【世界共通??】「他撮り」に写る自分の顔が嫌いなのは、「盛る手間」が抜け落ちてしまうからなのだろうかー写真を頼む時はできるだけ上手な人に頼もうねー
“どうして他の人が撮った写真の自分はこんなにも残念なんだろう”
先日のオンライン英会話講師に「I enjoy taking photos」と言ったところ、講師からこんな反応が、、、
“Oh! It’s very nice hobby. But I dislike photos I’m in taken by someone because it seems that my face looks like twich away smile.”
(とてもいい趣味ね!でも私は人に撮ってもらった自分の写真が好きじゃないの、だって私の笑顔がひきつっているように見えるんですもの)
これにとても深く同意した僕は食い気味に、こう返しました。
“I know, I know your feeling. I often feel strange to see photos of myself taken by someone too!!”
一眼レフカメラで写真を撮り始めてから、なおさら上のように感じることが多くなりました。
iPhoneや一昔前のコンデジに比べ、一眼レフカメラカメラの質が良くなったことと、自分自身が構図の勉強を始めたからなのか、なんだか他の人が撮る自分の写真に違和感を感じるようになっていました。
そんな時に、セルビア人の女性講師も同じような気持ちであることから、自分だけそう感じているわけではないということが発覚。
でも、一体全体その原因はどこにあるのでしょうか。
考えられる原因と対策について僕なりに考えてみました。
撮影者の腕の問題
たまたまネットサーフィンをしていたら見つけたこんな記事。
男子ハック「他撮りが上手い人と、下手な人の違いを解説したイラストが話題」
Twitterで大反響の「写真を撮るのが上手い人と下手な人」の違いが、イラストでわかりやすく解説されていました。
他撮りが上手い人と下手な人の違い pic.twitter.com/RQqi7vWt8z
— 江崎びす子 (@5623V) August 28, 2016
上のイラストを参考にしつつ、僕が感じる写真を撮るのが下手な人の特徴としては以下の通りです。
①光を取り込めないところから撮影しようとする
②ピントをしっかりと合わせない、半押しをきちんとしない
③撮った瞬間カメラを動かす(暗所や日陰、室内だと最悪の行為)
④自分の立ち位置から微動だにしない
⑤角度を変えて撮らない、縦・横・ズームと色んな画角を試さない
初めて頼む人が撮影を失敗するのは、経験や知識が不足していることもあってやむを得ないことですが、何度頼んでも改善しないようなら、その人に撮影を頼むこと自体をやめた方が安全です。いっそ三脚を持ち歩いて自撮りした方がよっぽど素敵な写真になることでしょう。
逆光・背景が汚い・暗所で撮影している
人の脳は、自分に都合の良いものしか見えないような構造になっているという話を聞いたことがあります。
普段写真を撮らない人は、「被写体を写すこと」にばかり気を取られてしまい、現像・閲覧時にとても大事な要素である光の向き、写り込み、背景の景観、光の量などを意識することを忘れてしまいがち(または知らない)。
そのため、そもそもそうした状況下での撮影をする場合は、近くに写真撮影に長けた人がいない場合には、素直に撤退・退却を選択することも視野にいれておく必要があります。
または、事前に自分で撮影環境・撮影角度・露出やシャッタースピードなどの各設定を全て行った上で、シャッターを切ってもらうだけの状態にまで手はずを整えておくくらいの覚悟は必要です(それでも怖いのは手ぶれや設定変更等)。
多様な環境・タイミング・被写体写真を撮れば撮るほど感じますが、写真は「光」が多ければ多いほど、高精細な画像になります。
反対に、「光」を上手に扱えていない状況下での撮影は被写体だけでなく、写真全体が暗くなるためおすすめしません。
ちょっと恥ずかしくても、「撮ってもらう場所変えてもいい?」と一声かけて自分から移動するようにした方がいいですよ。そんな風に声をかける瞬間は恥ずかしいかもしれませんが、その後撮ってもらった写真はずうっと残りますので、勇気を出して言いましょう。
鏡で見る顔をベースに比較している
“鏡で見るのと、写真に写ったのと、なんだか顔が違う気がするなあ”
そう感じる人は少なくないようです。
その原因は大きく分けてたった3つ。
①鏡は写真と左右反対に顔を映し出すため、違和感を感じやすい
②鏡の前では無意識に「キメ顔」を作っていることに気づいていない
③無表情過ぎる、笑い過ぎる
鏡で見る自分、「まあまあ悪くないかな?」と感じる一方で、他の人が撮った自分の写真を見ると「あれ、、、?誰、これ、、、」と冷や汗とともに胸が締め付けられる思いを感じたことありますよね。
もちろんカメラのレンズや着ている服の色や形、背景や周囲の明るさによって写真全体の仕上がりは異なりますが、被写体そのものが大きく変化することはありません。花は花、パンダはパンダ、あなたはあなたです。
“自分はこんなにブス/ブサイクじゃないよ!!”と声に出して言いたい気持ちもわかりますが、まずは一旦飲み込んで、冷静に考え直してみましょう。
「鏡の自分」と「写真の自分」はそもそも別物です。
そして、「現実の自分」はそれらの中間にあると考えてみるとすっきりするはずです。
いいんです、鏡に映った通りに写真に写らなくても。
「写真に写る自分のクオリティを上げるためにはどうしたら良いか」と考えることで、大きく前進できるようになります。
まずはウジウジと悩むのをやめて、対策を立てるように心がけましょう。
まとめ
もちろん、人は誰もが芸能人やモデルには到底敵わないことはわかっていても、心の中でほんの少しだけとはいえ、
“自分も捨てたもんじゃないよ?”と考えている節はあるでしょう。
それ自体は全く悪いコトではありません。
むしろ、自分に対する自信を高めることで、セルフエスティーム(自己評価)の向上にもつながり、結果としてさらに人柄の良さが際立っていくコトにつながるはずです。
一方で、他の人の撮影してもらった写真を見た途端、「こんなはずではない」「これは本当の僕/私ではない」「カメラマンの腕が悪い」と否定から入ってしまっては、これから先、今より良く写るために必要なステップを踏み出すに至れないことになってしまう可能性があります。
まずは現状を知り、対策を考え、一つひとつ実践して「最高のワンショット」を撮ってもらえるよう試行錯誤を繰り返していきましょう!
※最悪の場合、自撮り棒に頼るというリーサルウェポンも無きにしも非ず。