【懐かしさで胸が張り裂けそう】ドラゴンクエストイラストレーションズを買って一気に拝読したよー鳥山明ファン必携の一冊かー

“ドラゴンクエスト×鳥山明”

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たまたま立ち寄った本屋の一角にひっそりと佇んでいた一冊の大きな本を見つけました。

背表紙には「AKIRA TORIYAMA」の文字と共に「DRAGON QUEST Illustrations」の文字が刻印されています。

 

思わず手にとって表紙を眺めると、そのまま数分間食い入るように見つめてしまっていました。

 

歴代のドラゴンクエスト主人公たちが一堂に会し、こちらを見つめるそのイラストは、遠き過去、少年時代の僕の想い出を呼び起こすには十分なほどのインパクトがありました。

 

今にして思えば、そのままその画集をレジに持っていって購入したのは自然な流れなのかもしれません。

 

早速、一通り見終えた感想としては、やはりあのドラゴンボールの作者である鳥山明は偉大なイラストレーターであると感じました。

 

掲載されているイラストはドラゴンクエストⅠ〜ドラゴンクエストⅪまでのパッケージイラストや主人公、仲間たちや各職業、モンスター等多岐に渡っています。

 

特に、未登場のモンスターなどは作品に登場していても決しておかしくないクオリティだったりするので、この機会に見てみることをおすすめします。

 

一方で、各イラストに関する突っ込んだ解説や背景説明などが皆無なため、見る人によっては、イラストを無作為に羅列しただけのスクラップブックと大差無いように感じるかもしれません。

 

 

僕自身は、ファンブックとしての位置づけというよりも、ドラゴンクエストという作品に特化したプロのイラストレーターのポートフォリオを垣間見る感覚で使用しています。

 

改めて考えてみれば、あれだけのキャラクターやモンスターをイラストに起こしたのは本当に頭の下がる思いです。

 

鳥山明イラストの多くは、一見とてもシンプルな線で象られているように感じさせます。

しかし、いずれのイラストもなぜか非常に印象的な見た目で、記憶に強く残るのです。

 

このイラストブックを一ページ一ページ捲る度、当時の感動やプレイした時の思い出が呼び起こされてきます。

 

 

ドラゴンクエストファンも、鳥山明ファンも、ぜひ手にして欲しい一冊です。

ただ、上にも書いたように、個々のイラストに対する解説や背景説明がないことと、イラストの大半が発表済みのものとなるため、目新しさや深く突っ込んだ内容を期待している人は価格に対する満足度はそれほど高くない可能性もある点は注意してください。

 

反対に、普段イラストを描いたりする人にとっては、鳥山明というプロのイラストレーター(漫画家)のキャラクターメイキングはとても参考になりますので、どんな風にファンタジー作品のキャラクターやモンスターを描いているのか想像を膨らませてみてもいいと思います。

 

※ちなみに、ドラゴンボール版のイラスト集はこちら

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