“ライリー、ライリー、こっち向いて♪”インサイトヘッドを観てきたけど、賛否両論の意味がわかって気もするー好きな人は好きだけど、嫌いな人は嫌いかもしれないー

“ライリー、ライリー、こっち向いて♪”

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前評判があまりよろしくなかったため、観に行くべきか、レンタル開始まで待とうか悩んでいたが、ちょっと時間ができたので劇場へ足を運んできた。
今回はライリーという女の子の頭の中にいる5人の感情たち「ヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリ」が主人公。現実世界でライリーが経験する数々の出来事に対して、感情たちがその場その場に適した反応をするようライリーの手伝いをする。そんな中、感情の1人であるヨロコビとカナシミが司令塔から放り出されてしまう。

 

【公式あらすじ】
田舎町に暮らす11歳の女の子ライリーは、父親の仕事の影響で都会のサンフランシスコに移り住むことになる。新しい生活に慣れようとするライリーの頭の中では、ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ビビリ、ムカムカたちが、ライリーの幸せのためという強い気持ちが原因で衝突していて……。

シネマトゥディ「インサイト・ヘッド

 

【公式トレーラー】

 

【評価(感想)】★★★★☆(星3.5つ)

 

ヨロコビ、頑張りすぎ

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人間の感情の中で、「楽しい」「ワクワクする」という気持ちはとても大切だと思う。新しい出会い、新しい体験、新しい知識、たくさんの出会いの中で、「次は何が起こるんだろう」と心を躍らせる反応をするのがヨロコビの役目。
でも、ヨロコビ以外の感情たちは、悲しさやイライラ、不安や怒りといったほぼ負の反応を引き起こす役目を担っている。そのため、ライリーが明るく楽しい人生を過ごしていくために、ヨロコビ一人が毎日毎日悪戦苦闘。
イライラ、ビビリ、イカリに関しては本人たちの性格は置いておいて、ライリーのためになろうと頑張っている(時もある)。だが、カナシミに至っては、何をしたいのかわからない。ヨロコビにむやみにライリーを悲しませないように手出し禁止を申し渡されても、勝手に手出しをしては“私はダメな子なの!!”と泣き出す始末。観ていてヨロコビが可哀想に感じてしまった。

 

ライリーだけじゃない、他の人の感情たち

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感情たちはライリーの中だけじゃなく、当然ながら他の人の中にもいる。本人の性格をベースとして感情たちも性格が与えられているため、その折々の反応や感情表現がとても面白く、練りこまれているところに感心した。
是非とも、お母さんやお父さん、その他のキャラクターたちの中にいる感情たちとのやりとりにニヤニヤさせられてほしい。

 

ヨロコビとカナシミ、表裏一体

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ヨロコビの仕事はライリーを笑顔にすること。イライラ、ビビリ、イカリはライリーを身の危険から守ること。それではカナシミは?
物語の中ではヨロコビの邪魔ばかりするカナシミ。カナシミがヨロコビの仕事を邪魔してばかりいることで、とうとうヨロコビはカナシミに見切りをつけるといったシーンもあった。
ただ、ストーリーを最後まで観終えたときにようやくカナシミの役割が『共感』であることがわかる。
序盤から中盤にかけては正直言って邪魔者以外の何者でもないカナシミは観客の目から見たら目の上のたんこぶに過ぎない。だからこそ、このインサイドヘッドの評価が大きく賛否両論に別れてしまっているのではないだろうか。

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