スマホソーシャルゲームの課金ガチャって闇が深いよねーすっごい単純計算で1回500円〜600円くらいかかってるんだよー
“欲しいの出ないから、課金しようかな…”
「無料でも遊べるけど、お金を払うと強くなれるよ」という囁き
【キングダムハーツ(KHUx)では6800ジュエル=6800円】
【モンストではオーブ175個=9800円】
iPhoneやAndroidといったスマートフォンが一般的に広く普及されるに従い、パズドラ、モンスト、白猫プロジェクト、ツムツム、最近だとキングラムハーツに至るまで…たくさんの基本プレイ無料の課金制スマホゲームアプリが登場した。
それぞれのゲームで、石だったり、オーブだったり、ジュエルだったりと形こそ違えど、要するに「リアルなお金」を「ファンタジーな仮想通貨」に置き換えることで、課金に対する敷居を下げようとあの手この手を尽くして誘惑をしてくる。
例えば、パズドラを例にとって考えた時に、「魔法石」という仮想通貨をリアルなお金で購入しようとすると、割引無しの場合で1個あたり120円となる。
通常プレイに使う分には、魔法石1個でモンスターボックスの拡張やダンジョンを回るためのスタミナ回復、そしてダンジョン内のコンテニューといった用途としても使うことが可能だ。
新しいモンスターを手に入れるためには、この魔法石を5個消費して初めて1体手に入るのだが、必ずしも使える/強いモンスターであるとは限らない。数百にも及ぶモンスター中から、目当てのモンスターをガチャで引き当てようとすれば、平気で5000円を使い、1万円を使い、5万円を使うことになる。
時間がない社会人やお金の使い道に困るくらい有り余っている人ならともかく、日々生きていくだけで精一杯の凡人である僕のようなライトユーザーからしたら、何回回したら目的の物が出るかわからないガチャに延々と課金して一瞬で数万円失うことは考えるだけで恐怖に他ならない。
「期待感」と「仮想通貨」
ゲームセンターで例えるなら、スタミナ回復やコンテニューは『アーケードゲーム』や『コインゲーム』のように“じっくり時間をかけて楽しむことができるゲーム”であると言えるが、反対に課金ガチャは『クレーンゲーム』のように“報酬を得るためにお金を湯水のように溶かすゲーム”だと言える。
クレーンゲーム同様、課金ガチャの恐ろしいところは「欲しいものが手に入るかもしれない」とユーザーに思わせ、不確定要素と報酬を頼りに1回だけ、もう1回だけ、、、と繰り返しガチャを引かせる仕組みが整えられている点だと僕は思う。
「次は当たるかもしれない」と考えながら何度もハズレを引き、TwitterなどのSNSでは仲の良いフォロワーさんが目当てのモンスターを引き当てているのを見て羨ましくなり、「リアルなお金」を「ファンタジーな仮想通貨」に変えて再び引くことを繰り返させる。
冷静に考えてみれば、500円〜600円のガチャを1回引くくらいなら、それを美味しいランチに使うことができるし、2000円分の魔法石を買うくらいなら欲しかった本を買って知見を広げることだってできる
5000円〜1万円分の魔法石を買うくらいなら、親や恋人へのプレゼントを買う方がいいはずだ。それでもついつい課金してしまう人は、ゲーム会社に飼いならされてしまっているのだろう。
「インフレ」という避けようのないジレンマ
そうは言っても、僕自身も何度も課金欲に支配されそうになったことがある。「このチャンスは今しかないから、1000円だけなら…」や「せっかくだから5000円くらい一気に使って欲しいモンスター当てたいな」なんて考えては、踏みとどまるようにしている。
仮にお金をかけて欲しかったモンスターを手に入れたところで、数ヶ月後には誰も使わないような古いモンスターになってしまうことも多々ある。課金制のスマホソーシャルゲームの特性として、次々と新しくて強いモンスターを導入して、マーケティング的に言えば「計画的陳腐化」をすることでユーザーがリアルなお金で購入した魔法石を湯水のように溶かしていくように仕掛けているのだ。
もしも、「あなたが欲しいモンスターが10回に1回だけ当たるかもしれませんよ。1回500円です。どうしますか?」と問われれば当然のように断る。
しかし、「あなたが欲しいモンスターが10回に1回だけ当たるかもしれませんよ。1回で魔法石たったの5個ぽっちです。どうしますか?」と問われれば、少し思い悩む人も出てくるだろう。
実際に、以前のエントリで書いたようにパズドラにおいて、FFCDコラブで課金ガチャに追加された曲芸士というバランスブレイカーが登場してから、パズドラのインフレが加速したように感じる。
課金欲に支配され、本能のままにガチャを回して数万円の支払いを行った先に残るのは、「計画的陳腐化」によるレアで強いモンスターの弱体化と、それに代わる新しいもっとレアでもっと強いモンスターの登場だ。ユーザーは延々と運営に対し、《お布施》のようにせっせとお金を収め続ける構図から抜け出すことができなくなる。
これが、買い切りのコンシューマーゲームであれば、ゲームソフト一本の値段で完結する(最近のゲームはDLCといった“後付けストーリー”やコスチュームといった“着せ替え要素”で搾取しようとする傾向にあるが…)。
お金を捨てるほど持っている人であったり、スマホゲームに命をかけている人であればたくさん課金しても構わないと思うが、普通に稼いで普通に生活している人にとっても500円は大金のはずなのに、射幸心に支配されると不思議と財布の紐が緩くなるという弱さは誰しもが持っていることを忘れないようにしたい。
「【恐怖】スマホソーシャルゲーム課金額と同額の貯金箱公開と後悔ー下手すれば新品のパソコン1台買ってもお釣りがくるねー」(2016/1/1更新)
まあパチンコと裏は一緒で在日だらけの業界だからねぇ
パチンコも射幸心を煽るの上手いですよね!
バックにはそういった人達がいて、「もっと課金させろ、もっと課金させろ」というように仕掛けているのでしょうね。
ちょっと昨日三万突っ込んでも何も当たらなくて半年弱で総計10万使ってる事にゾッとして辞めたわ
わかります!
「あと1回引いたら、欲しいキャラ出るかも」と思って引くと案の定ハズレ。そして「次、金が出たら止めよう!」と思って引くと銀が連続で出てきてやめ時が見つからないなんてことも。
お金でキャラを買わず、素直に配布石だけで楽しむのも一つの解決策かもしれませんね!