【伊豆旅行】オーシャンビューを求めて伊豆に旅してきた話ー山の上に聳えるヴィラ・ジェイズというペンションが絶景だったー
伊豆といえば、熱海。
熱海といえば、温泉。
温泉といえば、露天。
露天といえば、絶景。
絶景といえば、オーシャンビュー!
ということで、少しだけ確保できたお休みを使ってオーシャンビューを一望できる絶景の露天風呂を求めて1泊2日の旅行に出かけてきた。
伊東駅に到着(伊東オレンジビーチにて)
少し前に伊豆の海にサメが現れ、一部の海水浴場も遊泳禁止になるなど、少々心配な面もあったが、現地を見てみると想像以上に落ち着いていて、観光客も穏やかな雰囲気だった。
やはり、海にしても地元神奈川の湘南にある片瀬江ノ島の海岸に比べて、何倍も綺麗だ。砂浜は白く、空は青く、海はオーシャンブルー。昨年訪れた沖縄の海がここ最近で一番感動したが、伊豆の海も負けてはいなかった。
【写真】伊東オレンジビーチ
【写真】伊豆海岸で手をつなぐダンボーたち
「起雲閣」という有形指定文化財を散策
「オーシャンビューの絶景露天風呂!」という想いが先立ち過ぎて、特に目的地を決めてはいなかったため、駅レンタカーにていただいたマップを頼りに「起雲閣」を訪れてみた。なんの事前情報もないまま見学しにきてみたら、思っていた以上にすごいところだったようで、谷崎潤一郎、志賀直哉、芥川龍之介や太宰治といった名だたる文豪が静養のために何度も訪れた場所だったとのこと。元々は別荘として建てられていたようだが、その後、旅館として営業を続け、平成11年頃廃業。その後、有形指定文化財として一般公開がされるようになったとお話し好きのおば様たちから聞いた。中をぐるっと一周回ってから、最後に喫茶室へ入り、コーヒーとクッキーをいただいてから庭園を散策。管理が行き届いていて、非常に優雅な雰囲気で心が落ち着く印象だった。
【写真】起雲閣の麒麟の間
【写真】麒麟の間から庭園方面を撮影
【写真】谷崎潤一郎、志賀直哉、山本有三らのポートレート
【写真】管理の行き届いた綺麗な庭園
絶景の露天風呂があるペンションに到着
その後、海岸線を車で走らせること約40分。
山道を登り、獣道を登り、道無き道を登り、遂に到着したのが山の上に建つペンション「ヴィラ・ジェイズ」。最近リニューアルしたらしく、外観・内装ともに綺麗で落ち着いた雰囲気の宿だ。
運転と伊豆散策に疲れた僕は、部屋に着くなり一旦休憩。
そして若干の英気を養ってから、早速露天風呂へ向かった。ここのお風呂は内湯3つと露天2つで、山の上ということもあってか見晴らしも良く、景色も非常に良かった。
ちょうど天気にも恵まれ、快晴の中心地よい夏のそよ風が吹き抜ける中での露天風呂に浸かりながら、オーシャンビューを堪能。
旅行の楽しみ方は人それぞれだが、少なくとも僕の場合は綺麗な景色の中でゆったりと体を温めることができるような場所が好きだ。
【写真】山の上に聳える露天風呂の綺麗なペンション「ヴィラ・ジェイズ」
夕食には伊勢海老やもち豚の蒸し焼き、そして金目鯛の煮付けといったメニューがずらりと並んだ。食べきれないくらい大量だったので、食べ終わる頃にはお腹も苦しくなっていた。
偶然にも、この日は20分ほどではあるが、打ち上げ花火も上がるということだったので、事前に露天風呂に入ってから、部屋を暗くして花火を見ることにした。小高い山の上であるためか、花火は上がったところが目線の位置なので、見上げるというよりは正面で花開くような感じだったのが新鮮だ。
【写真】ヴィラ・ジェイズでの夕食①(伊勢海老の舟盛り)
【写真】ヴィラ・ジェイズでの夕食②(金目鯛の煮付け)
【写真】朝焼けが綺麗に映える貸切露天風呂の様子①
【写真】朝焼けが綺麗に映える貸切露天風呂の様子②
翌日は思い切って下田方面まで車を走らせ、水質AAランクの入田浜海水浴場へ向かった。
残念なことに、この日は台風接近に伴う「高波注意」が発令。ほとんどの海水浴場が遊泳禁止となってしまっていた。そのため、そのまま車を走らせてみたところ、爪木崎の海水浴場(というより入江)を発見。ここは遊泳可能とのことで、駐車場に車を止めて、海水浴を楽しんだ。白浜大海水浴場に比べて、入江に近い雰囲気であるため、足元には岩が多く海藻も若干漂ってはいたが、海自体はコバルトブルーでとても綺麗だった。なお、ロッカーはないので、貴重品の持ち運びには注意したほうがいい。
【写真】爪木崎の海水浴場にて
※ちなみに、売店のおばちゃんの話によると、高波にでもならない限り、爪木崎の海水浴場に客が来ることはあまりないんだとか。
伊豆でステーキを食べようとするととても高い
一通り海水浴をした後、海鮮系のご飯にも飽きてしまったこともあり、がっつりお肉を食べることに。伊豆近辺でステーキを探してみたところ、、、
、、、、、、
『た、、、高い、、、』
一人あたり5000円〜20000円と幅はあるが、とても高かった。そんな中見つけた少し安いお店「カウボーイズ」が伊東駅近くにあるのを見つけたので、爪木崎から1時間半ほど車を走らせた。目的のお店を見つけ中に入ると、カウボーイハットを被ったオーナーがお出迎え。店内は至る所に西部劇を思わせるオブジェが置かれていた。
この店では、オーナー以外には店員さんがいないようで、料理を運ぶのも食器を下げるのも全てセルフサービスのようだ。オーナーはとても気さくな方で、ダイエット中の僕はライスを少なめにしてほしいことを伝えたところ、 「カウボーイなら歯につまっちまう量だぜ」なんて笑いながら言った。ちなみに、注文したサーロンステーキの0.5ポンド(約180g)は、大量のもやしとともに姿を現した。ステーキ自体はとても柔らかく、味付けも万人受するように仕立てられている印象だ。
【写真】伊豆唯一の良心的な価格のステーキハウス「カウボーイズ」
【写真】カウボーイズ内では壁掛けのメニューを見てから注文
【写真】0.5ポンドのサーロインステーキは大量のもやしとともに登場
空腹を満たした後は、伊東マリンタウンという道の駅でお土産を物色。駐車場はかなり広く、土曜日の午後〜夕方でもそれなりに駐車するスペースは残っていた。道の駅というだけあって、メインは食事処やお土産販売であったが、遊覧船やシーサイドスパもあるようで、休憩を兼ねてゆったりするにはオススメの場所だと思う。
帰りはグリーン席に変更してゆったり帰宅
少し早めに車を借りた伊東駅に戻ってきてしまったので、新幹線の時間を早めようと熱海駅の中にある新幹線のチケット売り場にて当日の変更をお願いしようとしたら、全て満席。1時間以上もその場にいるのはなんとももったいない気がしたので、「時間をお金で買うと思えばいいか」と割り切ってガラ空きのグリーン席を追加料金で購入。案の定、車内は一般の指定席に比べてガラガラだった。結果的には、新幹線の中で今回の伊豆旅行(熱海〜下田方面)のエントリを車内で書くことができたので、ちょうどよかったのかもしれない。
【写真】帰りの新幹線がガラガラで喜ぶダンボーたち
なお、車を走らせる中で、『怪しい少年少女博物館』なる建物を始め、様々な少々怪しいテーマパークを見かけたので、興味と時間がある方は是非とも観に行ってみるといいかもしれない。僕は恐怖の方が勝ったため、そのまま通り過ぎることにしたが。
おまけ
【写真】「怪しい少年少女博物館」
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