「明日死んでもいい片付け」を読んだ感想を簡単にまとめてみたー終活ではなく断捨離の本かなー
“明日死んでもいい片付けとは??”
どうも、七色たいよう(@nanairotaiyo)です。
Kindle Unlimitedにあった書籍のラインナップに以前から気になっていた「明日死んでもいい片付け(ごんおばちゃま著)」がありましたので、読んでみました。
内容が気になっているけどまだ読んでいない方や、片付けのノウハウにお悩みの方向けにこちらの書籍の感想をまとめておきたいと思います。
ジャンルは「終活」ではなく「断捨離」
本のタイトルから、初めは「終活」をテーマにした内容かと思いましたが、最後まで読み進めた結果、「断捨離」について別の切り口から書かれた本であることがわかりました。
片付けを後回しにして、気づいたら部屋の中が使わないもので溢れかえっている人に向けて、断捨離のように1日や2日という短時間で一気に片付けるのではなく「毎日少しずつ、コツコツ捨てる」ことをテーマとして書かれています。
時間制限を設けて毎日コツコツ片付ける
ポイントは、タイマーなどできっちり30分測りながら、毎日(必ず毎日)続けてモノの厳選をするということ。
確かに、そのくらいの短時間であれば、まとまった時間をとるのは中々難しい人でも、テレビを見ながら30分といったように隙間時間を見つけて片付け作業を実践することはできるでしょう。
ただし、「今日はやらない」という手抜きはしないように注意することが述べられていました。
短期間で一気に終わらせる断捨離と、毎日コツコツ続けるこちらの整理術では、どちらがいいか好みが分かれそうです。
いらないものは「抜く」
ただ、表現として面白いと感じたのは、「捨てる」「譲る」「寄付する」「売る」ことを総称して「抜く」という言葉を使用している点。
特に、「捨てる」という言葉には「もったいない」という罪悪感がついてきますが、「抜く」という言葉であれば印象的に柔らかいイメージなります。
まるで毒を抜くとか、針を抜くとか、「余計なモノを外で追い出す」かのような印象になるため、割と良い表現だなと感じられます。
不要なモノは、「捨てる」という選択肢だけでなく、「譲る」「支援物資にする」「売る」といった他の選択肢もあるのは確かにその通りです。
お金を出して、一度は手に入れたモノなのですから、「もったいない」と感じるくらいなら「そのモノを必要としている他の人」の手に渡るように動く方がいいでしょう。
モノが減れば、穏やかに過ごせる
いまはお金を出せば欲しいもののほとんどは手に入ります。
Amazonプライムやヨドバシエクストリームなど、欲しい商品をインターネット上で注文した当日に手にすることだって容易です。
ですが、所有欲や物欲は際限ないもので、いくらモノを所有してもそれらの欲はいつまで経っても無くならないのです。
似たようなモノが2つ以上あるなら、最低限必要なモノを1つ選んで、もう一つは「抜く」。
そして、そのあとは「買わない」「欲しがらない」ということも選択肢に加える。
そうすることで、「モノに縛られない快適で穏やかな生活」を手にすることができるとのこと。
まとめ
確かに、「とにかく買う」という選択よりも、「本当に必要なモノを選ぶ」方が難しいです。
ただ、そうした選択を行うことで、「自分にとって大事なモノは何か」に気づくことができるはず。
いずれ必要なモノは、必要になった時に買う。
特に必要のないモノは、買わない。
自分にとって役目を終えたモノは、抜く。
これだけ意識すれば、お金を浪費することも、モノに溢れた部屋に神経をすり減らすこともなくなるとのことですので、僕も改めて断捨離を進めていこうかと思います。