「もう仕事辞めようかな…」が頭に浮かんだ時に思い出したい3つのことー「不満」か「希望」か、見据えているものが何であるかー

“もう仕事辞めようかな…”

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仕事を続けていても、上司からの叱責や先輩社員からのプレッシャー、同僚が出世している姿を横目に言うことを聞いてくれない後輩にイライラ。「自分はこの仕事(職場)に向いていないんじゃないかな」と頭を悩ませてしまっているあなた!

胸ポケットに隠し持っている辞表を表に出す前に、落ち着いて考え直してみよう。

“そもそも、本当に自分が辞めなければいけないのか”

“せめて仕事をしながら独立する準備はできないのか”

“他にやりたいことが決まるまで、ここを勉強の場所にしたらどうか”

こんな風に、「仕事を辞める」という決断をする前に、今の仕事の人間関係・内部環境・外部環境・リソース・人脈といった様々な要素について見直し、独立に向けた教材とすることができないか等、しっかりと検証しつつ、「仕事を辞める理由」をきちんと整理しておこう。

 

「仕事を辞めたいから」というのは理由にならない

「仕事が辛いから辞める」

「周りが理解を示してくれないから辞める」

「仕事が楽しくないから辞める」

そういったネガティブな思考に陥りがちになるのはとても良くわかる。かくいう僕自身も、正直言って同じような思いを抱いて転職活動をしようと試みたこともある。だが、そういった気持ちを抱いたまま書くエントリーシートや履歴書には、あまりポジティブな言葉が出てこず、反対に脳裏に浮かぶのは所属している組織の悪い点ばかりといった有様。

一旦ネガティブな思考に陥ると、延々とネガティブループで心も表情も私生活さえも暗くなりがちだ。辛い時だからこそ、やってられっかと思っている時だからこそ、一旦冷静になってみた方がいい。ネガティブな思考のまま行動を起こすよりも、ポジティブな思考に持っていくようにしないとその先の行動や表情にさえ悪い影響が出てしまう。

 

「ポジティブな言葉に人はついてくる」

 

「100%やりきる」を諦めてみる

どうせ仕事を辞めようと思っているのなら、今まで全力100%出し切っていた仕事のやり方を変えてみてはどうだろうか。丁寧かつ完璧な仕事ぶりというのは、確かに社会人としては本来必要最低限のことかもしれない。だけど、あなたは今の仕事に大なり小なり不満を抱えている。

そうであれば、おおよそ80%以上の水準は達成できるようにして、残りの時間は「自分のための時間」に置き換えてみるといい。資格取得やTOEICなどの勉強でも、読書やジム通い、疎遠だった学生時代との友人と会う時間に充ててもいい。

「仕事が忙しいから」という言い訳で諦めていた数々の挑戦も、「どうせ辞めるなら今までできなかったことにチャレンジしてみるか」という気持ちになって行動を起こしてみることで、今まで気づかなかった「自分の人生を生きる」ことの意義に目を向けることができるようになる。

そういう意味では、「仕事の断捨離」といってもいいのかもしれない。人に与えらえた仕事にだけ目を向けて、人の失敗の尻拭いをして、人の仕事に巻き込まれた結果失った時間を取り戻す最大の好機と考えたら、押しつぶされそうだった心に逃げ場が生まれる。生真面目さや、なんだか悪いといった無意味なボランティア精神は一旦捨てて、「定時になったら帰る」を貫いてみることも大切なことだ。

 

「100%を諦めよう、明日もまた働ける」

 

仕事をしながら別の仕事をする

インターネットが普及して、誰もがスマホを持ち歩き、常時オンライン状態となることが可能になった今だからこそ、本業の仕事をしながら、別の仕事を始めてみることも難しくなくなった。本業をきちんとこなしつつ、副業で商売を始めてもいいし、イラストを描いてもいいし、小説を書き始めても構わない。アフィリエイト収益や個人事業主として仕事を受注してもいい。

自分の可能性を自分自身で縛って、「本当にやりたいこと」や「一度はやってみたかったこと」に目を瞑る。そんな人生を選ぶ前に、軽い気持ちで自分の可能性にチャレンジしてみよう。できるかできないかではなくて、「やってみることで何か道が開けるかもしれない」というくらいの気持ちで行動を起こしてみることで、ようやく本当にやりたかったことが何かわかったりすることもある。

 

「行動してみよう、考えるのはその後だ」

 

まとめ

生き方に正解は無くて、進む先に案内人はいなくて、選んだ道の責任は自分が負わなければならない。何のために仕事をするのかは、人それぞれでいいとは思うが、せめて誰のために仕事をするのかといったときに、まずは「自分の人生のため」と胸を張って言えるようにはしたい。

 

「自分の人生は、自分自身が生きなければならない」

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