは集中して仕事をしています
すごーくわかりやすくいうと、みなさんが満員電車に揺られている間、ぼくは集中して仕事をしています。あなたが毎日移動している間に、ぼくは4〜5本のブログ記事を書き、イベントの企画書をつくり、講演資料を作っています。
で、みなさんよりも早めに仕事を切り上げているわけです。最近は16時台にはPCを閉じるようになりましたよ。
《本文一部抜粋》
僕の頭の中では、「仕事をするには通勤しないといけない」「通勤するからにはその時間を有効活用した方がイイ」という2つの固定観念がありました。しかし、そもそもの話「通勤をしないことでその時間を本格的に多くの作業に充てることができる」という極々当たり前の考えを投げかけられ、至極納得させられました。
転職サイトも時々確認
通勤時間そのものが勿体無いということもあって、転職サイトも少しだけ閲覧するようにしました。
大学職員系の転職情報サイトだと「大学職員への道 求人情報」などを見ることが多いですが、いっそパソコンをもっと高度に活用する仕事をするためにイケダハヤトさんの記事でも紹介されていた「IT・インターネット・ゲーム業界専門の転職コンシェルジュ【WORKPORT】」も少し確認するようにしました。
今は大学職員の採用倍率も軒並み上昇傾向にあるため、転職をするなら業界の幅も少し広げながら検討した方が良さそうな印象です。
需要と機会があれば、「大学職員の面接で聞かれることと答え方」などをまとめてみたいと思いますが、それはまた別のタイミングに。
まとめ
通勤時間の使い方は人それぞれ。
「寝る」「ボーッとする」「ゲームする」「漫画・本を読む」「動画を見る」「新聞を読む」「ニュースサイトをザッピングする」等々。
何をするかは本人次第です。
ただ、年間に換算すると1000時間ほど通勤に労力を費やすのであれば、何かしら将来の自分にとって有用なことにつながるように色々と試していきたいですね。