正しい“お願い”の方法っていうのがあるらしいー相手に求めてばかりいないだろうかー
“少し「お願い」してもよろしいでしょうか?”
どうも、七色たいよう(@nanairotaiyo)です。
誰かにお願いをする時に、「ちょっとそれは…」と言われた経験ありませんか?
“人がこんなにお願いしているのに、どうして聞いてくれないのか”
今回はそんな悩みを解決するための方法をまとめてみました。
「自分本位」でお願いをしていないか
“お願いだからそこをどうにか!!”
そう言われて、二つ返事で「OK」と返してくれるようなら始めから苦労しません。
ここで大事なことは、「お願いする相手の状況を見て声かけを行えているか」ということです。
お願いする側は、できる限り今すぐに返事がほしいもの。
しかし、お願いされる側にも当然都合があります。
そんな時には、まさに「相手の状況」や「都合」に配慮することが重要なのです。
いつも忙しそうにしている人の場合には、声をかけるタイミングは難しいかもしれません。
例えば、昼休みや移動中といった「一瞬の休息」を狙って、自然に「実は相談があるんですけど…」という姿勢で声かけを行うようにするととてもスムーズにお願いができる可能性が高まります。
お願いする前に「お願いされること」
“どうしてこんなに頼んでいるのにお願いを聞いてくれないんだ!!”
そう憤慨する前に、今一度考えてみましょう。
もし自分が複数の人から同時に何かをお願いされた時に、次のうちどちらの人を優先するでしょうか。
A.都合のいい時だけ現れて、お願いだけしていく人
B.昔からの知り合い
C.普段から積極的に手伝ってくれる人
優先順位は概ねC>B>Aの順番になるでしょう。
これは、やはり「困った時はお互い様」の精神に基づく考え方に他ならないからです。
“そんなこと言ったって、こっちも忙しいんだ”
こう言いたい人の気持ちも理解できます。
ですがそれは、お願いされる相手からしても、同じことが言えるのです。
ここで大事なことは、「普段からどれほど人のために行動できているか」という点。
日々のちょっとしたことであっても、“良かったら手伝いますよ!”や“何か手伝うことがあれば声をかけてくださいね”という声かけをすしてみる。
そうすることで、自然とお願いをしやすい関係が作り上げられていくのです。
“あとはヨロシク”と言って丸投げしていないか
“あとはヨロシク”
仕事ができない上司や同僚にありがちなのがこのパターン。
お願いをしておきながら、具体的な指示やフォローは一切行わず、挙げ句には相手にすべての仕事を擦り付ける人は要注意です。
このタイプの人は、「面倒なこと」や「好きではないこと」はとにかく何でも人に押し付けようとする傾向にあります。
当然、一度や二度であれば、多くの人は寛容に見るかもしれないが、回を重ねるにつれて、段々と不信の念は強くなっていきます。
賢い人は、人にお願いするにしても完全に丸投げするのではなく、次のような言い回しをするのです。
「〜の部分はとても重要なポイントになるので、ぜひ◯◯さんにお願いしたいんだけど大丈夫かな?もちろん私も××の部分を担当するので、一緒に協力して乗り切ろう!」
“あとはヨロシク!!”と言われるのに比べ、後者の言い回しの方が圧倒的に印象は良くなります。
「あなただからこそお願いしたい」と伝える
誰にお願いしても問題ないようなことであれば、頼まれた方も「そんな面倒なこと、誰か他の人にでもお願いしてください」と思うのが関の山。
そんな時に、お願い上手な人は、例えば次のような一言を加えてみます。
“あなただからこそ、安心してお願いすることができる”
“あなたの才能を存分に活かしてほしい”
単に「お願いね!」というのではなく、上の1〜4の「タイミング・関係性・関与・声かけ」といった様々な要素を存分に活用することで、本当の「お願い上手」になれるはずです!