【川越散策】川越の小江戸で食べ歩いた後、氷川神社行ってみたりしたー蔵造りの街並みと日本ながらの風景に癒されるー
“川越行ってみるか!!”
「川越の小江戸」は一見の価値があるとよく聞く。でも中々足を運ぶ機会も無かった。今回、秋晴れの爽やかな日差しを受けて、取材がてらに見にいくことした。
小江戸=川越駅、、、ではない!
川越駅に降り立った僕は、早速駅前から小江戸の街並みを見渡せるのかと期待していたが、目の前に広がるのはそこら辺にある駅と何一つ変わらない普通の街並みだった。
駅前の案内所にいた年配のお姉さんに聞いてみたところ、川越駅の3番バス乗り場から観光用の周遊バスが出ているとのこと。「一日フリー乗車券」で大人1枚あたり300円。周遊バス以外にも、東武バスであれば乗り放題ということで迷わず購入。そのままバスに揺られること約15分。
「時の鐘」
周遊バスから降りて、少し歩いたところに広がったのは小江戸風の情緒溢れる蔵造りの街並みだった。少し見上げてみると、「時の鐘」と呼ばれる川越のシンボルが高くそびえ立つ。周りに目立った高層マンション等もなく、まさに街全体で小江戸の雰囲気を作り上げているように感じることができる。
「時の鐘」
情緒あふれる蔵造りの町並みにひときわ高くそびえる川越のシンボル「時の鐘」。蔵造りの町並み「一番街」と同様に、城下の頃の面影を残す建造物で、江戸時代初頭から城下の町に時を告げ、庶民に親しまれてきた時計台である。
今から約400年前、当時の川越藩主だった酒井忠勝(さかいただかつ)によって創建されたといわれる。以来度重なる火災で鐘楼や銅鐘が焼失したが江戸時代を通じて度々建て替えられた。
いも恋やせんべいなどの食べ歩きが豊富
そして、何より特徴的だったのが「さつま芋餅団子」、「いも恋」、「昔づくりもち焼せんべい」や「ソフトクリーム」といった食べ歩き用のお店が数多く出店しているところだった。今回は玉子焼き専門店の「小江戸オハナ」へ足を運ぶ予定だったため、食べ過ぎないように注意するのがとても大変だったくらいだ。
小江戸オハナ
蔵造りの街並みを歩くこと約20分。到着したのは「小江戸オハナ」という卵焼きの専門店だ。ここでは、種々折々のメニューが用意されている一般的なファミレスとは異なり、「玉子焼き」や「極上 親子丼」を始めとした本格的にこだわった玉子料理を食べることができると聞いてやってきた。
今回僕が頼んだのは、「玉子焼き」と「極上 親子丼」。連れは「牛しぐれ煮のそぼろ重」を注文。
出てきた料理からふわっと広がる香りだけでもかなり期待をそそられる。親子丼に至っては、玉子の量とご飯の量を完璧にマッチさせているというこだわりよう。
川越の氷川神社
そして、再び周遊バスに乗り、川越の氷川神社へ。高さ15mにも及ぶ明神型の大鳥居に圧巻されつつ中へと足を運ぶ。後になって調べてみたところ、この氷川神社はかなり歴史も古いものらしい。
「氷川神社(川越)」
内には樹齢500年を超える木々で満ち溢れ、欅のご神木が風にざわめく。
ここ川越氷川神社の歴史はたいへん古く、古墳文化が伝えられた6世紀、欽明天皇の御代に武蔵一宮である大宮氷川神社を分祠したことに始まったといわれている。以後、太田道灌が川越城を築城して以来、当地の総社として崇敬され、「お氷川様」と呼ばれ親しまれてきた。
江戸彫りといわれる精巧な彫刻が施された社殿は天保13年(1842)、当時の城主松平斉典が寄進し建立したもので、朱色が鮮やかな鳥居(写真)の中央に記された社号額の文字は勝海舟の手によるもの。
同日に見た中秋の満月
そんなこんなで軽めに川越の小江戸を散策してきた帰り道、見上げると夜空に一際綺麗に輝く「中秋の満月」を発見したため、すぐに自宅に帰ってNIKON P510を取り出し、できる限りのズーム&接写モードで月を撮影してみた。この日は雲ひとつない綺麗な夜空だったためか、月の表面にある模様まで鮮明に写すことができた。