“明日が大好き!!(I love ya, tomorrow!!)”ー現代に蘇る最新版ANNIEに学ぶ、人生を笑顔で生き抜く3つの心得ー
“明日は、きっと笑う”
どうも、七色たいよう(@nanairotaiyo)です。
1977年にブロードウェイのアルビン劇場で初演したのをきっかけに、全世界で知らない人はいないほど有名な「ANNIE(アニー)」が現代テイストになって映画化。
この映画の基となる初演アニーはブロードウェイでヒットするや、ツアーカンパニーが結成され、北米各地で公演されたことから全世界へと広がっていきました(参考:Wikipedia「アニー」より)。
僕は、恥ずかしながらミュージカルのアニーはもちろんのこと、これ以前の映画アニーも観たことはなかったのだが、映画予告の際に流れる「Tomorrow」の歌に魅了されて、即座に映画館に足を運んだ。
【公式トレーラー】
【評価(感想)】★★★★☆(星4つ)
主演は、「ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~」でアカデミー賞主演女優賞に最年少でノミネートされたクヮヴェンジャネ・ウォレス。
まだ若干11歳の少女にも関わらず、その自然で、時に逞しさを感じさせる演技力にはまるで本物のアニーが乗り移ったかのような印象を受けました。
今回観た現代版の映画アニーを通して、「人生を笑顔で過ごす大切さ」を学んだので、感想とともにまとめてみようと思います。
勇気を持って“YES”と言う
映画の中で、ジェイミー・フォックス演じる実業家兼ニューヨーク市長候補者のウィル・スタックスがアニーのことをこんな風に紹介していました。
「この子は、“YES”しか知らない」
「明日は今日よりきっといい日になると信じる」ことで、今できることに全力を注ぐことができます。
失うものなんて始めからなければ、怖がらないでどんなことにも挑戦することができるようになるのです。
例えば、新しい環境に飛び込むことや、新しい趣味を始めることに対して臆病になっている時には思い出したい名言だと感じました。
以前のエントリにて、「何かしらの行動を起こさなければ、誰も自分に手を差し伸べてくれることはない」ということを身をもって体験した僕自身もまずは“YES”と言って、積極的に自分の限界に挑戦していかないと成長は見込めないと思い知らされました。
実はスタックス氏がこの台詞を言ったのには、アニーが彼に対してこのような言葉を投げかけたから。
「“NO”というのは、“YES”というのが怖いからよ」
自分から進んで動くことで、時には他人からの批判や野次が飛んでくることもあります。
赤っ恥をかいたり、失敗することだってあります。
それでも、勇気を持って“YES”と口にすることで、それらを乗り越えてこそ学べる大きな体験ができるのです。
「環境が人を変える」
スタックス氏は、子ども嫌いで潔癖性。市長選に立候補するも、支持者との握手をした後には決まって大量の消毒液で手や口を消毒します。
そんな彼が、出会ったアニーと嫌々ながらも同居生活をすることで、子どもに対する愛情が芽生えはじめ、潔癖性にも変化が見られます。
特に、この映画を観る際は、アニーと過ごしている間の彼の感情や行動の変化に注目してみてください。
「性格」や「考え方」を変える大きなきっかけは、最終的には「環境」と「人」なのでしょう。
一人でいる時間が多くなると、次第に自分の世界や考え方に固執して、周りが見えなくなりがち。
けれども、環境を変えて、新しい人と出会い、時間や体験を共有することで、今まで気づかなかった新しい発想ができるようになることが人間の強さなのかもしれません。
“大丈夫、明日はきっと良いことがある”
キャメロン・ディアス演じるハニガンが営む施設で育ったアニーは、幼少時代にとあるレストランで置き去りにされた過去を持っています。
毎週金曜日には、そのレストランの前に行き、本当の両親が現れるのを待ちますが、中々それらしい人を見つけられず。
そして、またしても収穫もなく、施設に帰ったときの友達とアニーのやりとりがとても印象に残りました。
ペパー“アニー、親は迎えに来ないわ”
モリー“そんなことない!”
アニー“大丈夫、明日はきっと良いことがある”
悲しい“今”にだけ目を向けて、悲しい気持ちで一日を過ごすのではなく、「明日は今日よりもきっと良いことが起きる」と信じることで、今日を楽しく過ごす力が生まれます。
悲しい気持ちでいても、楽しい気持ちでいても、同じように時間は過ぎていく。
どうせなら、楽しい気持ちでいた方が、何倍も何百倍も素晴らしい生き方なのでしょう。
それこそ、主題歌である「Tomorrow」の歌詞の通り、「明日が大好き(I love ya, Tomorrow!)」という気持ちで今日も楽しく生きていこうと思います。