iPad Proはノートパソコンの代わりになるのか?ーむしろノートパソコンで何したいかを問い直すー

"iPad Proはノートパソコンの代わりになりますか?"

どうも、七色たいよう(@nanairotaiyo)です。

 

iPad Pro 10.5インチが来てから、生活環境が一気に変化しました。

これまでiPad miniがタブレット枠でしたが、完全にiPad Proにその座を奪われたので、iPad miniはヤフオクで養子に出すことに。

 

Apple製品の嬉しいところは、ある程度古い端末でも値崩れし辛い点にあるように思います。

 

正直言って、4年前のiPad miniが1万円ほどの価格で売れるなんて期待していなかったのですが、無事に買い手がついたことで気持ちよく送り出すことができました。

 

そして、iPad Proを2週間ほど使い倒して分かったメリットとデメリットをまとめていきたいと思います。

 

iPad Proのメリット

・ぬるぬるサクサク動く

・画面が大きくて見やすい

・Apple Pencilとの相性最高

・紙とペンがいらない

・画面が引っかからない

・ウィンドウを分割できる

・動画や写真、音楽編集もできる

 

 

iPad Proのデメリット

・iPad miniに比べて重い

・画面がでかい分、電車などではチラ見リスク

・価格が高い

・Apple Pencil前提(無いと魅力半減以下)

・マルチウインドウは2つまで

・できることはアプリ依存

 

ノートパソコンの代わりになるか

結論から言えば、「ノートパソコンに限りなく近いことができつつある」という端末(iOS 10.3.2時点)。

 

以前のiPadシリーズよりも格段に操作スピード、処理速度、Apple PencilによるPDFへの書き込み環境など、環境的には大幅な進化をしました。

 

スマートキーボードを追加購入して装着すれば、iPad Proを開いた瞬間に立ち上げ時間を待つことなく入力作業もできてしまいます。

 

また、僕が職場で活用しているのが、図面やPDFなどの校正作業。

 

iPad ProのGoodnote4に読み込んだPDFをApple Pencilで修正点をゴリゴリ書き込んでいきます。

GoodNotes 4 – メモ&PDF
カテゴリ: 仕事効率化
現在の価格: ¥960

 

Wordファイルに貼り付けられた図面の場合でも、Wordファイル自体に赤字などで校正を入れることができますので、ペーパーレスで作業を進めることが可能です。

 

一方で、、写真やイラストデータの保存先は相変わらず写真アプリ内ですし、mp3などの音楽ファイルもアプリごとの保存、またはitunes経由のやりとりになってしまうのが残念な部分でしょう。

 

こうしたコンテンツデータはアプリに依存した形ではない管理方法をしたいのがユーザーの本心でしょう。

 

そもそもパソコンで何をするか

上で紹介した用途の場合、ノートパソコンにできないような使い方になります。

 

Microsoft Officeなどのアプリの場合一部の機能を目隠しされた状態でアプリを使用せざるを得ないことからも、ビジネスユーズや本格的なエクセル計算などを行うにはやや力不足。

 

一方で、「そもそも一般的にノートパソコンで何をするの」という問いへの回答が

・インターネットを使う

・YouTubeを見る

・音楽を聴く

・SNSを見る

・イラストを描く

・写真を見る

といった用途であるなら、それらは全てiPad Proでできます。

 

コンテンツ等の閲覧やインターネットのブラウジングだけであれば、中途半端に安いノートパソコンをイライラしながら使うより、一台のiPad Proで快適に楽しんだ方が断然良いです。

 

イラスト制作に使えるか

僕の場合、むしろ「イラスト制作に使いたいがためにiPad Proを購入した」ので、今はどんどんイラストを描いて使用感を試している最中です。

 

結果的に、驚くほど描きやすいというのが本音です。

 

iPad miniの時みたいに、言うことを聞かない線を直して直して、なんとかそれっぽく描きあげるのではなく、本当に紙とペンを使って描いているような感覚でイラスト制作ができるのが楽しくて仕方ありません。

 

現在イラスト制作に使用しているアプリは「メディバンペイント」と「Procreate」の2つ。

どちらも独特の描きやすさと同時に、長所・短所がありますので、悩んでいる方は両方使ってみることをオススメします。

Procreate
カテゴリ: エンターテインメント
現在の価格: ¥720

 

メディバンペイント 漫画イラスト・お絵かき
カテゴリ: エンターテインメント
現在の価格: 無料

 

 

高度な編集はノートパソコンで

旅行の写真や動画をまとめてムービーにしたいなら「iMovie」で十分ですし、撮影した写真の加工やRAW現像をしたいならPhotoshopキラーの「Affinity Photo」で綺麗に編集作業が可能です。

 

iMovie
カテゴリ: 写真/ビデオ
現在の価格: 無料

 

最近、MacBook Proにmotion5を導入したので、以前よりもムービー制作の幅は広がりましたが、出先などで気軽に簡単なムービーを作って友達に共有するならiPad ProのiMovieでも十分でした。

 

Affinity Photo
カテゴリ: 写真/ビデオ
現在の価格: ¥3,600

 

他にも、ちょっとやりたい作業があれば、大体のことはApp Storeを探せば見つけられます。

 

「じゃあやっぱりノートパソコンいらないじゃん!」と結論付けれるかというとそうでもないのです。

 

iPad Proを使っていると、「もっと高度な作業をしたい」と思うこともあります。

 

ムービーに効果やテロップを細かくつけていきたい場合はMacBook ProのiMovieやmotion5の方が便利です。

 

写真編集にしても、現状のAffinity Photoはまだまだ発展途上であるため、バグや強制終了が出てくるケースもちらほらありますので、ノートパソコン上での操作の方が安定しています。

 

まとめ

話は戻って、「iPad Proはノートパソコンの代わりになるか?」について、

 

端的に言えば、

 

「ノートパソコンの代わりになる時もあれば、ならない時もある。それでも、出先で気軽に気持ちよく操作できるメリットはとても大きい」となります。

 

そもそもどんな用途でデバイスを使いたいのか、高度な処理は必要なのか。

 

ノートパソコンで何をしたいのか?等をしっかりと吟味して、失敗のないiPad選びをしていただきたいと思います。

 

 

 

あわせて読みたい