【心踊る躍動感!】シルクドゥソレイユ(Cirque Du Soleil)「Totem」を観てきた感想を簡単にまとめてみたよー到底、同じ人間とは思えないー
“ダイハツトーテム、心が躍るようだった!!”
先日、東京公演のダイハツトーテムを観るために、平日に代休をもらってお台場まで行ってきました。東京公演の会場はお台場に建てられた「お台場ビックトップ」。
地図を頼りに会場に向かってみると、平日の日中に公演される回とはいえ、会場は満席御礼でした。
サーカスが好きになったきっかけは「うしおととら」で有名な藤田和日郎先生が描く「からくりサーカス」でした。この漫画は、才賀勝・しろがね・加藤鳴海の3人と仲町サーカスが織りなす不思議で、とても熱い物語でした。
その中で、サーカスパートが何度か挿入されるのですが、リングもテントもない状態で、団員が自身の体一つでサーカスの興行を1から始める姿に感銘を受けて、気づいたらサーカスが好きになっていました。
今回のテーマである「TOTEM」は、「ヒューマン・オデッセイー人類の旅ー」というもので、驚きに満ちた人類の旅路と、両生類が進化していき、飛びたいという究極の望みを叶えようとするまでの道のりを辿る物語だそうです。
演目の最初に現れる「クリスタル・マン」は、地球の生命の起源とされる地球に落ちた隕石や彗星の欠片をイメージしたもので、様々な生命の形態の象徴といった役割を担っています。
主な演目の流れは以下の通りでした。
【第一部】
カラペース(ハイ・バー)
フープ・ダンサー
リングス・トリオ
ユニサイクル・ウィズ・ボウル
クラウン・フィッシャーマン
ハンド・バランシング
クリスタル・レディー(フット・ジャグリング)
モンキー・ビジネス
【第二部】
トレアドール(ディアボロ)
ラブ・バーズ(フィックスト・トラピス・デュオ)
サイエンティスト(マニピュレーション)
クラウン・ウォータースキー
フープ・ダンサー
ローラー・スケート
ロシアン・バー
フィナーレ
一部と二部の間には、休憩が30分ありました。
開幕まで時間があり、内容にも大変期待していたため、パンフレットを購入。そして、パンフレットの中にはこんな話が書かれていました。
「新しいショーというのは真っ白なページのようなものです。ショーを立ち上げるたびに、私たち自身も殻を打ち破って生まれ変わるべく、果敢に挑戦する気持ちが必要です。果てしない想像力を持つロベール・ルパージュと才能あふれるクリエイター集団に新たなショーを依頼したときには、スリルあふれる挑戦に共に乗り出すことになると分かっていました。
さあ、重力のくびきから逃れ、トーテムポールの頂に座するワシのように力強く翼を広げるのです。ようこそ、偉大なる冒険の旅へ!」
《TOTEM 公式パンフレット》「ジル・サンクロワ」
実は、この「トーテム」は2010年4月22日のモントリオール・ワールドプレミアが初演で、そこからオーストラリア、カナダ、ニュージーランド、オランダ、イギリス、アメリカ、シンガポールといった各国を渡り歩いて、ようやく2016年の今年、日本での公演が開始されたのです。
特に特徴的なものは、「亀の甲羅」をイメージした舞台、「プロジェクションマッピング」の起用で、これらがパフォーマーとクリエイターたちの手によって、舞台の流れの中に華麗に織り込まれ、「トーテム」の世界観に更なる深みを与えてくれたのだと感じることができます。
どの演目も完成度が高く、さすが世界レベルのサーカス団と言えるほどの息を飲むようなアクションが目の前で次々と繰り広げられます。ドキドキさせ、息を殺し、パフォーマーが成功すると観客がほっと胸をなで下ろす。サーカスならではの一体感を感じられるのも、シルクドゥソレイユならではなのかもしれません。
【動画で見るTOTEM紹介】
東京公演は6月26日までで、それ以降は大阪・名古屋・福岡・仙台を巡演していくようですね。今ならチケットも買える日程があるようなので、この機会に観ようと思っている方はぜひ行ってみてほしいと思います。