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"今宵神が見捨てし過去を取り戻す"ー劇場版「名探偵コナン 業火の向日葵」の感想ー | たいようのライフログ

“今宵神が見捨てし過去を取り戻す”ー劇場版「名探偵コナン 業火の向日葵」の感想ー

“今宵神が見捨てし過去を取り戻す”

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どうも、七色たいよう(@nanairotaiyo)です。

本日公開の劇場版「名探偵コナン 業火の向日葵」を早速観てきました。

今作は黒羽快斗こと“怪盗キッド”と、工藤新一こと“江戸川コナン”が巨匠ゴッホの名画「ひまわり」を巡って熱い闘いが繰り広げられる素晴らしい作品でした。

 

【評価(感想)】★★★★★(星5つ)

元々は、「まじっく快斗」に登場する怪盗キッドが大好きで、世紀末の魔術師や銀翼の奇術師といった怪盗キッドが登場する作品というだけで僕にとっては観る以外の選択肢がありません。

 

そんな怪盗キッドが活躍する今作のあらすじは次の通り。

大富豪が集まるニューヨークのオークション会場で国際的名画が落札された。

それは、かつて日本で焼失したとされている、ゴッホの名画「ひまわり」。

他を寄せ付けない3億ドルという史上最高額でその絵を手に入れた鈴木次郎吉の目的は、世界に散らばる7枚の「ひまわり」を集めること。

そして過去にない大規模な展覧会を、鉄壁のセキュリティを誇る日本の美術館・レイクロックで開催することだった。

その夢のようなビッグニュースは全世界に配信され、コナンや蘭たちもその中継に見入っている。

「ひまわり」を護るスペシャリストたち、通称“7人のサムライ”が招集されようとしたその時、突如怪盗キッドが出現!必ず絵を奪うと宣戦布告して去っていった。

巨大宝石しか狙わないハズのキッドが何故?次の瞬間、騒然となる会場に現れたのは、キッドの噂を聞きつけたという高校生探偵・工藤新一の姿だった――。

そして後日「ひまわり」を載せた旅客機が日本へ向かう大空で、再び“白い影”の急襲が…!

いま、唯一無二の至宝を巡り、嘘と真実が入り乱れるアートミステリーの幕が開く!

(東宝公式サイト「名探偵コナン 業火の向日葵」より)

 

 

普段のコナンでは、怪盗キッドが登場する作品であってもその登場シーンは、殆どの場合作品の最初と最後だけで、いつも悶々としていましたが、今回は最初から最後までキッドが登場します。

 

いつも宝石だけを狙うキッドが、なぜ名画「ひまわり」を狙うのか。

人を傷つけることのない彼が、なぜ人に危害を加えるような場面にいたのか等、序盤からハイスピードな展開で物語に入り込むことができました。

 

今回のキーアイテムであるゴッホの名画「ひまわり」は、世界中に7枚存在しており、ゴッホ本人による贋作も含まれているとのこと。

 

とりわけ、第二次世界大戦の折に焼失したとされる「芦屋のひまわり」を巡るコナンvsキッドvs???という壮大なストーリーに仕上がっていて、観ていてずっとワクワクしていました。

 

ここ最近の映画版コナンは、推理要素は残しつつ、派手なアクションシーンも随所に散りばめられている。

 

序盤ではキッドによる脱出劇、中盤では飛行機事故とスカイダイビング、後半では毛利蘭による素手での大規模な壁破壊と至れり尽くせり。

 

しかし、空手を極めれば素手で壁を破壊できるのかについての答えはわかりません。

 

観る人によっては評価が分かれるポイントは、犯行の動機について。

名探偵コナンの推理パートが好きな人にとっては、キッドの動きにばかりフォーカスされていて、肝心の推理や犯行の動機が丁寧に描かれていない部分に不満があるようです。

 

確かに、振り返ってみると作品全体を通して考えてみると、アクションシーンがメインになってしまっている感が強かったかもしれません。

 

本当に上手だと思ったのは、アニメ「まじっく快斗」でキッドが宝石を盗み出す理由を描き、アニメ「名探偵コナン」で映画につながるようなコナンとキッドの闘いを見せ、その上で満を持したかのように怪盗キッドの活躍を描くメディアミックスの手法です。

 

単体の作品としてではなく、それぞれの作品をしっかりと描いた上での今作という面では制作側の本気度が伝わる気がします。

 

僕自身は充分に満足できたこともあり、時間とお金と気持ちに余裕がある方は、ぜひとも観てほしい作品です。

 

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