【LINE】LINEスタンプを初めてリリースして学んだ5つのこと-やるべきことは盛りだくさん-
“LINEスタンプ公開したよっ!”
LINEスタンプ 第一弾「とら丸」
以前のエントリで書いたホワイトタイガーの「とら丸」が、LINEスタンプになりました。12月上旬に描き始めて、凡そ1ヶ月半ほどかけて完成させ、審査に出して4日ほどで承認されました。リリースから大体1ヶ月ほど経過したので、この経験から学んだ5つのことをまとめておきたいと思います。
とにかく「短期決戦」
漫画でも、イラストでも、小説でも何にでも共通するかもしれませんが、とにかく何が何でも「短期決戦」が最も大切だと気付きました。
特に、LINEスタンプを描くときは、イラストを最低でも40個準備しなくてはいけません。
40個と聞くと、「うわぁ、大変そう…」と感じる方も、「そのくらいならいけるんじゃない?」と感じる方もいるのではないかと思います。
ちなみに僕は後者でした。
ただ、実際には想像以上に大変で、自分のキャラクターに色んな表情をさせたり、ポーズを変えたりするのは骨が折れる作業ものでした。
大抵の場合、アイデアは閃いた瞬間が一番熱を持っていて、時間が経過するにつれて冷めていくものです。
「LINEスタンプを作るぞ!」と心に決めたら、まずは締め切りを設定して、下書き→ペン入れ→カラーリングまでの工程を決めて一気に描き上げよう。
「鉄は熱いうちに打て」
「鉄は熱いうちに打て」と昔からの格言にもあるように、まずは下書きで40個仕上げてから、一気にペン入れとカラーリングを終えましょう。ダラダラと進めているうちにリリースできないままになっている方は「完璧であること」という妄想を思い切って捨てることをお勧めします。
じっくり時間をかけて、1つずつ描きあげるよりも、製作予定のスタンプの全体像が見えるようになります。
およそ40個のスタンプイラストの原型が完成したら、jpegに変換してざっと眺めてみましょう。そうすると、修正したいイラストやボツにすべきイラストを見つけることができます。
僕はこの作業で4個のイラストをボツにしました。下描きの段階では良さそうに見えても、実際にペン入れしてみるとイメージと違ってくることもあるので、特にカラーリングの前にはこの作業をしっかりと行っておきましょう。
そして、見直し作業が終わったら、カラーリングも同じように一気に仕上げるようにしましょう。
カラーリングが終わったら、今度はきちんと拡張子をpngに変換して、塗り残しや描き漏れがないか入念に確認しましょう。
実際、申請したLINEスタンプがリジェクトされるのはこの「塗り残し」であることも多いようです。
「身近な人からアドバイスをもらう」
イラストを描いていると、段々とどれが使いやすくて、どれが使いにくいのかわからなくなってくることがあります。そうした時は身近な人にアドバイスをもらうようにしましょう。
あくまでも「売れるスタンプを作りたい」と考えているなら、実際に使う人に「欲しいスタンプ」「使いたいスタンプ」と思ってもらわなければいけません。
40個のスタンプが大体完成したら、まずは友人、家族、恋人といった身近な人に見てもらって、意見をもらうようにしましょう。案外、自分一人では思いつかなかったようなセリフやポーズが見つかるかもしれません。
ただし、あくまでも「参考にする」のであって「うーん、僕が欲しいのとはちょっと違うなぁ」と言われた時にそのスタンプ全てをボツにしてはいけません。その意見はあくまでもその人個人のものでしかないので、兎にも角にもリリースすることだけを優先しましょう。
「何度もチェックする」
どれほど完璧だと思っていても、必ず出てくるのが「透過忘れ」や「塗り忘れ」です。明らかなミスがあった場合、せっかくクリエイターズマーケット経由で審査に出してもリジェクトされることになってしまい、再審査に出さなくてなならなくなります。
反対に、言われなければ気づかないようなちょっとしたミスで審査に通してしまった場合、いかなる事情でも販売中のスタンプを修正することはできませんので、注意してください。
リジェクトされないため、そして販売後の修正を避けるためにも、何度も何度も繰り返しチェックをかけるようにしましょう。
「リリース後は宣伝をする」
「スタンプの販売を開始できた!これで僕も明日から億万長者だ!!」
なんて考えはLINEスタンプのリリース後、1カ月もすれば脆くも打ち砕かれます。
はっきり言いますが、ただ単にLINEスタンプを販売しただけでは、全く儲かりません。それどころか、ひどければ誰の目にも触れられずに埋もれていく可能性の方が高いです。
Twitterでも、Facebookでも何でも構いません。とにかく、あなたがせっかく労力を惜しんで描きあげたLINEスタンプをどんどん宣伝していきましょう。
どれほどイラストに自信があっても、どれほど万人受けするスタンプであっても、それが誰からも認知されなければ、当然のことながら売れることなく消え去ってしまいます。
ぜひとも、自分からアピールするようにしていくことを心がけてください。